季節労働
季節労働︵きせつろうどう︶とは、冬季に積雪を迎える地域において、積雪などで事業ができないために就労する労働のこと。また、季節労働をする者を季節労働者、季節労働者を雇用することを季節雇用といい、季節雇用とは逆に1年を通した雇用を通年雇用という。以下、これらの語についても併せて論じる。
概要
なぜ冬に仕事ができないか
冬季は以下の理由により、従前の方法を用いる限りでは事業を遂行できない。
●土木業・建築業
土木現場で施工されるコンクリートや盛り土に周囲の雪が混入し、十分に締め固めることができなかったり、締め固めた後でも混入した雪が春になって溶け出すことで隙間ができ、十分な強度を持つことができないため。
●農業
低温により、作物そのものが育たない。
通年施工
積雪など自然条件の厳しい冬期間にも住宅などを建築し、1年を通じて事業を継続する試みがある。これにより、1年を通じて雇用が発生し、経営も好循環することが期待される。そして、雇用保険の必要がなくなる。