ヒコザル
ヒコザルは、ポケットモンスターシリーズに登場する1025種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
ヒコザル | |
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イッシュ | |
基礎データ | |
英語名 | Chimchar |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | モウカザル |
世代 | 第4世代 |
ポケモン学 | |
分類 | こざるポケモン |
タイプ | ほのお |
高さ | 0.5m |
重さ | 6.2kg |
特性 | もうか |
特徴
小さなサルのような姿をしたポケモン。腹には渦を巻いたような模様がある。尾に火が灯っており、これは体内で生成されたガスが燃えているもので、雨に当たった程度では消えることがない。断崖絶壁に生息すると言われている。小さい体ならではの身軽な動きで、どんな険しい道でも難なく登る。寝るときは尾の火を消して眠る。
ゲームでのヒコザル
﹃ダイヤモンド・パール﹄より登場。くさタイプのナエトル・みずタイプのポッチャマとともに、最初に入手できるポケモンの1匹。シンオウ地方では数少ないほのおタイプである。﹁こうげき﹂﹁とくこう﹂﹁すばやさ﹂がやや高い。ピンチになると攻撃力が上がる﹁もうか﹂という特性を持つ。レベル14でモウカザルに進化する。野生では出現しない。
アニメでのヒコザル
﹃ダイヤモンド&パール﹄で登場したサトシのライバル、シンジのポケモン︵後にサトシのポケモン︶として登場。鳴き声は林原めぐみが担当。
シンジがシンオウに戻ってからゲットしたらしくザングースに追いつめられた時に猛火を越えた炎を出してザングースを撃破したため、その力を見込んでシンジにゲットされる。だがその凄まじい炎の力はあれ以来出せずにおり、その為シンジは、ギリギリまで追いつめてその力を出すようヒコザルに無茶なバトルをさせていた︵過酷なものだったが︶。だがそれでも一向にその力をものにすることが出来ない為か、シンジは徐々にヒコザルに対して焦燥を抱くようになり、罵りとも取れる言葉を投げかけたりもしたが、ヒコザル自身はシンジの期待に応えようとがんばっていた。
しかし51話であの凄まじい炎の力を出すきっかけとなったザングースに攻撃できなかったのをきっかけに、ついにシンジに見限られ逃がされる。その直後ヒコザルのがんばりをずっと見ていたサトシに拾われ、彼のポケモンとなる。その翌日、サトシはヒコザルを使い、シンジとのタッグバトルに勝利した。すぐにサトシにはなついたものの、今までトレーナーおよびポケモン同士の触れ合いとはほど遠い生活を送っていた為か、サトシ達の生活に戸惑う。それに練習バトルの際はポッチャマに負け、サトシに叱られるのに怯えていたが、逆にサトシはヒコザルを﹃相性の悪い相手をあそこまで追い込めてすごい﹄と褒め、さらに他の皆にも優しくされ、今まで抑圧されていた辛い感情を爆発させて思い切り泣いた。その後、仲間を助ける為にザングースの群にサトシと共に挑み見事撃退し、その際トラウマを克服し真の意味でサトシの仲間になったようである。︵シンジはヒコザルに変わるほのおポケモンとしてDP66話からブーバーをゲットしている。︶本来はバトルに勝つとはしゃぐという無邪気で明るい性格であり、シンジとの旅ではそれをずっと押さえつけられていたが、サトシ達との触れ合いで取り戻す。
﹃灼熱のヒコザル﹄でシンジと再会した時は彼に対して怯えの色はまだあったものの、サトシとバトルして欲しいと訴えるなど自己主張はできるようになった。シンジのリングマとバトルするが、﹁ひみつのちから﹂を受けて怯むなどして追い詰められるも﹁もうか﹂およびあの凄まじい炎を発動させ、強力な﹁かえんぐるま﹂でリングマを一撃で倒す。その後力を制御できずに暴走し、サトシ達にも攻撃するが、サトシの呼びかけで正気を取り戻す。その際は自分でも抑えられずに,仲間達にも攻撃してしまうような力に怖がっていたが、サトシ達の励ましのおかげで悲観にくれずにすんだ様子。
トバリシティのジム戦ではアサナンに一時退却を余儀なくされルカリオと戦うも破れなんの見せ場もなかった。しかしヨスガシティのジム戦ではムウマージ、フラワイドを立て続けに倒し健闘しサトシに勝利を導いた。ミオジム戦でもドーミラー、ハガネールを立て続けに倒し検討するもトリデプスのメタルバーストに破れた。
ナナカマド研究所にいた初心者用のヒコザルは、ポッチャマのポケモンフーズを横取りするなどイタズラ好きな性格をしていた。こちらのヒコザルは津村まことが鳴き声を担当した。
﹃ポケモン☆サンデー﹄内アニメ﹃ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊﹄では探検隊に憧れるポケモンとして登場。ポッチャマやキマワリとともに﹁ポケダンズ﹂を結成する。声優は山口勝平。
ポケモンカードでのヒコザル
炎タイプのたねポケモン。初登場はポケモンカードDP エントリーパック。進化形のモウカザル、ゴウカザルとセットで収録されている。ランダム構築スターター スタンダードデッキ、拡張パック第1弾「時空の創造 ダイヤモンドコレクション」「時空の創造 パールコレクション」にも収録されているほか、イラストの異なるプロモーションカードも存在する。
映画でのヒコザル
2007年公開の﹃ディアルガVSパルキアVSダークライ﹄に登場。アリスのポケモン。ヒコザルの炎でアリスの熱気球を動かしていた。ただし声優は不明。
2008年公開映画﹃ギラティナと氷空の花束 シェイミ﹄ではサトシのヒコザルが登場した。声優はテレビ同様林原めぐみ。
その他におけるヒコザル
漫画﹃ポケットモンスターSPECIAL﹄ダイヤモンド・パール編の主人公の一人、パールのポケモン。ニックネームは﹁サルヒコ﹂。
﹃ポケモン☆サンデー﹄では2007年10月以降、ゴンベとの交代でポケサンカンパニーの情報部に所属。アメリカから来た女の子で、頭にリボンをつけているのが特徴。着ぐるみの声は下屋則子。