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都知事選
daiksy.hatenablog.jp
出戻りとして入社して1ヶ月が経ち、試用期間の1/3が終わろうとしています。 前回のエントリにも書きましたが、「技術グループ」というチームを横断した横串のエンジニア組織の専任エンジニアリングマネージャとして仕事を開始しました。 入社前に最初の1ヶ月でここまではやりたい、と思っていたことがおおよそできたような、少し届いていないような、そういう感覚です。 具体的になにをやったのかを、簡単に書いておこうと思います。 観察と情報収集 daiksy.hatenablog.jp ↑上記エントリでも書いたように、基本的には情報収集に最も時間を使いました。 毎朝30分CTOと1on1をし、目についた端からドキュメントを読みあさり、疑問があればまたCTOとの1on1で掘り下げる。主だったMTGを見学し、ひたすら観察する。こんな感じです。 エンジニア全員1on1 エンジニア組織専任のエンジニアリングマネージャと
リモートワークは会議室という物理的な制約がないので、ミーティングし放題だ。加えて、オフィスでその人の席まで歩いていってちょっと声をかける、ということができないので、そういうことをしたい場合は30分のテレビ会議を設定する、というようなことになる。 マネージャーという仕事をしていると、前述のような状況とあいまって1日の大半がミーティングで埋め尽くされてしまう。 たとえば、自分の勤務時間範囲のカレンダーから、「定例ミーティング」だけを抽出してみても以下のような有様だ。 このように、10時から16時までのコアタイムは定例ミーティングで埋め尽くされている。これに、採用面接であるとか、突発的な相談ごと、四半期ごとのミーティングなどが数少ない隙間をさらに埋めていく。 ミーティングによって生じるコンテキストスイッチに脳は破壊され、ミーティングの合間の30分間はお手洗いや次のミーティングの準備、あるいは脳を
いよいよ RSGT2022が迫ってきましたね! これはRSGT2022を待ちわびるアドベントカレンダーの記事です。 qiita.com RSGT 2022では、1月5日の14時からRoomCにて「Scrum@Scaleの理論と実装 - 組織をリファクタリングしながらスケールする」というお話をさせていただきます。 Scrum@Scaleを採用して運用しているチームに今年になって参画し、そこでの取り組みや「Scrum@Scaleってどういうものなの?」といったお話をさせてもらう予定です。 スクラムマスターとしての7ヶ月 さて、ぼくは2021年5月に今の会社にエンジニアリングマネージャーとして入社しました。現在のミッションは、Scrum@Scaleで運用されている部門全体を統括して、その開発プロセスを整えていくのが仕事です。他にも、社内にスクラムを横展開したり、採用・育成などエンジニアリングマネ
これは Chatwork Advent Calendar 2日目のエントリです。 また、このエントリの公開日翌日に開催される"だいくしーのスクラムBar #1" で取り扱うテーマについての詳細な解説記事も兼ねています。 chatwork.connpass.com スクラムマスターって何をする人なの? 本項ではこれについて少し考えてみたいと思います。また、ぼく自身が普段どういうことを考えながらスクラムイベントや、その他の仕事をしているか、なども書いてみようと思います。 スクラムマスターは、ソフトウェア開発に関する他の職種と比べても、具体的な職務内容がわかりづらい役割なのかな、と思います。少し乱暴な言い方をしてしまうと、デザイナーがいなければデザインはできないし、プログラマーがいなければアプリケーションコードを書くのはとても困難です。しかし、スクラムマスターがいなくても別に開発はできます。 そ
アジャイル開発をはじめて体験すると、いろいろな考え方を身につけるために苦労をすることがあります。 特に、相対見積もりや、ベロシティによる経験主義的な見通しの取り方について、実際に経験せずに理解するのは難しいようです。 そこで今日は、日常生活の中で馴染みの深い考え方を使って、説明を試みてみたいと思います。 「コース定数」でアジャイルな見積もりを考えてみる 国民的な娯楽である登山をやられる人なら誰もが知っている「コース定数」という考え方があります。みなさんもご存知かと思いますが、簡単に解説します。 山は、事前の計画がとても重要でありつつも、実際に登ってみないとコースの状態や、自分の体力がその山に適しているのかがわかりづらい遊びです。そういう意味では、経験主義的なアプローチが必要なソフトウェア開発に似ているとも言えます。 交通機関やレスキューの体制が整備されている街中と違い、山は自分の体がすべて
