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{{Infobox motorsport championship
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| category = [[フォーミュラカー|シングルシーター]]
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'''FIA フォーミュラE世界選手権''' (''FIA Formula E World Championship''、フォーミュライー、''FE''︶は[[二次電池式電気自動車|バッテリー式電気自動車]] (BEV) の[[フォーミュラカー]]による[[レース]]シリーズ。﹁'''電気自動車の[[フォーミュラ1|F1]]'''﹂とも評される<ref name=":0">{{Cite web |title=“電気自動車のF1”フォーミュラEの国内初レース 東京で開催 {{!}} NHK |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240330/k10014407911000.html |website=NHKニュース |date=2024-03-30 |access-date=2024-03-31 |last=日本放送協会}}</ref>。[[2014年]]9月から開催されている。 == 概要 ==
[[File:Formula E - Berlin 2015 - Daniel Abt.jpg|thumb|240px|[[アプト・スポーツライン|アウディ・スポーツ・アプト・フォーミュラEチーム]]のマシン(2015年、ベルリン)]]
[[ファイル:2023-04-22 Motorsport, ABB FIA Formula E World Championship, Berlin E-Prix 2023 1DX 1278 by Stepro.jpg|thumb|right|240px|2023年ベルリンe-Prix]]
2012年8月27日、[[国際自動車連盟]] (FIA) がシリーズ設立を発表した<ref>"[http://www.fia.com/new-fia-formula-e-championship New FIA Formula E Championship]". 国際自動車連盟.︵2012年8月27日︶2013年10月20日閲覧。</ref>。フォーミュラEホールディング (FEH) がシリーズを運営し、同社[[最高経営責任者|CEO]]にはスペインの実業家{{仮リンク|アレハンドロ・アガグ|en|Alejandro Agag|preserve=1}}<ref>[[GP2]]と[[GP3]]に参戦する{{仮リンク|アダックス|en|Addax Team|preserve=1}}のオーナーで、かつては[[スーパーアグリF1チーム]]の株式買収候補として噂された。</ref>が就任した。都市部の[[大気汚染]]対策となる電気自動車の普及促進を狙い、レースは世界各地の大都市や有名リゾート地の[[公道コース|市街地コース]]で行なわれる<ref>"[https://www.as-web.jp/past/%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%a9e%e3%80%81ev%e6%99%ae%e5%8f%8a%e4%bf%83%e9%80%b2%e3%82%92%e7%8b%99%e3%81%84%e5%a4%a7%e9%83%bd%e5%b8%82%e3%81%a7%e9%96%8b “フォーミュラE”、EV普及促進を狙い大都市で開催]". オートスポーツweb.︵2012年8月10日︶2013年10月22日閲覧。</ref><ref>川原田剛 "[http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/motorsports/2013/11/14/post_9/index2.php 鈴木亜久里、プロストが参戦する﹁フォーミュラE﹂って何だ? page2/3]". Web Sportiva.︵2013年11月14日︶2013年11月16日閲覧。</ref><ref>ただし2015 - 16年以降は常設サーキットでのレースが毎年1戦行われている。</ref>。シリーズは秋に開幕し、年をまたいで年間10戦程度が行なわれる。シリーズ発足当初は世界選手権ではなかったため、各イベントは[[グランプリ]]︵GP︶ではなく'''e-Prix'''︵イープリ︶と呼ばれ、世界選手権に昇格後も引き継がれている。 運営の効率化やチーム運営費用の削減などの目的もあり、レースの本部及び各チームのファクトリーは全て[[ドニントンパーク]]に集約されており、[[2014年]]1月に建物がオープンした<ref name=donington>[http://www.donington-park.co.uk/news/2014/01/23/formula-e-to-build-new-headquarters-at-donington-park/ Formula E to build new headquarters at Donington Park] - ドニントンパーク・2014年1月23日</ref>。またこの関係から、マシンテストは当初全てドニントンにて行われていた。ただし商業面の担当部門はロンドン市内にオフィスを構える<ref name=donington />。
初年度の2014 - 15年は「[[スパーク・ルノー・SRT 01E]] (Spark-Renault SRT_01E) 」と呼ばれる専用マシンを用いた[[ワンメイクレース]]として実施される。2015 - 16年はシャシーはワンメイクとなるものの、パワートレインについてはチーム独自に製造・改良することが認められる。搭載バッテリーの充電量に限度があるため、ドライバー1名あたり2台のマシンを使用し、レース中にピットで乗り換えなければならない<ref name="auto916">"[http://jp.autoblog.com/2013/09/15/spark-renault-srt-01e-formula-e-frankfurt-2013/ 【フランクフルトモーターショー2013】フォーミュラE用のEVマシンがお目見え!]". autoblog 日本版.(2013年9月16日)2013年10月20日閲覧。</ref>。なお2018 - 2019シーズンからは乗り換えが無くなり、ドライバーは1台のマシンで完走することが求められるようになる<ref>[https://jp.motorsport.com/formula-e/news/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9e-%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B35%E4%BB%A5%E9%99%8D%E3%82%82-%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%92%E5%AD%98%E7%B6%9A%E3%81%B8-903620/ 【フォーミュラE】シーズン5以降も、ピットストップを存続へ] - motorsport.com 2017年5月10日</ref>。将来的には停車中に[[非接触電力伝送|ワイヤレス充電]]するシステムや、コース上の給電レーンを走行してワイヤレス充電する「ダイナミック・チャージング」の導入を目指している<ref>平澤寿康 "[https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/617/2617979/?r=1 クアルコムがカーレース『フォーミュラE』とのパートナーシップを発表]". 週アスPLUS.(2010年9月10日)2013年10月20日閲覧。</ref><ref>"[http://f1-gate.com/formula_e/fe_20813.html フォーミュラE、レース中のワイヤレス充電の導入を目指す]". F1-Gate.com.(2013年9月10日)2013年10月20日閲覧。</ref>。
また、ワイヤレス給電などのテクニカルパートナーとして[[クアルコム]]と契約を結んでいるほか<ref>[http://www.fiaformulae.com/news/qualcomm-named-as-technology-partner Qualcomm becomes Founding Technology Partner of FIA Formula E Championship] - Formula E・2013年9月9日</ref>、物流面では[[DHL]]と契約し、同社が全面的にマシン等の機材輸送を担当する<ref>[http://www.fiaformulae.com/news/dhl-named-as-logisitics-partner DHL delivers Formula E across the globe] - Formula E・2013年9月10日</ref>。2017 - 2018シーズンからはオフィシャルアパレルパートナーに[[ヒューゴ・ボス]]がついているほか<ref>[https://www.as-web.jp/f1/179426?all ヒューゴボス、30年以上のF1スポンサー活動を打ち切り、フォーミュラEにスイッチ] - オートスポーツ・2017年11月15日</ref>、同シーズン途中より[[ABBグループ]]がシリーズ全体の冠スポンサーとなった<ref>[https://www.as-web.jp/overseas/192129?all フォーミュラE:オートメーション技術大手『ABB』がシリーズの冠スポンサーに就任] - オートスポーツ・2018年1月10日</ref>。
