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'''NC'''No Contest:[[]]
 
== 概要 ==
大きく分けて、進行中の試合を審判員その他立会人の判断で打ち切る場合と、一度決着ついた過去の試合について統括組織の判断で勝敗を取り消す場合がある。
[[プロレス]]においては、第三者の乱入や[[レフェリー (プロレス)|レフェリー]]の負傷によって試合が収拾不能に陥った場合がほとんどであるが、ごくまれに試合が[[ガチンコ]]になってしまって無効試合が宣告される場合がある([[1986年]][[4月29日]]の[[前田日明]]VS[[アンドレ・ザ・ジャイアント]]戦など)。
 
[[プロレス]]においては、第三者の乱入や[[レフェリー (プロレス)|レフェリー]]の負傷によって試合が収拾不能に陥った場合がほとんどであるが、ごくまれに試合が[[ガチンコ]]真剣になり過ぎる状態になってしまってたがために無効試合が宣告される場合がある(俗称で言う所の「[[ガチンコ]]」である。主なものとしては[[1986年]][[4月29日]]の[[前田日明]]VS[[アンドレ・ザ・ジャイアント]]など)。
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[[]][[]][[]][[]]''''''No Decision[[]][[|]]
なお、[[タイトルマッチ]]が無効試合となった場合、王者の防衛となるが防衛回数には数えられない。一方、無効試合となった要因が王者側にある場合は王座剥奪に至ることもある。
 
[[エキシビション]]を無効試合扱いで戦績に含める場合もある。
 
なお、[[タイトルマッチ]]が無効試合となった場合王者の防衛となるが防衛回数には数えられない。一方、無効試合となった要因が王者側にある場合は王座剥奪に至ることもある。[[全日本女子プロレス]]の主要タイトルを認定する[[WWWA]]ルールでは、王者の反則負けは無効試合扱いにして王座剥奪(協会預かり)にしていた
 
格闘技以外でも、何らかの理由によって公正な試合運営が不能な状況となった場合は無効試合にされることがある。[[サッカー]]の場合だと、記録・勝ち点を無効とする処置が行われる。
 
