囲碁の段級位制

囲碁の技量の度合いを表すための等級制度

これはこのページの過去の版です。Aoshimayouichi (会話 | 投稿記録) による 2023年5月25日 (木) 11:53個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎アマチュア)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。






=first degree black belt1=shodan使 1-dan  2d5k5使 9p使

歴史

 
戦時中の初段允許状(昭和19年1月8日)






プロ

昇段規定

2014年時点での日本の囲碁のプロ組織での昇段規定は以下である。いずれかを満たせば昇段できる。

昇段 条件
九段
八段へ
  • 対象棋戦150勝
  • 三大タイトル挑戦(棋聖、名人、本因坊)
  • 七大タイトル1期獲得(天元、王座、碁聖、十段)
  • 特定国際棋戦準優勝
七段へ 共通
  • 対象棋戦120勝
  • 賞金ランキングによる昇段(日本棋院のみ六段より1名)
  • 特定タイトル戦の優勝(阿含桐山杯竜星
  • 七大タイトル挑戦(天元、王座、碁聖、十段)
  • 三大タイトルリーグ入り(棋聖・名人・本因坊、棋聖はSリーグのみ)
関西棋院のみ
六段へ
  • 対象棋戦90勝
  • 賞金ランキングによる昇段
    • 日本棋院のみ五段より2名
五段へ
  • 対象棋戦70勝
  • 賞金ランキングによる昇段
    • 日本棋院は四段より2名
    • 関西棋院は初段~四段の中で1名
四段へ
  • 対象棋戦50勝
  • 賞金ランキングによる昇段
    • 日本棋院は三段より2名
    • 関西棋院は初段~四段の中で1名
三段へ
  • 対象棋戦40勝
  • 賞金ランキングによる昇段
    • 日本棋院は二段より2名
    • 関西棋院は初段~四段の中で1名
二段へ
  • 対象棋戦30勝
  • 賞金ランキングによる昇段
    • 日本棋院は初段より2名
    • 関西棋院は初段~四段の中で1名
  • 対象棋戦=棋聖戦(対アマチュアも含む)・名人戦・本因坊戦・王座戦・天元戦・碁聖戦・十段戦・新人王戦・竜星戦(対アマチュアも含む)・桐山杯(対アマチュアも含む)・広島アルミ杯・マスターズカップ・三星火災杯(本戦のみ)・LG杯(本戦のみ)・農心杯・春蘭杯・百霊杯(本戦のみ)・夢百合杯(本戦のみ)・グロービス杯・新奥杯(本戦のみ)・ワールド碁チャンピオンシップ・国手山脈杯・天府杯
  • 特定国際棋戦優勝=応昌期杯三星火災杯LG杯春蘭杯百霊杯夢百合杯新奥杯ワールド碁チャンピオンシップ国手山脈杯天府杯[1]
  • 勝数で昇段した場合は賞金ランキング上位者の対象から除く
  • 飛び段も可能。(例:三段の棋士がリーグ入りした場合一気に七段になる[2]
  • 勝利数だけで昇段した場合通算750勝で九段到達となる。中堅棋士で年間20勝前後なので約38年かかることになる。

経緯


11

12西1212

西101012412201121

2004西10931()

2003

(一)
(一)12

(二)

(三)

(二)

(三)12

西2005西NHK

西12西1

402008200817207623.67322.7[3]2010西西20052014

9090


アマチュア


西2015

(一)

(二)

(三)

1.2.38100Web退



(一)

(二)

(三)

11

2678[4][5][4][5]



西T

ネット碁における段級位

ネット碁でも、各サイトの基準などに応じて段級位が表示されるものが多い。また、プロが登録して打つ場合にも、アマチュアと共通の段級位が設定される場合が少なくない。

参加者の多いネット碁サイトで多数対局した結果としてつけられた段級位は、実力を正確に測ったものと捉えられるが、その基準は各サイトによってまちまちであり、日本棋院や関西棋院の認定する段級位の基準とは必ずしも一致しない。他方で、棋力を意図的に過少申告して下位の棋力の者をいたぶるように打って楽しむサンドバッカーの存在もあり、マナー違反として認知されている。

アマチュアとプロの比較


911020[6]3025

9[5][4]5[7]3[5]



[8]


脚注



(一)^  

(二)^ 2013

(三)^ 2009210

(四)^ abc - . kado-igokyoshitsu.jp. 2023415

(五)^ abcd,  (20151228). . . 2023415

(六)^ 71

(七)^ ,,.  . 2023415

(八)^ 18C8LG

参考文献

  • 林裕『囲碁百科辞典』金園社、1975年

関連項目