オフィシャルカーは2021 - 2022年のシーズン8からフォーミュラE公式パートナーの[[ポルシェ]]が提供、[[セーフティーカー]]に[[ポルシェ・タイカン|タイカン]]・ターボSを2台<ref>{{Cite web|和書 |title=フォーミュラEの新セーフティカーに『ポルシェ・タイカン・ターボS』が登場。開幕戦での初披露を予定 {{!}} 海外レース他 {{!}} autosport web |url=https://www.as-web.jp/overseas/777744 |website=AUTO SPORT web |date=2022-01-19 |access-date=2022-10-10 |language=ja}}</ref>とオフィシャルカーに[[ポルシェ・マカン|マカン]]を2台の計4台を提供している。なお、セーフティーカーのドライバーは、長年[[世界ツーリングカー選手権|WTCC]]でセーフティーカーのドライバーを務める[[:en:Bruno_Correia|ブルーノ・コレイア]]が務める。 2020 - 2021年のシーズン7ではMINIエレクトリック・ペースセッターが公式セーフティーカーとして採用されていた<ref>{{Cite web|和書|title=F1はアストンマーチン、フォーミュラEはMINIの電動セーフティーカーを採用 |url=https://formula1-data.com/article/mini-electric-pacesetter-to-official-safety-car-of-formula-e |website=Formula1-Data / F1情報・ニュース速報解説 |access-date=2022-10-10 |language=ja |first=AKAI Taro / |last=AT&A}}</ref>。
またサポートレースとして、[[人工知能]]が操る自動運転車によるレース『ロボレース』の計画が進んでいる。フォーミュラEと同じコースで、60分間のレースを行う。全10チームの参加を想定しており、各チーム2台ずつ、合計20台の無人レーシングカーが参戦する。この内1チームは、世界中から自動運転関連技術のエキスパートを集めた混成チームとなる予定<ref>[http://as-web.jp/news/info_smart.php?c_id=5&no=69903 フォーミュラE、16/17年に自動運転レースを併催] オートスポーツweb(2015年12月1日)2015年12月24日閲覧</ref>。
シリーズ開始以来、シーズン6までは[[世界選手権大会]]ではなかったが、2020年に開幕するシーズン7より[[国際自動車連盟]](FIA)主催の世界選手権大会として開催されることが発表された<ref>[https://jp.motorsport.com/formula-e/news/formula-e-receives-fia-world-championship-status-for-2020-21/4606245/ フォーミュラE、2020年スタートのシーズン7からFIAの世界選手権に] motorsport.com(2019年12月3日)2019年12月4日閲覧</ref>。これにより、[[フォーミュラ1|FIA フォーミュラ1世界選手権]](F1)、[[世界ラリー選手権|FIA 世界ラリー選手権]](WRC)、[[FIA 世界耐久選手権]](WEC)、[[世界ラリークロス選手権|FIA 世界ラリークロス選手権]](World RX)、[[世界カート選手権|CIK-FIA 世界カート選手権]]と同等のレーシングカテゴリとなる。
2024年3月30日に、フォーミュラEとして日本初のレースが東京で開催された<ref>{{Cite web |title=日本初開催の2024年フォーミュラEカレンダーが決定。中国・上海での開催も {{!}} 海外レース他 {{!}} autosport web |url=https://www.as-web.jp/overseas/1003645 |website=AUTO SPORT web |date=2023-10-20 |access-date=2024-01-08 |language=ja}}</ref><ref name=":0" />。(→[[東京 E-Prix]])
== レギュレーション ==
特に記載がない限り、フォーミュラE公式サイト<ref>"[http://www.fiaformulae.com/guide/event-format Event Format]". Formula E. 2013年10月20日閲覧。</ref>、FIAプレスリリース<ref>"[http://www.fia.com/championship/fia-formula-e-championship/2013/fia-formula-e-championship FIA Formula E Championship]". FIA.(2013年12月)2014年2月9日閲覧。</ref><ref name="wmsc0411">{{Cite web|url=http://www.fia.com/news/world-motor-sport-council-friday-11-april-marrakech |title=World Motor Sport Council - Friday 11 April, Marrakech |publisher=[[国際自動車連盟]] |date=2014-04-11 |accessdate=2014-04-13}}</ref>より。
* 選手権はドライバー部門とチーム部門がある。ドライバー部門は全成績が対象。2014-15シーズンで適用されていた年間成績のうち最も成績が悪かった1戦を切り捨てる[[有効ポイント制]]は廃止された。チーム部門も同じく全成績が対象となる。
* ポイントは1位から10位まで順に25-18-15-12-10-8-6-4-2-1ポイント。ポールポジション3ポイント、ファステストラップ1ポイント(シーズン2までは2ポイント)、グループ予選最速1ポイント(2019 – 2020シーズンから2021 - 2022シーズンまで)。
** ファステストラップについては、2016 - 2017シーズンにおいて、ファステストラップを記録したドライバーが全戦において入賞圏外もしくはリタイアしたドライバーであったため、2017 - 2018シーズンよりトップ10の中で最速タイムを記録したドライバーにポイントが付与されることになった。
* レースは基本的に土曜日<ref>土曜日・日曜日の2日間でレースを行う場合もある</ref>のワンデイイベント。
** 練習走行は1回のみ、60分。
** 予選は55分。ただし走行時間は40分。5台ごとにグループとなり計4グループに分かれて行う。各グループで10分間タイム計測を行う。練習走行のタイム順に1台ずつ出走し、最大4周まで︵アタックラップは2周︶。2015 - 2016シーズンから2020 - 2021シーズンまでは各グループの走行時間が6分間に短縮される一方で、予選上位5位(2018 – 19シーズンより6位までに拡大)までの車による[[スーパーポール]]方式のタイムアタックが行われる<ref>[http://www.fiaformulae.com/en/news/2015/september/formula-e-launches-super-pole-shoot-out.aspx Formula E launches Super Pole shoot-out] - Formula E・2015年9月18日</ref>。2021 - 2022シーズンより予選方式が変更され、選手権順位を基にA,Bグループと分けて予選を行い、各グループの上位4台︵合計8台︶が次のラウンドへ進出してポールポジションを競う﹁デュエルズ予選﹂が追加された。 ** 決勝レースは最大で60分(2018 – 19シーズンから2021 - 2022シーズンまではタイムレース制で行われ、45分+1周のレースに縮小)。[[フォーメーションラップ]]を行わず<ref>2014 - 15年シーズンの開幕戦にてフォーメーションラップを行ったが、バッテリー残量を節約するため車列が極端なスロー走行になってしまい、第2戦よりルールが変更された。</ref>、原則としてスターティンググリッドから2列下がったダミーグリッドについた後<ref>ダミーグリッドのスペースが確保できない場合など、別の場所にダミーグリッドを設けて移動する場合もある︵ディルイーヤ戦、ニューヨーク戦、ソウル戦など︶。</ref>、スターティンググリッドに移動してからスタンディングスタートでレースが開始される。2022 - 2023年シーズンより周回制のレースに戻ることとなった。 * タイヤがパンクした場合を除き、マシン乗り換え時にタイヤ交換作業は行えない。
* 練習走行と予選ではパワーユニットの最大出力 (200[[ワット|kW]]/270[[馬力#英馬力|bhp]]) を使用可(2018-19シーズンより250kW)。決勝レース中はセーブモード(初年度は150kW/202.5 bhp、2年目,3年目は170kW、4年目は180kW、5年目から7年目は200kW、8年目より220kW)に制限される。
* [[ソーシャルネットワークサービス|SNS]]上の人気投票で選ばれたドライバー3名(2018 - 19シーズンより5名に拡大)に、レース中エキストラパワーの使用を認める「Fan Boost(ファン・ブースト)」制度を2021 - 2022シーズンまで採用。