== 無効試合となった主な試合と選手 ==
ボクシング・格闘技以外の無効試合も含める。
* [[2010]][[620]][[SRC13]][[]]VS[[]]
*[[2024年]][[4月20日]]、ニューヨークのバークレイズ・センターで行われた[[デヴィン・ヘイニー]]対[[ライアン・ガルシア]]によるWBC世界スーパーライト級タイトルマッチは、ガルシアが番狂わせとなる12回2-0(112-112、114-110、115-109)の判定勝ちを収めた(なお、前日計量でガルシアはスーパーライト級の規定体重を3.2ポンド(約1.4kg)の体重超過となる143.2ポンドで計量失格となり王座獲得の資格を剥奪されたため、試合結果を受けヘイニーは当初保持していた王座は空位となるはずだったが、WBC会長のマウリシオ・スライマンはヘイニーが王座を引き続き保持すると発表した)。しかし2024年5月1日、VADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)が前日計量後と試合直後に2回実施した薬物検査で、ガルシアから採取された尿のAサンプルから2回ともパフォーマンス向上薬の一種であるオスタリンの陽性反応が検出され、22日後の同年5月23日にもAサンプルに続きBサンプルからも同様にオスタリンの陽性反応が検出されたと報道された。そして2024年6月20日、ガルシアの勝利を取り消して無効試合に変更とし、併せてガルシアに対して1年間の試合出場停止と契約書に記載されたファイトマネー1,200,000ドル(PPVボーナスを除く)の全額没収、10,000ドルの制裁金といった処分を科した。
* 2010[[65]][[]][[X-1 WORLD EVENTS]][[]]VS[[]]1
*[[2023]][[624]][[RIZIN.43]][[|""]]1KO[[|WADA]]使使202392RIZIN20221228202335KNOCK OUT2
* [[2009年]][[7月9日]]、[[オーストラリア]]・[[シドニー]]で行われた[[世界ボクシング機構|WBO]]アジア太平洋[[フェザー級]]暫定王座決定戦の[[山口賢一]]VS[[ビリー・ディブ]]戦で山口は1回TKO負けを喫したが、ディブの2度のダウンのうち1度目をスリップと判断され、逆に山口がスリップ気味にダウンしたところを加撃されたのに反則を取らずレフリーストップとなった。このため山口陣営は試合直後に猛抗議。[[8月4日]]に[[ビデオ判定]]の結果、無効試合となった。
* [[AFCチャンピオンズリーグ2020]]にて、新型コロナウイルス感染症の影響で数クラブが大会への参加を辞退したため、一部の試合が無効試合として扱われた。
* [[UEFA EURO 2008]][[|]][[|]]1
* [[2016年]][[3月5日]]、[[グロズヌイ]]の[[アフマド・アレーナ]]で行われたWBA世界ヘビー級タイトルマッチは挑戦者の[[ルーカス・ブラウン]]が王者の[[ルスラン・チャガエフ]]に10回2分2秒TKO勝ちを収めオーストラリア初のヘビー級王者となった。しかし試合後にVADAが実施した薬物検査でクレンブテロールに対する陽性反応が出た。さらに5月12日にブラウンの予備検体でもクレンブテロールの陽性反応が検出されたことで、WBAはブラウンからWBA世界ヘビー級王座を剥奪し6か月間の出場停止処分を科した<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/lucas-browne-stripped-and-suspended-for-six-months#.VzVMiSOCgm8 Lucas Browne Stripped and Suspended for Six Months] WBA公式サイト 2016年5月12日</ref>。さらに5月21日、WBA会長が「WBAのドーピング規定に則り同年3月5日に行われたルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦の試合結果は無効試合とします。敗者となっていたチャガエフは試合前の地位であるWBA世界ヘビー級王者に復帰することとなります。」と述べ、チャガエフ対ブラウン戦の試合結果はブラウンの10回2分2秒TKO勝ちから無効試合に変更となり、2016年6月8日に発表された2016年5月度ランキングでWBA世界ヘビー級王座はチャガエフに正式に返還されたことが確認された<ref>[http://www.worldboxingnews.net/2016/05/21/news/chagaev-to-defend-belt-against-oquendo-browne-result-a-no-contest Chagaev to defend WBA belt vs Oquendo, Browne loss a no contest] World Boxing News 2016年5月21日</ref>。
* [[2007年]][[12月31日]]、[[やれんのか! 大晦日! 2007]]で[[三崎和雄]]に1RKO負けを喫した[[秋山成勲]]が試合後に「四点ポイント中に顔面を蹴られたからルール違反である」と抗議文を提出。秋山側の抗議が認められる形で[[2008年]][[1月22日]]にノーコンテストとされた。
* [[2015年]][[5月1日]]、[[ネバダ州]][[ラスベガス]]で行われた[[粟生隆寛]]対[[レイムンド・ベルトラン]]は、ベルトランが2回1分29秒TKOで勝利(当初この試合は[[世界ボクシング機構|WBO]]世界ライト級王座決定戦として予定されていたが、前日計量でベルトランに[[体重超過]]があったため粟生が勝利した場合のみ王座獲得とされており、この結果を受け王座は引き続き空位となった)。しかし、[[ネバダ州アスレチック・コミッション]]が実施した薬物検査で違反薬物のスタノゾロールに対する陽性反応が出た為、8月13日のコミッション発表よりベルトランの勝利を取り消して無効試合とし、併せてベルトランに対してファイトマネーの30%にあたる罰金25,500ドルと9か月間の出場停止処分が科せられた。
* 2015年[[2月22日]]、[[スターダム]]後楽園大会メインイベントの[[ワールド・オブ・スターダム王座]]タイトルマッチにおいて、挑戦者の[[安川結花|安川惡斗]]が王者の[[世志琥|世IV虎]]に対してパンチを繰り出したことからノーガードの殴り合いに発展し、激昂した世IV虎が安川の顔面に執拗にパンチを見舞う一方的な展開となり7分45秒に安川側セコンドの[[木村響子]]が[[和田京平]]レフェリーの求めに応じてタオルを投入したことでTKOで世IV虎の防衛となった。だが、流血してもなおマウントを取り攻撃を加えるという世IV虎の常軌を逸した行為およびタイトルマッチにもかかわらず一切の組み合い・技の出し合いすらないままに試合が終わるというプロレスらしからぬ決着に批判が続出した。安川は頬骨骨折などの重傷を負ったこともあり、2月25日に世IV虎の勝利を取り消しての無効試合と世IV虎の王座剥奪が発表された。
