大阪弁護士会の弁護士が運営責任者と明示されたサイトで、店の予約キャンセルに関する損害金回収サービスについて、実際は利用していないのに利用したとする人の写真やコメントが無断で掲載されていたことがわかった。サイト上で「利用者の声」として紹介された人物とみられる居酒屋とカルチャー教室の関係者が取材に対し、回収サービスの利用を否定した。虚偽の内容を含む広告だった可能性がある。(浅野榛菜、林信登) 【写真】著名人も偽広告への注意を呼びかける 弁護士は川口正輝氏(38)。広告会社に弁護士名義を貸し、ロマンス詐欺の被害者から依頼された被害金の回収を行わせていた弁護士法違反(非弁提携)の疑いがあるとして、同会は昨年12月、川口弁護士の懲戒請求を公表した。大阪地検特捜部は2月、大阪市北区にある川口弁護士の事務所などを同容疑で捜索し、捜査を続けている。 予約キャンセルに関するサイトの名称は「ドタキャンガードマ