**初年度はレース中5秒間だけ最大出力を180kW/243bhpに上げることが出来る<ref name="ahead">世良耕太 "[http://autoc-one.jp/renault/special-1647054/ ahead 1月号- EVのF1開幕元年“Formula E”とは何か]". オートルックワン.(2014年1月31日)2014年2月9日閲覧。</ref>。2年目から4年目までは乗り換え後のレース後半に1回のみ、180kWから200kWの範囲内で100kJのエネルギーが使える(秒数制限はなし)。5年目から8年目まではレース後半23分を経過してから1回のみ使用可能。
**ファン投票の締切り期限は、初年度はレース開始まで、2015 - 16年からはレーススタート6分後まで。
* 5年目より、アクティベーションゾーンを通過することで数分間最大出力の上限が上昇する「Attack Mode(アタックモード)」をスイッチ操作で使用できる。なお、このアタックモードはレース毎に規定回数使用しなければならず、1回でも使用していなかった場合はレース終了後にペナルティが科される。
* 参戦するには最低でも[[モータースポーツライセンス#四輪自動車|国際B級ライセンス]]を持った上でFIAからeLicenceを取得する必要がある。
* 1シーズンにつき、各ドライバーは車毎にモーター・バッテリーパック・ギアボックスの使用は1つまで。
* 1イベントにつき、最大で5つの前輪用タイヤと5つの後輪用タイヤが使用できる。
* 1チームに於いて車のオペレーションスタッフは12名まで。
* セーフティカー手順はFIA標準に従う。
* 公式以外のテストは認めない。
* 2016年より、ドライバー部門のシリーズチャンピオンは[[スーパーライセンス]]の発給資格を得る<ref>[http://www.fia.com/news/world-motor-sport-council-2015-mexico WORLD MOTOR SPORT COUNCIL 2015 - MEXICO] - FIA・2015年7月10日</ref>。
== マシン ==
=== 第1世代 ===
[[ファイル:Spark-Renault SRT 01 E (Formula E).JPG|thumb|300px|スパーク・ルノー・SRT 01E]]
[[ファイル:Spark-Renault SRT 01E rear tyre 2013 Tokyo Motor Show.jpg|thumb|180px|ミシュラン製全天候型18インチタイヤ]]
[[ファイル:2018 New York ePrix td Saturday 093 - eVillage, Audi Sport.jpg|thumb|right|180px|シーズン3以降の新型フロントウィング]]
{{main|スパーク・ルノー・SRT 01E}}
2013年9月の[[フランクフルトモーターショー]]で「スパーク・ルノー・SRT_01E」が披露された<ref name="auto916"/>。設計はスパーク・レーシング・テクノロジー<ref>[[GP2]]に参戦する[[ARTグランプリ]]の創始者フレデリック・ヴァスールが代表を務める新会社。ヴァスールは以前にも電動フォーミュラカー「[[フォーミュレック・EF01]]」を開発している。</ref>が担当し、パワートレイン全体を監修するテクニカルパートナーに[[ルノー]]が就き、後述する主なサプライヤーから供給される各種コンポーネントを統括する<ref>[http://www.fiaformulae.com/news/formula-e-unveils-new-car Formula E unveils new Spark-Renault SRT_01E at Frankfurt Motor Show] - Formula E・2013年9月10日</ref>。開発ドライバーには[[ルーカス・ディ・グラッシ]]<ref>[https://www.as-web.jp/past/%e3%83%91%e3%83%af%e3%83%bc%e6%8a%91%e3%81%88%e3%80%81%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%a9e%e3%81%ae%e6%96%b0%e8%bb%8a%e5%88%9d%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%e3%82%92%e5%ae%9f%e6%96%bd パワー抑え、フォーミュラEの新車初テストを実施] - オートスポーツ・2013年11月21日</ref>、[[佐藤琢磨]]<ref>[https://www.as-web.jp/past/%e4%bd%90%e8%97%a4%e7%90%a2%e7%a3%a8%e3%80%81%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%a9e%e3%81%ae%e9%96%8b%e7%99%ba%e3%83%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%ab%e5%b0%b1%e4%bb%bb 佐藤琢磨、フォーミュラEの開発ドライバーに就任] - オートスポーツ・2013年11月20日</ref>が起用される。
動力性能的には[[フォーミュラ3|F3]]マシンと同等レベル<ref name="ahead"/>。0–100 km/h加速は2.9秒、市街地コースのため最高速度は225km/h程度に抑えられる︵いずれも想定値︶。市販EVは変速機非搭載︵最終減速のみ︶だが、フォーミュラEでは4段ギアボックスを搭載する<ref name="ahead"/>。 シャシーは、F1などのオープンホイールカーのレースで常に憂慮されるタイヤ同士の接触を原因とする車体が宙に舞うクラッシュを極力防ぐための工夫が凝らされている。フロントウィングの翼端板は正面から見た時にフロントタイヤのトレッド面を完全に覆う形状となっている他、サイドポンツーン後部はリアタイヤ前部のトレッド面を、さらにリアウイング下部と一体になったバンパーがリアタイヤ後部のトレッド面を覆い、トレッド面同士の接触を防ぐ構造になっている。また、コクピット両側には翼断面形状のクラッシャブルストラクチャーが取り付けられている。
ミシュランが供給するタイヤは18インチの溝入り全天候型タイヤとなり、1イベントにつき1台のマシンが使用可能なタイヤは1.5セット(6本)に限られる<ref>[https://www.as-web.jp/past/%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%a9e%e3%80%81%e5%85%a8%e5%a4%a9%e5%80%99%e5%9e%8b%e3%81%ae18%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%81%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%82%92%e6%8e%a1%e7%94%a8 フォーミュラE、全天候型の18インチタイヤを採用] - オートスポーツ・2013年9月18日</ref>。
初年度は実質[[ワンメイクレース]]となったが、2年目からはパワートレイン(モーター+[[インバータ]]+ギアボックス+冷却システム)について各チームの独自開発が認められており、ルノーや[[アウディ]]などが参入している<ref>[https://www.as-web.jp/past/fia%e3%80%81fe%e7%ac%ac2%e6%9c%9f%e3%81%a7%e4%bd%bf%e7%94%a8%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%83%91%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%92%e6%89%bf%e8%aa%8d FIA、FE第2期で使用されるパワートレインを承認] - オートスポーツ・2015年8月5日</ref>。モーターは2基まで、ギアボックスは6速まで選択可能であり、横置き・縦置きのレイアウトも自由。将来的にはシャシーの独自開発も認められる方針である。バッテリーに関しては参戦費用の高騰につながる懸念から、当面は共通化を維持する方針である<ref>”[https://jp.motorsport.com/formula-e/news/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9e-2025%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AF%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%8B-987474/2130088/ フォーミュラE、2025年までは共通バッテリーを使用か。コスト上昇懸念]”. motorsport.com. (2017年12月10日). 2018年12月17日閲覧。</ref>。
3年目の2016 - 2017シーズンからは、上下2段構造のフロントウィングが導入された。これは空力的効果というよりも、フォーミュラEの先進性を外観上でも強調するための施策である<ref>”[https://www.as-web.jp/overseas/33889?all フォーミュラEが「未来的な新型ウイング」のレンダリング画像を公開]”. オートスポーツ. (2016年7月29日). 2018年12月17日閲覧。</ref>。
=== 第2世代 ===
