■要旨 李候補は政府の役割拡大を中心とする大きな政府を目指しているのに対して、尹候補は政府の役割をできるだけ小さくし、民間を中心に経済を成長させる小さな政府を志向している。 経済政策は、李候補が「基本シリーズ」、「555公約」、「政府の財政支出拡大」等の経済政策を推進する計画であることに比べて、野党「国民の党」の尹候補は、「力強い成長、温かい福祉、成長と福祉における公正性の確保」を主な内容とする、いわゆる「Yノミクス」に基づいて経済政策を実施する方針だ。 不動産政策について、李候補は国や自治体、韓国土地住宅公社等のような公共主導で住宅の供給を増やす方針であるのに対して、尹候補は貸出に関する規制を緩和すると共に民間企業を中心に供給を拡大しようと考えている。 労働政策については、李候補は文政権の労働政策は失敗しているが、基本方針は継承する考えだ。デジタル、エネルギー、公共保健を中心に300万人