2008/01/25 ウェブ関連技術の標準化団体﹁W3C﹂︵World Wide Web Consortium︶が﹁HTML5﹂の策定に向けて活動を本格化しました。1月22日には﹁HTML5﹂の最初の草案を公開。2010年9月に正式な勧告としてリリースする予定だと発表しました。 普段からウェブ関連技術をウォッチしている方は別として、﹁なぜ今ごろ?﹂と、この突然のW3Cの動きに驚かれた方が多いのではないでしょうか。﹁そもそもW3Cがやる意味があるの?﹂という疑問の声も聞こえてきそうです。 標準化団体としてのW3Cのプレゼンスは、近年あまりに高いとは言えません。かつて1990年代後半から2000年ごろにかけて、誰もがW3Cの一挙手一投足に注目していた時期がありました。彼らの出してくる標準技術仕様こそが、インターネットを形成する共通言語だと、多くの人が信じていました。 ところが、現在広く使われて