[[ファイル:DS Formel E 2019, Paris Motor Show 2018, IMG 0210.jpg|thumb|right|240px|Gen2マシン]]
5年目の2018 - 2019シーズンからは新たに「'''Gen2'''」と呼ばれる新型シャシーが投入され、2021 - 2022シーズンまでの4シーズンに渡って使用された<ref>[https://www.autosport.com/fe/news/140524/fe-to-extend-gen2-car-lifespan Formula E will extend lifespan of its new Gen2 car to four seasons] - AUTOSPORT・2018年12月5日</ref>。前年までのシャシーとの相違点は下記の通り。
# 前後のタイヤを完全に覆うボディワークを装着する。
# バッテリーが見直され、小型化・大容量化が図られている。電力量は約2倍︵28kWh→54kWh︶に増え、レース途中でマシンを乗り換える必要がなくなっている。最大出力は250kW︵レース時200kW︶、最高速は280km/hに上昇。 # [[フォーミュラ1]]同様、コックピットに頭部保護デバイスの[[Halo (フォーミュラカー)|Halo]]が装着される。[[発光ダイオード|LED]]が内蔵されており、アタックモードやファンブースト使用時にはLEDが発光、観客が視覚的にブーストを使用したことが分かるようになっている。
# リアウィングが廃止され、左右のリアホイールハウス上に小型の[[ウィングレット]]が装着される。ウィングの廃止によって損なわれるリアのダウンフォースは、従来よりも巨大化された[[ディフューザー (自動車)|リアディフューザー]]で得る。
# 後輪の[[回生ブレーキ]]に自動調整機能([[ブレーキ・バイ・ワイヤ]])の使用が認められる。
この世代のバッテリーのセルは[[村田製作所]]製が使われた(バッテリー全体はマクラーレン/アティエヴァの共同開発)<ref>[https://monoist.itmedia.co.jp/mn/spv/1909/11/news049.html フォーミュラE支える村田製作所、新たなロボットを勝手に妄想]</ref>。
第1世代と同じく、3年目にアップデート版の「'''Gen2 EVO'''」が公開された。Gen2が接触に強く、その結果ペナルティが多数出され裁量基準に議論が巻き起こったため、Gen2 EVOはより”接触に弱い“仕様に修正された<ref>“[https://jp.motorsport.com/formula-e/news/formula-e-reveals-first-pictures-of-updated-gen2-evo-car/4680212/ フォーミュラE、”Gen2 EVO”を公開。より洗練された未来のマシンに]”. motorsport.com日本版 (2020年2月4日). 2020年6月19日閲覧。</ref>。フロントはタイヤを覆うパーツがなくなり、「コ」の字型のフロントウィングを装着。リアの小型ウィングレットの形状も変更され、ドライバーシート後方から車体後部まで続くシャークフィンが追加された。7年目の2020 - 2021シーズンから導入される予定だったが、[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|新型コロナウイルス (COVID-19) の世界的流行]]の影響で2021 - 2022シーズンに延期された<ref>“[https://www.as-web.jp/overseas/579421?all フォーミュラEとFIAが健康危機のためコスト削減に合意。『Gen2 EVO』の導入は1年延期へ]”. autosport web (2020年4月10日). 2020年6月19日閲覧。</ref>。その後ボディワークの更新を1シーズンだけ実行するのは経済的ではないと判断されGen2 EVOは廃止された<ref>{{Cite web |date=2020-08-19 |title=Formula E's Gen 2 EVO car Cancelled |url=https://formulaezone.com/2020/08/19/formula-es-gen-2-evo-car-cancelled/ |access-date=2020-08-23 |website=Formula E Zone |language=en-US}}</ref>。
=== 第3世代 ===
[[ファイル:Nissan Formula E Gen3, Japan Mobility Show 2023 01.jpg|thumb|right|240px|Gen3マシン]]
9年目となる2022 - 2023シーズンより「'''Gen3'''」と呼ばれる新型シャシーを導入する。シーズン8中のモナコe-Prixにて発表された。Gen3は「空力効率に優れた戦闘機の[[翼平面形#デルタ翼|デルタウィング]]デザイン」をイメージしている一方で、「市街地サーキットレース専用マシン」というフォーミュラEの理念を貫いている<ref>{{Cite web|和書|title=フォーミュラE、“戦闘機”から着想を得た「Gen3マシン」をフル公開。来シーズンデビューへ |url=https://jp.motorsport.com/formula-e/news/formula-e-unveils-fighter-jet-inspired-gen3-car/10247064/ |website=jp.motorsport.com |access-date=2023-01-13 |language=ja}}</ref>。
変化した点としては、
# 全長5016.2mm(-183.1mm)、全高1023.4mm(-40.1mm)、全幅1700mm(-100mm)、前後ホイールベース2970.5mm(-129.5mm)へと小型化される。
# 最小重量(ドライバー込み)が900kgから840kgへと軽量化される。
# 前後にモーターが配置される(フロントは回生専用<ref name="ms230114">{{Cite web|和書|title=特集|ガラリと変わるフォーミュラEのシーズン9。ニューマシンやニューフェイス……幕開けを前に知っておきたい5つのこと |url=https://jp.motorsport.com/formula-e/news/whats-new-in-formula-e-this-year/10420720/ |website=jp.motorsport.com |date=2023-01-14 |accessdate=2023-01-15}}</ref>)。
# モーターの最高出力が250kWから350kWへと向上し、最高速度も280km/hから322km/h(理論値)に向上する。
# Gen2の2倍以上となる600kW(フロント250kW+リア350kW)の回生能力を持ち、レース中に使用されるエネルギーの40%を回生ブレーキでまかなう。
# ”5”の変化によりリアの油圧ブレーキが廃止される。
# 車体にリサイクル素材を多く使用するほか、カーボン(炭素繊維)の破損したすべての部品を航空・航空宇宙産業の技術でリサイクルすることで、環境に配慮する。
# デザイン面では、Gen2に装備されていたタイヤを覆うカウルがなくなるほか、フロントウィングが上下2枚に変更、1枚構成のリアウィングが装着される。
ことが挙げられる。
また、これに併せてタイヤサプライヤーがミシュランから[[ハンコックタイヤ|ハンコック]]へ、バッテリーサプライヤーがマクラーレン/アティエヴァ(現[[ルシード・モータース]])からウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングへとそれぞれ変更されている<ref name="ms230114"/>。
=== 主なサプライヤー ===
* シャシー : [[ダラーラ]]
* バッテリー : [[ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング]](2017 - 2018シーズンまで)、[[マクラーレン・エレクトロニック・システムズ|マクラーレン・アプライド・テクノロジーズ]](2018 - 2019シーズンから2021 - 2022シーズンまで)、[[ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング]](2022 - 2023シーズンより)
* タイヤ : [[ミシュラン]](2021 - 2022シーズンまで)、[[ハンコックタイヤ|ハンコック]](2022 - 2023シーズンより)
* パワートレイン(初年度) : [[マクラーレン・エレクトロニック・システムズ]]
* ギアボックス(初年度) : [[ヒューランド]]
== 歴代チャンピオン ==
{| class="wikitable" style="text-align: left;font-size:small"
|-
!rowspan=2 align="center"| シーズン
!colspan=4 align="center"| ドライバーズ・チャンピオン
!colspan=3 align="center"| チームズ・チャンピオン
|-
!align="center"| ドライバー
!align="center"| 所属チーム
!align="center"| 車番
!align="center"| マシン
!align="center"| チーム
!align="center"| マシン
|-
! [[2014年-15年のフォーミュラE|2014年-15年]]
| {{flagicon|BRA}} [[ネルソン・ピケJr.]]
