デビッド・ベナビデス
デビッド・ベナビデス︵David Benavidez、1996年12月17日 - ︶は、アメリカ合衆国のプロボクサー。アリゾナ州フェニックス出身。現WBC世界スーパーミドル級暫定王者。元WBC世界スーパーミドル級王者。
基本情報 | |
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本名 | デビッド・ベナビデス |
通称 |
El Bandera Roja(赤旗) The Mexican Monster(メキシカンモンスター) |
階級 | スーパーミドル級 |
身長 | 188cm |
リーチ | 193cm |
国籍 |
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誕生日 | 1996年12月17日(27歳) |
出身地 | アリゾナ州フェニックス |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 26 |
勝ち | 26 |
KO勝ち | 23 |
敗け | 0 |
来歴
2013年8月17日、ソノラ州プエルト・ペニャスコでデビュー戦を行い、初回KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。
2015年4月25日、アリゾナ州フェニックスのセレブリティ・シアターでロリン・ウィリアムズとNABF北米ライトヘビー級ジュニア王座決定戦を行い、初回KO勝ちを収め王座獲得に成功した[1]。
2017年9月8日、ラスベガスのハードロック・ホテル・アンド・カジノ内にあるザ・ジョイントでバドゥ・ジャックの王座返上に伴いWBC世界スーパーミドル級6位のロナルド・ガブリルとWBC世界スーパーミドル級王座決定戦を行い、12回2-1︵116-111、117-111、111-116︶の判定勝ちを収めスーパーミドル級史上最年少となる20歳での世界王座獲得に成功した[2][3]。
2018年2月17日、ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターでダニー・ガルシアVSブランドン・リオスの前座で、WBC世界スーパーミドル級5位のロナルド・ガブリルとダイレクトリマッチで再戦し、12回 3-0︵120-108×2、119-109︶の判定勝ちを収め初防衛に成功した[4][5]。2018年3月8日、WBCはベナビデスをWBCの2018年3月度の月間優秀選手賞に選出した[6]。
2018年5月、ボブ・アラムのトップランク社と契約したと発表されるが、これに元のプロモーターであったサンプソン・ルコウィッツがベナビデスと更新したばかりの2021年まで有効な契約があると激怒し、訴訟を起こすと[7][8]、ベナビデスは契約金25万ドルをボブ・アラムに返却し、サンプソン・ルコウィッツのもとに戻った[9]。
2018年9月18日、WBCが推進するボクシング・クリーン・プログラムでVADAによって8月27日にラスベガスで行われた抜き打ちのドーピング検査でベナビデスの尿サンプルからベンゾイルエクゴニン︵コカインの主要代謝物質︶の陽性反応が出たことが公表された[10]。
2018年10月3日、WBCはランキングを発表してべナビデスを休養王座に認定した[11]。
2019年9月28日、ロサンゼルス、ステープルズ・センターにてエロール・スペンス・ジュニアVSショーン・ポーターの前座で、WBC世界スーパーミドル級王者アンソニー・ディレルと対戦し、9回にディレルのコーナーが棄権の意思を示した為、KO勝ちで王座獲得に成功した。この試合でベナビデスとディレルそれぞれ100万ドル︵約1億1000万円︶のファイトマネーを稼いだ[12]。
2019年10月18日、ベナビデスの指名挑戦者アブニ・イルドリムが、WBCが推進するボクシング・クリーン・プログラムによるVADAのドーピング検査で禁止物資メチルクロステボルの陽性反応が検出されるも、禁止物資の摂取はイルドリムが意図したものでなく不注意によるものとして、WBCは処分を科さない決定を下し、イルドリムを指名挑戦者に承認した[13]。
2020年4月18日、ロアメル・アレクシス・アングロと防衛戦を行うことが決まっていたが新型コロナウイルスの影響で試合延期になった[14]。
2020年8月15日、WBC世界スーパーミドル級15位のロアメル・アレクシス・アングロと対戦し、初防衛を目指す予定だったが、ベナビデスが14日に行われた前日計量において、スーパーミドル級の規定体重である168ポンドを2.8ポンド︵1.27kg︶超過する170.8ポンドを計測、再計量のため時間の猶予を与えられるもそれを拒否して体重超過となった為、ベナビデスは王座を剥奪され、アングロが勝利した場合のみ王座を獲得できる変則条件で試合を行い、ベナビデスが10回TKO勝ちをしたため王座は空位となった[15]。
2021年3月14日、コネチカット州アンカスビルでWBC世界スーパーミドル級8位のロナルド・エリスとWBC世界スーパーミドル級挑戦者決定戦で対戦し、11回TKO勝ちで、王者のサウル・アルバレスへの挑戦権を獲得した[16]。
2021年8月12日、ベナビデスが新型コロナウイルスに感染したため同月28日に予定されていたホセ・ウスカテギとの試合が延期されることが報じられた[17]。
2021年10月28日、ホセ・ウスカテギと11月13日に対戦することが決定していたが、ウスカテギから禁止薬物の組み換えエリスロポエチン︵rEPO︶の陽性反応が出たためウスカテギが欠場になったことが発表され[18]、PBCは代役としてカイロン・デービスが出場することを発表した[19]。
2021年11月13日、アリゾナ州のフットプリント・センターでカイロン・デービスと対戦し、7回TKO勝ちを収めた。
