神戸市教育委員会は7日、今年8月末以降、運動会の組み体操の練習中に、市立小中学校30校の児童や生徒51人が負傷し、うち6人が骨折したと発表した。同市では、久元喜造市長が8月、組み体操の見合わせを市教委に要請していたが、市教委は﹁一体感や達成感が得られる演目だ﹂などとして、継続していた。市教委は﹁来年度以降は中止を含めて検討したい﹂としている。 市教委が、8月末から10月5日までの事故状況を市立小中学校に聞いたところ、6人が骨折し、1人が脱臼。捻挫が10人、打撲が16人だった。 市内では昨年度までの3年間に123件の骨折事故が起きていた。これを受け、久元市長は8月2日、市教委に組み体操の見合わせを文書で要請し、その後もツイッターで﹁やめる勇気を持ってください﹂などと学校関係者に直接訴えていた。 しかし、市教委は﹁すでに練習を始めた学校もある﹂などと組み体操を見合わせず、自主的に中止したのも2
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