| {{flagicon|CHN}} チャイナ・レーシング<br/>→NEXTEV TCR(登録名変更)
| 99
| [[スパーク・ルノー・SRT 01E]]
| {{flagicon|FRA}} [[DAMS|e.dams・ルノー]]
| スパーク・ルノー・SRT 01E
|-
! [[2015年-16年のフォーミュラE|2015年-16年]]
| {{flagicon|SWI}} [[セバスチャン・ブエミ]]
| {{flagicon|FRA}} [[DAMS|ルノー・e.dams]]
| 9
| [[ルノー・Z.E 15]]
| {{flagicon|FRA}} [[DAMS|ルノー・e.dams]]
| [[ルノー・Z.E 15]]
|-
! [[2016年-17年のフォーミュラE|2016年-17年]]
| {{flagicon|BRA}} [[ルーカス・ディ・グラッシ]]
| {{flagicon|GER}} [[アプト・スポーツライン|アプト・シェフラー・アウディ・スポート]]
| 11
| [[アプト・シェフラー・FE02]]
| {{flagicon|FRA}} [[DAMS|ルノー・e.dams]]
| [[ルノー・Z.E 16]]
|-
! [[2017年-18年のフォーミュラE|2017年-18年]]
| {{flagicon|FRA}} [[ジャン=エリック・ベルニュ]]
| {{flagicon|CHN}} [[テチーター・フォーミュラEチーム|テチーター]]
| 25
| [[ルノー・スポール|ルノー・Z.E.17]]
| {{flagicon|GER}} [[アプト・スポーツライン|アウディ・スポーツ・アプト・シェフラー]]
| [[アウディスポーツ|アウディ・e-tron FE04]]
|-
! [[2018年-19年のフォーミュラE|2018年-19年]]
| {{flagicon|FRA}} [[ジャン=エリック・ベルニュ]]
| {{flagicon|CHN}} [[テチーター・フォーミュラEチーム|DS・テチーター]]
| 25
| [[DSオートモビルズ|DS E-Tense FE 19]]
| {{flagicon|CHN}} [[テチーター・フォーミュラEチーム|DS・テチーター]]
| [[DSオートモビルズ|DS E-Tense FE 19]]
|-
! [[2019年-20年のフォーミュラE|2019年-20年]]
| {{flagicon|POR}} [[アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ]]
| {{flagicon|CHN}} [[テチーター・フォーミュラEチーム|DS・テチーター]]
| 13
| [[DSオートモビルズ|DS E-Tense FE 20]]
| {{flagicon|CHN}} [[テチーター・フォーミュラEチーム|DS・テチーター]]
| [[DSオートモビルズ|DS E-Tense FE 20]]
|-
! [[2020年-21年のフォーミュラE|2020年-21年]]
| {{flagicon|NED}} [[ニック・デ・ブリーズ|ニック・デ・フリース]]
| {{flagicon|GER}} [[メルセデスEQ・フォーミュラEチーム]]
| 17
| [[メルセデスEQ|メルセデスEQ・Silver Arrow 02]]
| {{flagicon|GER}} [[メルセデスEQ・フォーミュラEチーム]]
| [[メルセデスEQ|メルセデスEQ・Silver Arrow 02]]
|-
! [[2021年-22年のフォーミュラE|2021年-22年]]
| {{flagicon|BEL}} [[ストフェル・バンドーン]]
| {{flagicon|GER}} [[メルセデスEQ・フォーミュラEチーム]]
| 5
| [[メルセデスEQ|メルセデスEQ・Silver Arrow 02]]
| {{flagicon|GER}} [[メルセデスEQ・フォーミュラEチーム]]
| [[メルセデスEQ|メルセデスEQ・Silver Arrow 02]]
|-
! [[2022年-23年のフォーミュラE|2022年-23年]]
| {{flagicon|GBR}} [[ジェイク・デニス]]
| {{flagicon|USA}} [[アンドレッティ・オートスポーツ|アバランチ・アンドレッティ・フォーミュラE]]
| 27
| [[ポルシェ|ポルシェ・99X Electric Gen3]]
| {{flagicon|GBR}} [[エンヴィジョン・レーシング]]
| ジャガー・I-Type 6
|}
== 主な元F1参戦ドライバー ==
{| class="wikitable" style="text-align: left;font-size:small"
|-
! ドライバー !! 参戦年 !! 主な成績 !! F1参戦歴
|-
| {{flagicon|CAN}} [[ジャック・ヴィルヌーヴ]] || 2015 || 2015-16年20位 || 1996-2006([[ウィリアムズF1|ウィリアムズ]]、[[B・A・R|BAR]]、[[ルノーF1|ルノー]]、[[ザウバー]]、[[BMWザウバー]])
|-
| {{flagicon|ITA}} [[ヤルノ・トゥルーリ]] || 2014-2015 || 2014-15年20位、2015-16年NC || 1997-2011([[ミナルディ]]、[[プロスト・グランプリ|プロスト]]、[[ジョーダン・グランプリ|ジョーダン]]、ルノー、[[トヨタF1|トヨタ]]、[[ケータハムF1チーム|ロータス]])
|-
| {{flagicon|FRA}} [[ステファン・サラザン]] || 2014-2018 || 2014-15年14位、2015-16年6位、2016-17年10位、2017-18年22位 || 1999(ミナルディ)
|-
| {{flagicon|GER}} [[ニック・ハイドフェルド]] || 2014-2018 || 2014-15年12位、2015-16年10位、2016-17年7位、2017-18年11位 || 2000-2011(プロスト、ザウバー、ジョーダン、ウィリアムズ、BMWザウバー、ルノー)
|-
| {{flagicon|BRA}} [[フェリペ・マッサ]] || 2018-2020 || 2018-19年15位、2019-20年22位 || 2002, 2004-2017(ザウバー、[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]、ウィリアムズ)
|-
| {{flagicon|JPN}} [[佐藤琢磨]] || 2014 || 2014-15年24位 || 2002-2008(ジョーダン、BAR、[[スーパーアグリ]])
|-
| {{flagicon|GBR}} [[ジャスティン・ウィルソン]] || 2015 || 2014-15年25位 || 2003(ミナルディ、[[ジャガー・レーシング|ジャガー]])
|-
| {{flagicon|ITA}} [[ヴィタントニオ・リウッツィ]] || 2014-2015 || 2014-15年23位、2015-16年NC || 2005-2007, 2009-2011([[レッドブル・レーシング|レッドブル]]、[[スクーデリア・トロ・ロッソ|トロ・ロッソ]]、[[フォース・インディア]]、[[HRT]])
|-
| {{flagicon|USA}} [[スコット・スピード]] || 2015 || 2014-15年15位 || 2006-2007(トロ・ロッソ)
|-
| {{flagicon|FRA}} [[フランク・モンタニー]] || 2014 || 2014-15年16位 || 2006(スーパーアグリ)
|-
| {{flagicon|JPN}} [[山本左近]] || 2015 || 2014-15年35位 || 2006-2007, 2010(スーパーアグリ、[[スパイカーF1|スパイカー]]、HRT)
|-
| {{flagicon|BRA}} ネルソン・ピケJr. || 2014-2019 || 2014-15年チャンピオン、2015-16年15位、2016-17年11位、2017-18年9位、2018-19年22位 || 2008-2009(ルノー)
|-
| {{flagicon|SWI}} セバスチャン・ブエミ || 2014- || 2014-15年2位、2015-16年チャンピオン、2016-17年2位、2017-18年4位、2018-19年2位、2019-20年4位、2020-21年21位、2021-22年15位、2022-23年6位 || 2009-2011(トロ・ロッソ)
|-
|-
| {{flagicon|JPN}} [[小林可夢偉]] || 2017 || 2017-18年24位 || 2009-2012, 2014(トヨタ、ザウバー、[[ケータハムF1チーム|ケータハム]])
|-
| {{flagicon|IND}} [[カルン・チャンドック]] || 2014-2015 || 2014-15年17位 || 2010-2011(HRT、ロータス)
|-
| {{flagicon|BRA}} [[ブルーノ・セナ]] || 2014-2016 || 2014-15年10位、2015-16年11位 || 2010-2012(HRT、ルノー、ウィリアムズ)
|-
