千葉家住宅
概要
文化財指定
以下の建物と土地が重要文化財に指定されている。
●主屋 - 江戸時代後期。
●土蔵 - 明治45年︵1912年︶建立。主屋の西側に建つ。
●石蔵 - 大正時代。土蔵の北に接して建つ
●稲荷社︵附:鳥居︶ - 嘉永2年︵1849年︶建立。屋敷地北西の小高い位置に建つ。
●大工小屋 - 江戸時代末期。主屋北東に建つ。
●ハセ小屋︵附指定︶ - 江戸時代末期。屋敷地の南西に建つ。
●土地5599.63㎡
主屋は茅葺で、寄棟造の居室部の手前に入母屋造の馬屋部分が突出し、全体としてはL字状の平面をなす。居室部は上手︵東側︶に南北2列、東西3室の計6室を設け、下手︵西側︶は台所と土間とする。上手の一部に2階︵2室︶を設ける。突出部はもとは馬屋であったが、展示室等に改造されている。
屋敷地は南向きの傾斜面に石垣を築いて整地している。付属建物等もよく残り、豪農の屋敷構えがよく保存されている。こうした点が評価され、2007年12月4日、国の重要文化財に指定された。
利用情報
- 開館時間
- 4月~10月 - 8:30~17:00
- 11月~3月 - 9:00~16:00
- 年中無休
建築概要
- 竣工 - 江戸時代後期(1800年頃)
- 構造 - 木造、茅葺
- 床面積 - 540m2
- 所在地 - 〒028-0533 岩手県遠野市綾織町上綾織1地割14番地
交通アクセス
参考文献
- 「新指定の文化財」『月刊文化財』531号、第一法規、2007
関連項目
- 国道396号線