Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2011-04-27 |
タイトル |
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言語 |
ja |
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タイトル |
神話としての弓と禅 |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
ID登録 |
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ID登録 |
10.15055/00000730 |
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ID登録タイプ |
JaLC |
著者 |
山田, 奨治
Search repository
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著者別名 |
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識別子Scheme |
WEKO |
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識別子 |
18961 |
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姓名 |
YAMADA, Shoji |
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言語 |
en |
抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
オイゲン・ヘリゲル著『弓と禅』は、日本文化論として広く読まれている。この論文では、ヘリゲルのテクストやその周辺資料を読み直し、再構成することによって、『弓と禅』の神話が創出されていった過程を整理した。はじめに弓術略史を示し、ヘリゲルが弓術を習った時点の弓術史上の位置づけを行った。ついでヘリゲルの師であった阿波研造の生涯を要約した。ヘリゲルが入門したのは、阿波が自身の神秘体験をもとに特異な思想を形成し始めた時期であった。阿波自身は禅の経験がなく、無条件に禅を肯定していたわけでもなかった。一方ヘリゲルは禅的なものを求めて来日し、禅の予備門として弓術を選んだ。続いて『弓と禅』の中で中心的かつ神秘的な二つのエピソードを選んで批判的検討を加えた。そこで明らかになったことは、阿波―ヘリゲル間の言語障壁の問題であった。『弓と禅』で語られている神秘的で難解なエピソードは、通訳が不在の時に起きているか、通訳の意図的な意訳を通してヘリゲルに理解されたものであったことが、通訳の証言などから裏付けられた。単なる偶然によって生じた事象や、通訳の過程で生じた意味のずれに、禅的なものを求めたいというヘリゲル個人の意志が働いたことにより、『弓と禅』の神話が生まれた。ヘリゲルとナチズムの関係、阿波―ヘリゲルの弓術思想が伝統的なものと錯覚されて、日本に逆輸入、伝播されていった過程を明らかにすることが今後の研究課題である。 |
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言語 |
ja |
書誌情報 |
ja : 日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要
巻 19,
p. 15-34,
発行日 1999-06-30
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ISSN |
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収録物識別子タイプ |
EISSN |
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収録物識別子 |
24343110 |
ISSN |
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収録物識別子タイプ |
PISSN |
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収録物識別子 |
09150900 |
書誌レコードID |
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収録物識別子タイプ |
NCID |
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収録物識別子 |
AN10088118 |
著者版フラグ |
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出版タイプ |
VoR |
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出版タイプResource |
http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |
その他の言語のタイトル |
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その他のタイトル |
The Myth of "Zen in the Art of Archery" |
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言語 |
en |
出版者 |
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言語 |
ja |
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出版者 |
国際日本文化研究センター |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
弓 |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
禅 |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
弓術 |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
弓道 |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
オイゲン・ヘリゲル |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
阿波研造 |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
神話 |
キーワード |
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言語 |
ja |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
神話作用 |