新しい会社に入社して1ヶ月半経った。 今回はエンジニアリングマネージャとしてのポジションでの採用で、過去4回の転職はすべてアプリケーションエンジニアとしての採用だったので、その差分に若干戸惑っている。時勢的にフルリモートワークというのも大きい...。 "成果"が見えにくい仕事に対する実感をどのように得るか まずひとつは、"成果"に対する手応えが異なること。エンジニア採用であれば、「入社最速RTA!!」などと言いながら、とりあえず小さなタスクを拾って入社後1週間以内くらいに自分の出した最初のプルリクエストがマージされれば、「最初のステップは超えた」という実感を得ることができた。 マネージメント職では、そのようなわかりやすい成果が見えづらい。そもそも、自分の打ち手が効果を発揮するのが翌月、みたいなリードタイムも珍しくないので、自分はちゃんと給料分働けているのだろうか、とまぁまぁ不安になる。そこ
12/22(火)に発売の書籍、『わかばちゃんと学ぶサーバー監視』と、それに先駆けて本の前半部分を技術書典で頒布した『マンガでわかるサーバー監視入門』を監修させていただきました。 わかばちゃんと学ぶ サーバー監視 作者:湊川あい発売日: 2020/12/22メディア: 単行本(ソフトカバー) ここでは本の宣伝をかねて、監修って何をやったの? みたいな裏話を書こうと思います。 きっかけは? ぼくは普段Mackerelというサーバー監視SaaSの開発チームのディレクターをしています。あるとき、著者の湊川さんと出版社の編集者さんから監修のご相談をいただき、お引き受けすることになりました。扱っているプロダクトの性質上、半分仕事みたいなものなのですが、仕事自体は個人でお請けした仕事という形です。 湊川さんからいただいたお話は、当初からMackerelを中心に据えてサーバー監視を説明する本にしたい、とい
社内勉強会で発表した内容を外向けに編集して書きます。 ぼくが勤める会社では、エンジニアメンターという制度があります。 developer.hatenastaff.com エンジニアメンターは定期的に1on1を開催するのですが、1on1は突き詰めて考えていくととても難しいものです。それこそちゃんとやろうと思うと、コーチングの専門的なスキルが必要だったりするわけですが、エンジニアメンターが全員プロ並みのコーチングスキルを保有する必要があるかというと、そんなことは無いと思っています (マネージャーなどの管理職であればそれなりにちゃんと勉強しておいてほしいですが)。 そこで、社内勉強会でエンジニアメンター向けに、このくらいのポイントを抑えておけばいいですよ、というのを伝えました。 ポイントは2つだけ エンジニアメンター制度における1on1は、コーチングなどの専門的なスキルを学んで取り組まなければな
はやいものでもう12月。今年もアドベントカレンダーがはじまりました。 本エントリは、Mackerelアドベントカレンダー2020の初日です。 監視は難しい Mackerelがローンチしてから6年が経ちました。この6年間、ぼくもほぼMackerelに関わる仕事をし続けています。6年前と比べて、多少はソフトウェア開発・運用の現場でも、監視の民主化みたいなものが浸透してきたかな、というのは感じつつあります。devopsというワードがバズワードではなく、エンジニア文化をあらわす一般的な用語として認知されつつあるのもそのあらわれでしょうか。 Mackerelを導入すれば、簡単に監視をはじめられますよ、と我々はお客さんに対して説明するわけですが、そうはいってもやはりまだまだ難しいところもあると思います。6年前に当時アプリケーションエンジニアとして正式ローンチ2ヶ月後にチームにジョインした当初のぼくなど
チーム全員フルリモートワークになって間も無く2ヶ月になろうとしている。 この傾向そのものは今後段階的に弱まっていくだろうが、リモートワークの取り組みは以前よりも促進されていくのだろう。 元々自分のチームは新しい取り組みに前向きなチームで、いろいろなチャレンジをこれまでにもやってきたが、この2ヶ月はさらにハイペースで様々なチャレンジを行ってきた。この2ヶ月を振り返って、その取り組みを書いておこうと思う。 夕会を新しく導入 チームではこれまで、昼の休み時間明けにデイリースクラムを担う昼会をやっていたが、これに就業時間直前の30分の夕会を取り入れた。 任意参加で、雑談をするための会。毎日時間になるとSlackにチャンネルにGoogle MeetのURLが流れてくる。 オフィスワークがゼロになり、これまでオフィスに集っているメンバー同士の雑談がなくなったことを補うのが目的。 ただ、これまでにも同様
