「誕生石」の版間の差分
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誕生石は本来、[[旧約聖書]]に出てくる12の宝石に由来している。これを転嫁し、月ごとの守護石として、アメリカの鉱物学者である{{仮リンク|ジョージ・フレデリック・クンツ|en|George Frederick Kunz}}が考案した<ref name="岩田2007">[[岩田裕子 (作家)|岩田裕子]]﹃21世紀の冷たいジュエリ﹄柏書店松原、2007年、27頁</ref>。今日の誕生石は[[1912年]]に[[アメリカ合衆国]]の宝石商組合︵現在の{{仮リンク|ジュエラーズ・オブ・アメリカ|en|Jewelers of America}}︶が販売促進の手段として制定したものを基にして、[[1952年]]にアメリカ宝石小売商組合など複数の団体によって個々に改訂されたものが基準となっている<ref name="図解雑学">[[近山晶]]監修﹃図解雑学 鉱物・宝石の不思議﹄ナツメ社、2007年、182頁</ref><ref name="岩田2007" /><ref name="まいどな">[https://maidonanews.jp/article/14368447 日本の誕生石、63年ぶりに改訂 新たに宝石10石追加、全29石に まいどなニュース] 2021年12月20日 2021年12月20日閲覧</ref>。誕生石の習慣は各国に広まったが、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、フランス、日本など、それぞれ国によって選ばれている宝石には若干の違いがある<ref name="岩田2007" />。元来根拠がないものを、各国の事情に合わせてそれぞれが都合よく改定した結果である。 日本ではアメリカの宝石商組合が定めたものを基準に、1958年に全国宝石商協同組合︵現‥[[全国宝石卸商協同組合]]︶が独自に[[珊瑚]]と[[ヒスイ]]を追加して販売促進用に制定したものが最初とされる<ref name="まいどな" /><ref name="図解雑学" /><ref name="宝石商組合沿革">[https://zho.or.jp/history/ 組織沿革 – 全国宝石卸商協同組合]. 2021年12月21日閲覧</ref>。その後、他の団体も勝手に誕生石を導入していったため、業界全体での統一がされておらず消費者の混乱を招き、販売促進ツールとして効果的では無くなっていたため、全国宝石卸商協同組合は[[⽇本ジュエリー協会]]および[[⼭梨県⽔晶宝飾協同組合]]の賛同を得て、2021年12月20日に63年ぶりの改訂を行った<ref name="NHK" />。 {{要出典|date=2021/12/20|[[イギリス]]・[[フランス]]では、[[水晶]]（4月）・[[カーネリアン]]（7月）が追加されている。}}
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