* [[2014年]][[1月3日]]、[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界スーパーフェザー級タイトルマッチは、挑戦者[[ランセス・バルテレミー]]が王者[[アルヘニス・メンデス]]を2回KOで破ったが、フィニッシュブローがラウンド終了後にヒットしたため、メンデス側が猛抗議。[[ビデオ判定]]の結果、ミネソタ州アスレチックコミッションは1月30日に「バルテレミーのパンチは2ラウンド終了ゴング後」と発表し、無効試合に改めた<ref>[http://boxingnews.jp/news/10636/ IBF・S・フェザー級戦は無効試合に、メンデス王者残留] Boxing News 2014年2月1日</ref>。
* [[2013年]][[5月17日]]、[[モスクワ州]][[クラスノゴルスク|クラスノゴルスク市]]で行われたWBA世界クルーザー級王座統一戦は[[休養王座|休養王者]]の[[ギレルモ・ジョーンズ]]が正規王者の[[デニス・レベデフ]]に11回2分4秒KO勝ちを収め王座統一に成功し正規復帰を果たしたのだが、試合後にジョーンズから禁止薬物のフロセミドに対する陽性反応を示したため同年[[10月18日]]にジョーンズから王座を剥奪しレベデフに王座を差し戻す判断がなされた。[[2015年]][[6月11日]]に公式記録がジョーンズの勝利から無効試合に変更となった<ref>[http://www.boxingscene.com/lebedevs-loss-jones-finally-reversed-says-hryunov--92182 Lebedev's Loss To Jones Finally Reversed, Says Hryunov] Boxing Scene.com 2015年6月11日</ref>。
* [[2010]][[620]][[SRC13]][[]]VS[[]]
* 2010[[65]][[]][[X-1 WORLD EVENTS]][[]]VS[[]]1
* [[2009]][[79]][[]][[]][[|WBO]][[]][[]]VS[[]]1TKO21[[84]][[]]
* [[UEFA EURO 2008]][[|]][[|]]1
* [[2007年]][[12月31日]]、[[やれんのか! 大晦日! 2007]]で[[三崎和雄]]に1RKO負けを喫した[[秋山成勲]]が試合後に「四点ポイント中に顔面を蹴られたからルール違反である」と抗議文を提出した。秋山側の抗議が認められる形で[[2008年]][[1月22日]]にノーコンテスト無効試合されなった。
* 2007[[1215]][[]][[]][[|WBC]][[ ()|]]VS[[]]8TKO
* 2007年[[9月8日]]、メキシコで行われた[[アマチュア]][[ボクシング]]大会[[グアンス・デ・オロ]]の[[バンタム級]]少年の部の3回戦に出場した[[亀田和毅]]が現地の13歳ギゼルモ・トレロに判定1-2で敗れたが、試合後に判定を不服とした亀田サイドが猛抗議し、一転して無効試合となった。アマチュアでこのような措置が行われるのは極めて異例である。
* [[2006年]][[12月31日]]、[[K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!]]で[[桜庭和志]]と対戦した[[秋山成勲]]がスキンクリームを全身に塗布するルール違反を犯した。桜庭サイドの猛抗議により、試合後秋山は失格とファイトマネーの全額没収となった。
* 2006114[[]][[|]][[|IBF]][[]]VS[[]]3-0
* 2006年[[10月23日]]、「XFS II」で[[坂井澄江]]が[[エイミー・デイビス]]からタップを奪い勝利したが、タイムキーパーのミスがあったため無効試合となった。
* [[2005年]][[12月31日]]、[[K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!]]において、[[ヒース・ヒーリング]]がゴング前に[[中尾芳広]]を殴り反則負けとなったが、後に挑発行為を行った中尾芳広にも原因があるとし両者失格の無効試合となった。
* [[2003]][[1231]][[K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!]][[]]VS[[]]3KO[[]][[]][[K-1 ROMANEX]]
* [[2001]][[317]]K-1 GRADIATORS 2001[[]]VS[[]]1KO1RKO
* [[1995年]][[12月9日]]、IBF世界[[ヘビー級]]王座決定戦で[[フランソワ・ボタ]]が[[アクセル・シュルツ]]に12回判定で勝利し王座を獲得したが、試合後の尿検査でボタの[[ドーピング]]反応が出たため、当事者のボタは王座剥奪と罰金5万ドルの処罰を受けた。
* [[1986]][[429]][[]][[]]VS[[]]
* [[1972年]][[11月27日]]、[[国際プロレス]][[愛知県体育館]]大会にて日本初の金網タッグデスマッチとして、WWA世界タッグ王座戦[[ウィリアム・アフィルス|ディック・ザ・ブルーザー]]&[[クラッシャー・リソワスキー]]VS[[ストロング小林]]&[[グレート草津]]が行われたが、ルールを完全には理解できていなかった外国人組が日本人組とレフェリーの阿部脩をノックアウトし、サブレフェリーの前溝隆男にも暴行を加えた上で金網の出入口から脱出する暴挙を働き、無効試合となったが、これに納得がいかない観客の暴動に発展した。
* [[1968]]1025WBAWBC[[]]VS[[]]8[[]]
* [[1947年]][[4月18日]]、ニューヨーク州聖ニコラスアリーナでマリオ・ラモンVSボビー・ウィリアムズの4回戦にて1回途中でレフェリーの[[ベニー・レナード]]が心臓発作で倒れ死亡したため、無効試合となった。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
* [[没収試合|放棄試合]]
* [[ノーゲーム]]([[野球]]・[[ソフトボール]])
* [[コールドゲーム]]
 
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{{DEFAULTSORT:むこうしあい}}
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[[Category:ボクシング用語]]
[[Category:スポーツの違反行為]]
 
 
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