自民党有志が新設目指す﹁国旗損壊罪﹂は表現の自由を脅かすか? 憲法学者が解説日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を罰する﹁国旗損壊罪﹂を盛り込んだ刑法改正が、自民党の議員有志によって再提出される可能性が出てきた。この法改正が﹁表現の自由﹂に与える影響とは何か? 武蔵野美術大学で憲法を教える志田陽子が解説する。 文=志田陽子︵武蔵野美術大学教授︶ (C)Photo AC 再提出された﹁国旗損壊罪﹂──憲法における名誉と愛﹁国旗損壊罪﹂法案 日本を侮辱する目的で日本国旗を傷つける行為を罰する﹁国旗損壊罪﹂を盛り込んだ刑法改正が、今国会で審議される可能性が出てきた。1月26日、自民党の議員有志でつくる﹁保守団結の会﹂所属の議員らが下村博文政調会長と面会し、﹁国旗損壊罪﹂を盛り込んだ刑法改正案を今国会に議員立法で提出するよう要請し、27日、下村氏は記者会見でこの提出を容認する考えを示したと
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