この国旗のデザインは1280年前後に起こった戦争についてふれた古い文献「リヴォニア年代記(Rhyme Chronicle Of Livonia (Livländische Reimchronik))」に登場し、大変古いものであることが分かっている。あるラトガレ部族長が瀕死の負傷を受け、白い布にくるまれた際、その布の両端が血で赤く染まった。この布が旗印として使われたという。この伝統に基づき1917年5月のラトビア美術家アンシス・チールリス(Ansis Cīrulis)に国旗がデザインされ、1921年6月15日のラトビア共和国制憲議会で制定された。
カーマイン色は「ラトビアン・レッド」とも言われる独特な色で、茶色と紫色の混ざったような色である。デザインはオーストリアの国旗とよく似ている。