獲得タイトル
脚注
(一)^ Iron Boy 20 results: David Benavidez scores first round knockout Sweet Boxing Ratings 2015年4月26日
(二)^ Benavidez beats Gavril for WBC 168lb title Fightnews.com 2017年9月8日
(三)^ 20歳ベナビデスがWBC王者に、IBF最新ランキング Boxing News︵ボクシングニュース︶ 2017年9月9日
(四)^ WBC champ Benavidez dominates Gavril in rematch Fightnews.com 2018年2月17日
(五)^ ガルシア一撃TKO、ベナビデスはガブリエル返り討ち Boxing News︵ボクシングニュース︶ 2018年2月18日
(六)^ RATINGS WBC公式サイト 2018年3月8日
(七)^ “David Benavidez contract at center of legal spat between promoters”. ESPN.com (2018年5月23日). 2018年6月27日閲覧。
(八)^ “David Benavidez Stays With Lewkowicz, Returns Top Rank Funds”. Boxing Scene.com (2018年6月11日). 2018年6月27日閲覧。
(九)^ “David Benavidez gives $250K bonus back to Top Rank, returns to Sampson”. ESPN.com (2018年6月12日). 2018年6月27日閲覧。
(十)^ “Super middleweight titlist David Benavidez tests positive for cocaine”. ESPN.com (2018年9月18日). 2018年10月8日閲覧。
(11)^ “Dirrell vs. Yildirim For WBC Title, Benavidez Champ in Recess”. Boxing Scene.com (2018年10月3日). 2018年10月6日閲覧。
(12)^ “Spence-Porter To Earn $2 million Each; Benavidez-Dirrell $1M”. Boxing Scene.com (2019年9月27日). 2020年1月6日閲覧。
(13)^ “Benavidez-Yildirim Approved By WBC, Doping Investigation Finished”. Boxing Scene.com (2019年10月18日). 2019年11月13日閲覧。
(14)^ “Top Rank postponements include Artur Beterbiev-Meng Fanlong fight card”. ESPN.com (2020年3月17日). 2020年3月18日閲覧。
(15)^ “Benavidez Almost 3 Pounds Overweight; Loses WBC 168-Pound Title At Scale”. Boxing Scene.com (2020年8月14日). 2020年8月29日閲覧。
(16)^ “カネロへの挑戦権獲得 188cm元王者の“重いフック”に米興奮﹁こいつの試合は楽しい﹂”. THE ANSWER (2021年3月15日). 2021年3月17日閲覧。
(17)^ “Source: Super middleweight David Benavidez tests positive for COVID, postponing Aug. 28 bout with Jose Uzcategui”. ESPN.com (2021年8月12日). 2021年9月13日閲覧。
(18)^ “Uzcategui Tests Positive For Banned Substance, Out Of 11/13 Fight With David Benavidez”. Boxing Scene.com (2021年10月28日). 2021年12月26日閲覧。
(19)^ “Sources: Jose Uzcategui tests positive for banned substance, pulled from Nov. 13 bout with David Benavidez”. ESPN.com (2021年10月29日). 2021年12月26日閲覧。
関連項目
外部リンク
- DAVID BENAVIDEZ - Sampson Boxing Promotions
- DAVID BENAVIDEZ - Premier Boxing Champions
- デビッド・ベナビデス (@benavidez300) - Instagram
- デビッド・ベナビデス (@Benavidez300) - X(旧Twitter)
- デビッド・ベナビデスの戦績 - BoxRec(英語)
空位 前タイトル保持者 バドゥ・ジャック |
WBC世界スーパーミドル級王者 2017年9月8日 - 2017年9月8日 - 2018年10月3日 |
空位 次タイトル獲得者 アンソニー・ディレル |
前王者 アンソニー・ディレル |
WBC世界スーパーミドル級王者 2019年9月28日 - 2020年8月14日(剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 サウル・アルバレス |