ワーキングアグリーメント(Working Agreement)をご存知だろうか。 チームにはさまざまな暗黙の了解がある。たとえば、毎日14:00から昼会(デイリースクラム)をしますよ、とか、実装に着手する前にデザインドキュメントをこのフォルダに作ってレビューに出しますよ、とか、そういうやつである。 ワーキングアグリーメントは、こうした暗黙の了解を明文化し、チーム全員で合意を得ることを言う。 slide.meguro.ryuzee.com スクラムチームは、メンバーに自律的に振る舞うことを要求する反面、メンバーに非常に大きな裁量が与えられる。メンバーは基本的に与えられた裁量の範囲であれば、プロダクトのゴールを達成するために何をしてもよい。しかし、我々はチームとして仕事をしているわけなので、チームとしてアウトプットを出すためには個人の自由を制限するようなルールも必要である。たとえば、いくらメン
最近の感染症対策による社会情勢で、リモートでの対応が可能なものはそうしましょう、という雰囲気がある。 ぼくもここ数日、特に会社に行く強い必要性がない日は、通勤による感染リスクを気にして自宅で仕事をしている。通勤する場合は40分ほど電車に乗る必要があるので、混雑はしていないにしてもまぁまぁ気になるからだ。 自分が所属しているチームはリモートワークは慣れたもので、フルリモートの人も1人いるし、他のメンバーも日によってはぼくのようにスポットで自宅で仕事をすることもある。 職場だけではなく、たとえば自分がスタッフとして関わっているカンファレンスや、コミュニティのミーティングなどは、リモートで開催されることが多い。そもそもスタッフの居住地が日本全国に散らばっていて、物理的に集まることが難しいからだ。これももう慣れたもの。 このように、リモートでの仕事やミーティングにはなんの抵抗もない、と思っていたが
ありがとうございます。 出典 pic.twitter.com/XBXMywX8A4— Takafumi Yoshida (@zephiransas) 2019年4月9日
先日、社内でとあるチームからチームビルディングの依頼を受けました。 チームリーダーから要件をヒアリングしたところ、チームの特性としては以下のように整理することができました。 期間限定の短期決戦プロジェクトチーム 各チームから精鋭が集められた混成チーム チームビルディングということで、最初は無難にドラッカー風エクササイズをやろうかとも考えました。しかし、前述のような文化的背景が異なるチームから集まった短期決戦型のチームでは、もう少しコントラストの強い自己認識が必要ではないかと判断し、別の手段をとることにしました。それが、「カルチャーマップ」です。 「カルチャーマップ」は、エリン・メイヤーさんが著書『異文化理解力』で提唱した、多国籍チームの相互理解を深めるツールです。異なる国の人々がチームワークをするために必要と考えられる8項目について、それぞれの特性をマッピングします。国レベルで、文化的背景
昨日、以下のツイートをしたところそこそこ反響があった。 自分は今、コード書かずにマネジメントしかしてなくて、そんなポジションの人にそれほど価値ないでしょ、とか思ってしまうけど、こういうポジションの人がいないチームの話とか聞くと、やっぱりいたほうがいいんじゃないか、と思うし、ほとぼりが冷めるとまた自分は無価値のように思えてしまう。— だいくしー (@daiksy) February 18, 2019 エンジニアマネージャってなんか実績を示しづらいので、世の中の数多のマネージャ職に埋もれて、自分にスポットが当たりづらい、結果、キャリアに不安が拭えない、みたいなとこないです?— だいくしー (@daiksy) February 18, 2019 そこで、もう少し悩みを掘り下げてみる。 通勤電車内でiPhoneのメモに雑に書き並べただけなので、まとまりはない。 モダンなデベロッパー文化をチーム内で
このエントリは Engineering Manager アドベントカレンダー 12日目の記事です。 昨日は newtaさんのエンジニアリングマネージャのスキル習得 でした。 先日、DevLOVE関西 Engineering Manager を語ろうというイベントで1on1についてお話しました。 基本的にはスライドを見ていただければわかると思いますが、ある観点についてもう少し掘り下げようと思います。 対象読者は「人見知りでなんとなく1on1に苦手意識を持っているマネージャ」です。まさにぼくのことなのですが。 なぜ1on1に苦手意識があるのか 1on1に意味はあるのか? ぼくは普段の人付き合いに対しては人見知りですが、仕事のうえで必要なコミュニケーションはそれほど苦もなくこなせます。しかしどうにも1on1だけはずっと苦手意識がありました。それはなぜなのか。 ひとつは「メンバーが1on1に価値を
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