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'''ポット'''（{{lang-en|[[w:pot (disambiguation)|pot]]}}）は、英語では、丸くて深い[[容器]]を意味し<ref>{{Cite book|和書|title=NHKカタカナ英語うそ・ほんと|author=坂田俊策|date=1988-05-20|publisher=日本放送出版協会|page=35}}</ref>、[[日本語|日本語圏]]で使われる[[和製英語|カタカナ英語]]では、[[断熱]]構造をもった[[魔法瓶]]（英: [[w:vacuum flask|vacuum flask]]）・電気[[ヒーター]]を備えた[[電気ポット]]（英: [[w:electric jug|electric jug]]）や温水の[[水差し]]を意味する<ref name="ABBREVIATED-P623"> 旺文社 『カタカナ語・略語辞典（改訂新版）』 623-624頁</ref>。以下では、[[英語圏]]でのポット (pot) という語の用法「丸くて深い容器」を説明する
==調理用のポット==▼
ティーポット（{{lang-en-short|[[w:teapot|teapot]]}}）や電気ポット（{{lang-en-short|[[w:Electric jug|Electric jug]]}}）のほか、[[砂糖]]を入れるシュガーポット（{{lang-en-short|[[w:Sugar bowl (dishware)|Sugar bowl]]}}）、[[塩]]を入れるソルトポット（{{lang-en-short|[[w:Salt and pepper shakers|Salt shakers]]}}）など。▼
=== ティーポット ===▼
[[Image:Figgjo Smørblomst tekanne.jpg|thumb|陶器製のティーポット]]▼
[[File:Chocolatepot.jpg|thumb|upright|right|銀食器 チョコレートポット, フランス, 1779.<ref>{{cite web|publisher= [[Victoria and Albert Museum]]|url= http://www.vam.ac.uk/content/articles/s/silverware-design-themes/ |title= Silver Chocolate Pot|work=Metalwork|accessdate= 2007-08-18}}</ref> [[ヴィクトリア&アルバート博物館]], ロンドン]]▼
英語のポット (pot) の原義は壺や鉢<ref name="GENIUS4-P1498"> 大修館書店 『ジーニアス英和辞典（第4版）』 1498頁</ref>。英語の pot には、カタカナ英語にあるような魔法瓶という意味はない<ref name="GENIUS4-P1498"/>。英語圏では魔法瓶は、'''バキュームフラスク''' ([[w:vacuum flask|vacuum flask]]、[[真空]][[フラスコ]])と呼ばれ、水差しは[[ジョッキ|ジャグ]] (英: [[w:Jug (container)|jug]]）と呼ばれる。
[[茶]]葉から茶液を抽出し、またそれを一時的に保存しておく、注ぎ口と把手、蓋を備えた容器を'''ティーポット'''という。日本では[[紅茶]]用のものをさすことが多いが、厳密なものではなく、また英語では日本の[[急須]]や中国の茶壺も当然'''ティーポット'''（ [[w:teapot|teapot]] ）である。また[[コーヒー]]液を容れておくものを[[コーヒーポット]]（[[w:coffee pot|coffee pot]]）、[[ホット・チョコレート]]用のものをチョコレートポットとも呼ぶ。これらは取っ手が注ぎ口の対面についているのが特徴で、喫茶の習慣と共に西洋に伝播した中国の茶壺(日本でいう急須)の基本的な形状をそのまま伝承している。[[磁器]]や[[銀]]でできたものが多く([[陶器]]製のものは比較的少ない)、[[工芸]]品として観賞に堪えるものも多く、また[[透明]]な[[ガラス]]でできていて内部が透けて見えるもの等もあり、食卓を彩る楽しみを添えている。保温したいときは、[[ティー・コージー|ティーコゼー]]を使う。西洋のティーポットは6客用の容量を持つものが多い。砂糖入れ（シュガーボウル、{{lang-en-short|[[w:Sugar bowl (dishware)|Sugar bowl]]}}）、クリーム入れ（クリームジャグ、{{lang-en-short|cream jug}}）とを合わせた三点セット、あるいはさらにお湯差し加えた四点セットを「ティーサーヴィス」と呼ぶ。▼