| {{flagicon|BRA}} ルーカス・ディ・グラッシ || 2014- || 2014-15年3位、2015-16年2位、2016-17年チャンピオン、2017-18年2位、2018-19年3位、2019-20年6位、2020-21年7位、2021-22年5位、2022-23年15位 || 2010([[ヴァージン・レーシング|ヴァージン]])
|-
| {{flagicon|BEL}} [[ジェローム・ダンブロシオ]] || 2014-2020 || 2014-15年4位、2015-16年5位、2016-17年18位、2017-18年14位、2018-19年11位、2019-20年16位 || 2011-2012(ヴァージン、[[ロータスF1チーム|ロータス]])
|-
| {{flagicon|FRA}} ジャン=エリック・ベルニュ || 2014- || 2014-15年7位、2015-16年9位、2016-17年5位、2017-18年チャンピオン、2018-19年チャンピオン、2019-20年3位、2020-21年10位、2021-22年4位、2022-23年5位 || 2012-2014(トロ・ロッソ)
|-
| {{flagicon|FRA}} [[シャルル・ピック]] || 2014-2015 || 2014-15年18位 || 2012-2013([[マルシャF1チーム|マルシャ]]、ケータハム)
|-
| {{flagicon|MEX}} [[エステバン・グティエレス]] || 2017 || 2016-17年22位 || 2013-2014, 2016(ザウバー、[[ハースF1チーム|ハース]])
|-
| {{flagicon|GER}} [[アンドレ・ロッテラー]] || 2017-2023 || 2017-18年8位、2018-19年8位、2019-20年8位、2020-21年17位、2021-22年12位、2022-23年18位 || 2014(ケータハム)
|-
| {{flagicon|ESP}} [[ロベルト・メリ]] || 2023 || 2022-23年23位 || 2015(マルシャ)
|-
| {{flagicon|BRA}} [[フェリペ・ナッセ]] || 2019 || 2018-19年24位 || 2015-2016(ザウバー)
|-
| {{flagicon|GER}} [[パスカル・ウェーレイン]] || 2019- || 2018-19年12位、2019-20年18位、2020-21年11位、2021-22年10位、2022-23年4位 || 2016-2017([[マノー・レーシング|マノー]]、ザウバー)
|-
| {{flagicon|BEL}} ストフェル・バンドーン || 2018- || 2018-19年16位、2019-20年2位、2020-21年9位、2021-22年チャンピオン、2022-23年11位 || 2016-2018([[マクラーレンF1|マクラーレン]])
|-
| {{flagicon|ITA}} [[アントニオ・ジョヴィナッツィ]] || 2022 || 2021-22年23位 || 2017, 2019-2021(ザウバー、[[アルファロメオ・レーシング|アルファロメオ]])
|-
| {{flagicon|FRA}} [[ピエール・ガスリー]] || 2017 || 2016-17年16位 || 2017-(トロ・ロッソ、レッドブル、[[スクーデリア・アルファタウリ|アルファタウリ]]、[[アルピーヌF1|アルピーヌ]])
|-
| {{flagicon|NZL}} [[ブレンドン・ハートレイ]] || 2019-2020 || 2019-20年23位 || 2017-2018(トロ・ロッソ)
|-
| {{flagicon|NED}} ニック・デ・フリース || 2021-2022, 2024- || 2020-21年チャンピオン、2021-22年9位 || 2022-2023(ウィリアムズ、アルファタウリ)
|}
== 参加チーム ==
発足初年度はプライベーター中心だったものの、シーズン2からパワートレインの開発が自由化された影響で、自動車メーカーが関与する[[ワークスチーム]]への移行が進んでいる。
ルノーに続いてDSオートモビルズ([[シトロエン]])、[[ヴェンチュリー]]([[ZFフリードリヒスハーフェン|ZF]])、[[マヒンドラ]]、[[ジャガー (自動車)|ジャガー]]、[[アウディ]]<ref>{{Cite web|和書 |date=2016-09-02 |url=http://www.as-web.jp/overseas/42189 |title=FE:アウディ、2017年からフォーミュラEにフルワークス参戦へ |work= |publisher=AUTOSPORTweb |accessdate=2016-10-04}}</ref>、[[BMW]]<ref>{{Cite web|和書 |date=2016-09-28 |url=http://www.as-web.jp/overseas/50434?all |title=FE:BMWがアンドレッティと提携。フルワークス化に向けた布石か? |work= |publisher=AUTOSPORTweb |accessdate=2016-10-04}}</ref>など多くの自動車メーカーが開発の自由化を機に参戦している。また、新興EVメーカーの[[上海蔚来汽車|NIO]]の参戦など、モータースポーツの参戦経験のないメーカーが参戦するなど活気を見せている。[[ドイツツーリングカー選手権|DTM]]の一角を担っていた[[メルセデス・ベンツ]]<ref>{{Cite web|和書 |date=2016-10-04 |url=http://www.as-web.jp/overseas/53034?all |title=FE:F1王者メルセデス、18/19年シーズンのフォーミュラE参戦権獲得 |work= |publisher=AUTOSPORTweb |accessdate=2016-10-04}}</ref><ref>なお、参戦する際は[[メルセデスEQ]](当初はメルセデス・ベンツEQ)として参戦している。</ref>、2014年から[[FIA 世界耐久選手権|WEC]]で猛威を振るった[[ポルシェ]]はそれぞれ前述のカテゴリーから撤退する代わりに2019-2020シーズンから参戦している。
参戦の背景として、自動車産業が環境問題に直面しつつある現状が挙げられる。フォルクスワーゲンのディーゼル排気不正問題が発覚し、2040年代までに[[内燃機関]]自動車の販売を禁止する法案がヨーロッパ各国で可決される<ref>{{Cite news |title=英政府が正式発表、2040年ガソリン車とディーゼル車を販売禁止へ |url=http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/2040-2.php |newspaper=ニューズウィーク日本版 |date=2017-07-27 |accessdate=2017-07-31}}</ref>中で、フォーミュラEはローコストにEV開発をアピールできる場として期待されている<ref>{{Cite news |title=モータースポーツ界に激震。ポルシェ、メルセデスの相次ぐ撤退~フォーミュラE参戦は何を示すのか |url=http://www.as-web.jp/sports-car/147374?all |newspaper=AUTOSPORTweb |date=2017-07-31 |accessdate=2017-07-31}}</ref><ref>{{Cite news |title=︻フォーミュラE︼ポルシェがWECを辞し、FE参戦を目指す理由 |url=https://jp.motorsport.com/formula-e/news/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9e-%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%81%8Cwec%E3%82%92%E8%BE%9E%E3%81%97-fe%E5%8F%82%E6%88%A6%E3%82%92%E7%9B%AE%E6%8C%87%E3%81%99%E7%90%86%E7%94%B1-936958/ |newspaper=motorsport.com |date=2017-07-31 |accessdate=2017-07-31}}</ref>。 日本では[[日産自動車|日産]]が2018-2019年シーズンから参戦<ref>厳密には2017-2018年シーズンまで参戦していたルノー・e.damsの枠を買い取った形。日産とルノーが提携している関係上、純粋な新規参入というよりはタイトルスポンサーの変更に近い。</ref>しており、[[ヤマハ発動機|ヤマハ]]が2024年3月に英[[ローラ・カーズ]]にパワートレインの開発・供給で技術提携を発表<ref>{{Cite web |title=フォーミュラE規格パワートレインの開発供給でLolaと技術提携~EV世界最高峰レース水準の最先端電動技術獲得を目指す~ - ニュースリリース |url=https://news.yamaha-motor.co.jp/jp/news/2024/0328/formulae.html |website=ヤマハ発動機株式会社 |access-date=2024-04-09 |language=ja}}</ref>した。[[本田技研工業|ホンダ]]も参戦の可能性を検討中とされていた<ref>{{Cite web|和書 |date=2016-03-18 |url=http://www.as-web.jp/overseas/3975 |title=ニッサンとBMW、早ければ16/17年のフォーミュラEに参戦か |work= |publisher=AUTOSPORTweb |accessdate=2016-09-07}}</ref><ref>{{Cite web|和書 |date=2016-07-05 |url=http://www.as-web.jp/f1/27554 |title=ホンダ長谷川氏、FE参戦の可能性を示唆。「予算的にはF1と同時参戦できる」 |work= |publisher=AUTOSPORTweb |accessdate=2016-09-07}}</ref>が、F1からの撤退を発表した2020年10月2日に「電動レースへの参戦は具体的に考えているものはない」<ref>{{Cite web|和書 |title=ホンダ、F1撤退で電動化へシフトも「フォーミュラE参戦は考えていない」 |url=https://f1-gate.com/honda/f1_58824.html |website=f1-gate.com |date=2020-10-03 |accessdate=2020-10-03 |language=ja}}</ref>と表明している。
