富士ハウス
富士ハウス株式会社(ふじハウス)は、静岡県浜松市に本社を置く木造住宅の注文建築業者である。現在、破産手続き中。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 静岡県浜松市中区砂山町350番地 |
設立 | 1971年(昭和46年)1月 |
代表者 |
代表取締役社長 川尻増夫 (破産申立て時点) |
資本金 | 1億5000万円 |
売上高 | 約418億2800万円(2008年3月期) |
従業員数 | 1714名 |
外部リンク | http://www.fujihouse.co.jp/ |
概説
創業から
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倒産
同業他社との競争激化、建築基準法の改正の影響、平成19年に完成した﹁名古屋工場﹂の無計画な設備投資による資金繰りの悪化、さらに平成20年に入ってからは資材の高騰にも苦しめられ、世界同時不況の影響に端を発する景気低迷による受注伸び悩みが決定打となり経営を圧迫させ、2009年1月29日に、関連会社2社とともに、東京地方裁判所に自己破産を申請して、倒産した。申立て時の負債総額は、富士ハウス単独で約358億8500万円、3社の合計で約638億600万円である。
この倒産により、建築途中の住宅や未着工の物件について、引渡が不可能になった。富士ハウスは、通常よりもはるかに高い7割もの代金を着工前に注文者に支払わせていたこと、住宅完成保証制度に未加入であったこと、独自の工法で建築していたために他の業者では引き継ぐことが困難なことなどから、代金の大部分を払ったのに住宅の引渡しを受けられない注文主が多数存在する事態になった。2009年4月13日に、注文主らが集団で静岡地方裁判所に、元社長に対して総額で3億円の契約金返還請求訴訟を提起した[1]。弁護団は、元社長に対して詐欺罪での刑事告訴を静岡地方検察庁浜松支部に行うことも検討している[2]。
なお、2009年2月24日に請負工事を引き継ぐ株式会社富士ハウス再建パートナーズ︵後に、株式会社らいずほーむ︶が設立されている。
関連会社
- 日京株式会社 - 建築資材の加工・供給事業
- 株式会社サニー - 不動産分譲・仲介事業
関連項目
脚注・出典
- ^ 自己破産「富士ハウス」と契約の施主71人、元社長らを提訴 YOMIURI ONLINE・2009年4月13日
- ^ 浜松の住宅会社元社長告訴へ 契約金詐取容疑で 静岡新聞・2009年4月8日