「フラワーポット」などの語も英語にあり<ref name="ABBREVIATED-P624"> 旺文社 『カタカナ語・略語辞典（改訂新版）』 624頁</ref>、[[植木鉢]]などの鉢も意味するが<ref name="GENIUS4-P1498"/>、英国では主に食品保存用のものを指す<ref name="GENIUS4-P1498"/>。
==
{{main|鍋}}
英語圏では[[深鍋]]や[[寸胴]]、[[釜]]といった形状の調理用具をポット︵英: [[w:cooking pot|pot]]︶と ==
{{main|壺|甕}}
▲ [[File:Utah teapot.png|thumb|ユタ・ティーポット]]
▲[[File:Chocolatepot.jpg|thumb|upright
{{See|急須#紅茶用のティーポット}}
▲'''ティーポット'''︵英: [[w:teapot|teapot]]︶は、[[茶]]葉から茶液を抽出し、またそれを一時的に保存しておく、注ぎ口と把手、蓋を備えた容器を ティーポットは、紅茶碗及び受け皿、ミルクピッチャー、砂糖入れとともに組物として紅茶セットを構成する<ref name="jpo-card-C5">[https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/pdf/card/C5.pdf 意匠分類定義カード（C5）] 特許庁</ref>。英語圏では砂糖入れ（シュガーボウル、英: [[w:sugar bowl (dishware)|sugar bowl]]）、クリーム入れ（クリームジャグ、英: cream jug）とを合わせた三点セット、あるいはさらにお湯差し加えた四点セットを「ティーサーヴィス」と呼ぶ。
[[3次元コンピュータグラフィックス]] (3DCG) においては、ティーポットのモデルがしばしば使われる。3DCGの研究初期にアメリカの[[ユタ大学]]の研究者がデータ化した[[ユタ・ティーポット]]と呼ばれるモデルは、3DCGに携わる人々の間でテストサンプルとして普及した。
{{Main|コーヒーメーカー}}
コーヒーポット（英: [[w:coffeepot|coffee pot]]）は、[[コーヒー]]液を容れておくものである。[[急須]]の基本的な形状を伝承している。コーヒー茶碗及び受け皿、ミルクピッチャー、砂糖入れとともに組物としてコーヒーセットを構成する<ref name="jpo-card-C5">[https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/pdf/card/C5.pdf 意匠分類定義カード（C5）] 特許庁</ref>。
==チョコレートポット==
チョコレートポットは、[[ホット・チョコレート]]液を容れておくものである。[[急須]]の基本的な形状を伝承している。
== 植物用のポット ==
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{{main|植木鉢}}
日本における「'''プラントポット'''」は、一般的に従来の植木鉢の呼称が相応しくない様な栽培容器（飾り鉢や不定形の鉢など）や、軟素材で出来た安価な[[育苗]]用の小型容器を指す事が多い。
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[[農作物]]をポットを使用せず、広大な田畑に直播きすると、発芽後の[[雑草]]除去や耕作、輪作などに不都合が生じる。一方、ポットを使用した場合、ビニルハウスなどで集中的に苗の育成環境を管理することが出来、水遣りや施肥などの作業も効率的に行えるようになる。また、園芸用植物など[[苗]]そのものを商品とするものは一般に育苗用ポットに入った状態で出荷される。 ==
'''チャンバー・ポット'''︵ [[
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
== 関連項目 ==
* [[急須]]
* [[ジャー]]
* [[ピッチャー (容器)]]
* [[魔法瓶]]
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* [[水注]]
{{庭と庭園、園芸とガーデニング}}
[[Category:容器|ほつと]]▼
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