== 評価と反応 ==
マシンがF3レベルなうえ4年目までマシンの乗り換えが必須だった事に加え、エンジン音がなく静かなためレース中にBGMが流されるといった既存のモータースポーツとは違うルール・環境のため、批判的な意見も見られる。1年目にはF1関係者から﹁チーズ︵くだらないもの︶だね﹂︵[[セバスチャン・ベッテル]]︶<ref>[http://ja.espnf1.com/redbull/motorsport/story/169095.html ベッテル、フォーミュラEは﹁チーズ﹂] espnf1.2014年7月25日</ref>﹁これはモータースポーツではない﹂︵[[ニキ・ラウダ]]︶<ref>[http://www.topnews.jp/2014/09/26/news/f1/others/fia/113165.html ニキ・ラウダ﹁フォーミュラEはモータースポーツじゃない﹂] Topnews.2014年9月26日</ref>と酷評されていた。また、レース運営も安定してきた2018年時点でも、多くのF1ドライバーが参戦に消極的であった。例としてルイス・ハミルトンは環境問題の観点からフォーミュラEの取り組みは評価しているものの<ref>[https://www.as-web.jp/f1/469853?all ハミルトン、 F1引退後のフォーミュラE参戦を否定せず。﹁自分のスキルを発揮する場所になるかもしれない﹂] www.as-web.jp(2019年4月8日)2020年6月30日閲覧</ref>﹁少なくとも、僕の時代には、ある程度の音を発生するV型エンジン的なものを搭載して燃料で走るクルマがあり続けて欲しいよ﹂<ref>[http://www.topnews.jp/2018/11/14/news/f1/175947.html ハミルトン﹁フォーミュラ・フォードより遅いフォーミュラEには興味が持てない﹂ ] - topnews 2018年11月14日</ref>、スポット参戦経験者のジャック・ビルヌーブも﹁誰も電気自動車でのレースを見たいとは思わないよ﹂<ref>[http://www.topnews.jp/2018/12/21/news/176773.html ﹁F1では誰もフォーミュラEなど見ていない﹂とジャック・ビルヌーブ ] - topnews 2018年12月21日</ref>とコメントしている。一方でかつてF1に参戦し、フォーミュラEへ初年度から参戦している[[ヴァージン・レーシング]](2021年よりエンヴィジョン・レーシング)の[[リチャード・ブランソン]]は、2年目に﹁2020年代にはF1に代わりフォーミュラEがトップシリーズとなる﹂とコメントしている<ref>[http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/story/203051.html ﹁2020年にフォーミュラEはF1を上回る﹂ | Formula 1 | F1ニュース | ESPN F1] - [[ESPN]]</ref>。 批判の一因として、2016 - 2017シーズンまでは、バッテリー消費量の関係から決勝で全速力で走行すれば完走できない問題が存在した(対策としてマシンの乗り換えが行われていた点も批判要因として挙げられる)。また、このシーズンまでは(順位や完走の有無に関係なく)「決勝でファステストラップを記録したドライバー」に2ポイントが与えられるルールであったため、レース序盤のアクシデント等で上位進出が絶望的になったドライバーが完走を諦め、ファステストラップ狙いで全速アタックを行うケースが頻発した。特にシリーズ初期は最終戦におけるファステストラップのポイントがドライバーズチャンピオン争いの明暗を分けた<ref>14-15シーズンではランキングトップの[[ネルソン・ピケJr.]]と2位の[[セバスチャン・ブエミ]]がチャンピオンを争う中、ブエミの出したファステストラップをピケJr.のチームメイトであった[[オリバー・ターベイ]]が更新してポイント獲得を阻止し、結果1ポイント差でピケJr.がチャンピオンを獲得した。もしターベイが更新していなければ、ブエミはファステストラップの2ポイントを得て逆転していた。</ref><ref>15-16シーズンでは同点でチャンピオンを争うブエミと[[ルーカス・ディ・グラッシ]]が、1周目で接触し両者ともに完走が絶望的になったためファステストラップ狙いの走行に切り替える。結果ブエミがファステストを記録しチャンピオンに輝いた。</ref>。このため2017 - 2018シーズンからは「レース上位10名のうちファステストラップを出した者」にポイントが与えられるようレギュレーションが改められた。
また、電気自動車であるためマシントラブルの原因は電気系統に関わる箇所が大半であり、特にバッテリーの発熱が問題となることが多く、[[小林可夢偉]]によれば「ファンブーストを使うとバッテリーの温度が上がって後で大変なことになる」<ref>[https://www.as-web.jp/overseas/183444?all フォーミュラE開幕参戦の可夢偉「ファンブーストを使わなくても怒らないで」と珍要求] - オートスポーツ・2017年11月22日</ref>「発熱によりリアブレーキの回生システムがシャットダウンすることがあり、そうなると突然ブレーキが効かなくなる」<ref>[https://www.as-web.jp/overseas/186414?all 回生がなくなると「恐ろしいくらいクルマが止まらない」。FE香港2日間で可夢偉が感じた課題と手応え] - オートスポーツ・2017年12月3日</ref>などが起きている。
== スーパーライセンス ==
スーパーライセンスポイントの観点からは、2019年以降の同カテゴリの立場は以前と比べて後退している。
フォーミュラEは発足当初はスーパーライセンスポイントの対象外とされ、例外としてドライバーズチャンピオンはライセンスの発給資格を与えられた<ref>{{Cite web |title=F1ライセンス点制度が変更。DTMも対象、FEは特例 |url=https://f1sokuho.mopita.com/pc/free/index.php?uid=NULLGWDOCOMO&pass=&page=news/sp/body&no=91227&tt=1170 |website=F1速報 |access-date=2024-01-08}}</ref>。2016年からポイントが付与され、ドライバーズチャンピオンの40点(発給条件と同点)に加え選手権上位10名までがポイントを得た。2016年当時は同一年度内に複数カテゴリで得たライセンスポイントを最大2種類まで合算する事が認められていたため、他カテゴリの[[フォーミュラ2|F2]](旧[[GP2]])や[[スーパーフォーミュラ]]、[[インディカー]]、WEC等を掛け持ちする方針が主流であった。
しかし2018年のライセンスポイントシステムの変更に伴い、フォーミュラEチャンピオンの配点は30点へ下げられた。さらに翌2019年にはポイントの合算が廃止され、最もポイントが高いカテゴリ1種類のみがカウントされる仕組みへ切り替わった<ref>[https://jp.motorsport.com/super-formula/news/f1-superlicensepoint-SF-SGT/4310384/ スーパーライセンスポイントの割り当て変更。SF王者は25ポイントに増加] -jp.motorsport.com・2018年12月10日閲覧</ref>。
== 放送局 ==
=== 国際放送 ===
2013年8月に[[FOX SPORTS]]がテレビ放映権を獲得しており<ref>[http://www.fiaformulae.com/news/Fox-confirms-international-multi-media-deal FOX Sports confirms international multi-media deal with FIA Formula E Championship] - Formula E・2013年8月9日</ref>、同社が国際的なマルチメディア展開を担当する。 日本では[[FOX SPORTS ジャパン|FOXスポーツ&エンターテイメント]]が2014 - 15年の全戦をレースの翌火曜日夜に録画中継していたが、1シーズン限りで終了した。
=== 日本国内 ===
==== 現在 ====
===== J SPORTS =====
