3月8日、札幌市厚別区の70代の女性が、マイナンバーカードの情報などをもとに女性名義のインターネットバンキング口座を無断で開設され、約1400万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生した。 「1月中旬、女性の自宅に『総合通信局』の職員や警察官を名乗る人物から『あなたの口座情報が流出している』と電話があったそうです。その人物は女性にスマートフォンの機種変更を指示、その後、スマホのビデオ通話機能で女性の顔やマイナンバーカードを示すように命令したということです」(週刊誌記者) その後、「あなたの口座が凍結される」と無断開設した女性名義のネットバンク口座に預金を移し替えるように指示、女性はふたつの金融機関から現金を振り込んだ。 「金融機関の職員も、振込先が本人名義の口座だったことから詐欺を疑わなかったようです」と前出・週刊誌記者。 こうした事件が発生するなか、政府は3月5日にマイナンバーカードのIC