2017 - 18年シーズン以降、[[J SPORTS]]が全戦を生中継を中心に放送している<ref>[http://www.as-web.jp/overseas/181984?all J SPORTS、12月開幕の2017/18年フォーミュラEを放送。全14戦を生中継中心に] - オートスポーツweb・2017年11月17日・同日閲覧</ref><ref>{{Cite web|和書|title=J SPORTS、12月15日開幕の2018/19年フォーミュラEを生中継中心に全ラウンド放送|url=https://www.as-web.jp/overseas/436199|website=www.as-web.jp|date=2018-12-03|accessdate=2019-03-21|language=ja}}</ref>。
====== コメンタリー(J SPORTS) ======
;実況
:*[[Sascha|サッシャ]](2017-現在)
:*[[木幡ケンヂ]](2018-現在)
:*[[笹川裕昭]](現在)
;解説
:*[[由良拓也]]
:*[[中嶋一貴]]
:*[[小倉茂徳]]
===== BSフジ =====
無料放送の[[BSフジ]]が、2019 - 20年シーズンより全戦のハイライト放送を行う<ref>[http://www.bsfuji.tv/formulae/pub/index.html BSフジ 公式サイト] 2020年8月14日閲覧。</ref>。
====== コメンタリー(BSフジ) ======
;実況
:*[[塩原恒夫]]
:*[[堀池亮介]]︵[[フジテレビジョン|フジテレビ]]アナウンサー、2024年第5戦東京 E-Prix︶<ref name="auto1053483">{{Cite web|和書|url=https://www.as-web.jp/overseas/1053483?all|title=フジテレビがFE﹃TOKYO E-PRIX﹄を関東で地上波生放送。レースを理解する特別コーナーも|website=オートスポーツWeb|publisher=SAN-EI|date=2024-03-12|accessdate=2024-03-30}}</ref> ;解説
:*[[山本左近]](2019年 - 2021年)
:*[[柳田真孝]](2022年 - <!--、第1 - 3戦、第6戦、第9戦、第11 - 12戦、第15 - 16戦(2022年)、第1戦、第5戦、第7 - 8戦、第15 - 16戦(2023年)、第1戦、第9 - 10戦(2024年)-->)
:*田中康二(2022年 - <!--、第4 - 5戦、第10戦、第13 - 14戦(2022年)、第2 - 3戦、第10 - 11戦(2023年)、第4 - 7戦、第11 - 12戦(2024年)-->)
:*[[千代勝正]](2022年 - <!--、第7 - 8戦(2022年)、第4戦、第6戦、第9戦、第12 - 14戦(2023年)、第2 - 3戦、第8戦、第13 - 14戦(2024年)-->)
:*佐藤琢磨(2024年第5戦東京 E-Prix){{R|auto1053483}}
;ナビゲーター
:*[[佐藤信長 (俳優)|佐藤信長]](2021年 - )
==== 過去 ====
===== テレビ朝日 =====
シリーズ創設時点では日本でのテレビ放映権は[[電通]]を経由して[[テレビ朝日]]が獲得しており、同社の保有する地上波・BS([[BS朝日]])・CS([[テレ朝チャンネル]])の3波を活用して2014 - 15年から2016 - 17年の3シーズンにおいて全戦生中継を行った<ref>[https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/625742.html テレビ朝日がFIA Formula E選手権の放送権を獲得、全戦生中継] Car watch・2013年11月29日・2019年11月22日閲覧</ref>。当初の発表ではフリー走行はBS朝日、予選はテレ朝チャンネル、決勝レースは地上波のテレビ朝日にて放送されることしていた<ref>BS朝日によるハイライトの放送あり</ref>が、この体制で放送されたのは2014 - 15年開幕戦の北京大会のみであり<ref>北京大会では決勝レースがセーフティカーの導入などで長引いたものの、中継延長時間の設定がなかった為、最終ラップ以降はBSでの中継となった。</ref>、以降は決勝レースについてもBS朝日での放送となった。後に地上波ではレース後1週間後を目安として決勝レースの録画放送がされるようになった<ref>テレビ朝日と一部系列局のみ放送</ref>。2015 - 16年は開幕戦から全セッションがCSのみでの生中継となり、BS朝日では開催数日後のハイライトのみとなった(地上波のハイライトはそのまま継続)。また、[[AbemaTV]]でテレビ中継と同内容のものを配信していた。2014 - 15年最終戦より、オンボードカメラ・ライブタイミング・車両の位置が[[インターネット]]でリアルタイムで見られる「ドライバーズカメラ<ref>[http://fe-live.jp Formula E Driver's Camera]</ref>」を開始したものの、2015 - 16年シーズン第5戦のメキシコシティ大会までで更新がストップした。
シーズン開幕前にはBS朝日にて特集番組「『フォーミュラE』ってなんだ!?徹底ガイド」(2014年8月23日放送)も放送し、[[鈴木亜久里]]と[[片山右京]]の対談、「日本勢([[チーム・アグリ|アムリン・アグリ]])の参入」「女性ドライバーが活躍できるレース」などとフォーミュラEの魅力を紹介し生中継に対する気合がうかがえていた<ref>なお結果として、アムリン・アグリはシーズン2閉幕後にチームを売却、女性ドライバーはシーズン1早々に離脱([[キャサリン・レッグ]]は第2戦、[[ミケーラ・セルッティ]]は第4戦まで)するなど放送内容とは逆の結果となった。</ref>。しかし放送を重ねるに連れ、上記の通り放送規模の縮小で徐々に中継に対して消極的になっている状況が見えていた。
2014 - 2015年シーズンは、テレビ朝日系地上波(一部地域除く)にて総集編が放送された<ref>[https://www.as-web.jp/past/%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%a9e%e7%b7%8f%e9%9b%86%e7%b7%a8%e3%81%8c%e3%83%86%e3%83%ac%e6%9c%9d%e5%9c%b0%e4%b8%8a%e6%b3%a2%e3%81%a7%e4%bb%8a%e6%99%a9%e6%94%be%e9%80%81?all フォーミュラE総集編がテレ朝地上波で今晩放送] autosport
web・2015年7月11日・2019年11月22日閲覧</ref>。
===== BS日テレ =====
無料放送の[[BS日本|BS日テレ]]が、2017 - 18年・2018 - 19年の2シーズン、全戦のハイライト放送を行った<ref>[http://www.as-web.jp/overseas/185815?all フォーミュラE:BS日テレでの全戦ハイライト放送決定。小林可夢偉参戦の香港戦は12月6日] 2017年12月1日、同日閲覧。</ref><ref>{{Cite web|和書|title=BS日テレ - 「モータースポーツ情報」番組サイト|url=http://www.bs4.jp/motorsports/|website=BS日テレ|accessdate=2019-03-21|language=ja}}</ref>。
====== コメンタリー(BS日テレ) ======
;実況
:*[[ピエール北川]]
;解説
:*[[山本左近]](2017 - 2018)
:*[[中野信治]](2018 - 2019)
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
== 関連項目 ==
* [[エクストリームE]] - 電気自動車によるオフロードレース
== 外部リンク ==
{{Commonscat|FIA Formula E Championship}}
* [
* [
* {{Wayback|url=https://www.tv-asahi.co.jp/formulae/ |title=フォーミュラE |date=20131207083454}} - [[テレビ朝日]]
* [https://www.jsports.co.jp/motor/formulae/ フォーミュラE] - [[J SPORTS]]
{{フォーミュラE}}
{{モータースポーツ}}
{{Normdaten}}
{{Motorsport-stub}}
{{DEFAULTSORT:ふおみゆらいい}}
[[Category:フォーミュラE|*]]
[[Category:自動車レース]]
[[Category:電気自動車]]
[[Category:
[[Category:BSフジの深夜番組]]
[[Category:BSフジのスポーツ番組]]
[[Category:テレビ朝日の深夜番組の歴史]]
[[Category:テレビ朝日のスポーツ番組]]
[[Category:BS日テレの深夜番組の歴史]]
[[Category:BS日テレのスポーツ番組]]
[[Category:日本のモータースポーツ番組]]
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