111905 - 1905201019082050[1]
43

開業に至るまで

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阪神本線は、建設前に技師長の三崎省三アメリカの郊外電車(インターアーバン)をはじめ車両メーカーや発電所などを視察して、現地でもまだ揺籃期であったインターアーバンに関する情報を収集、軌間1435mm、阪神間に最低30ヶ所の駅を設けて大型のボギー車を所要60分前後で走らせるという、当時日本でも走り始めていた路面電車をはるかに凌駕する高速電車として計画された。

しかし、東海道本線と並走するために私設鉄道法による電気鉄道としては認可されず、軌道条例に準じた軌道線扱いで認可されたため、会社側から全区間道路上に軌道を敷設ということではなく、大阪市神戸市という関西の2大都市間を結ぶ路線として成り立つような法規運用を行ってもらえるよう関係省庁と折衝を重ねた結果、監督官庁の内務省からは完全なる併用軌道ではなく、路線の一部分が道路を走っていればそれでいいと拡大解釈されたことから、併用軌道区間は神戸市内と御影駅周辺のみとして、当初の計画通り「広軌高速」のインターアーバンとして建設されることとなり、車両もその計画に対応した当時としては大型ボギー車を投入することとなり、1形が製造された。

概要

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尼崎車庫での記念式典で撮影された1形
("Electric railway journal" (1909年)掲載)

1(John Stephenson)[1]2[1]112 - 5012 - 50

13.5m2.2mv 13 vv3[2]

[1]5001

12 - 50

1
(Peckham flexible track Co.)14-B-3-X2(7B)(8B)(7B)(7B)(7B)(8B)(8B)11(GE)GE-67A(33.6kW45HP)24

2 - 50
J.G.Brill 27G1[1](WH)WH-38B(33.6kW45HP)4WHWH-405D

2

開業

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青木駅に停車する1形

 - 8/h12.8km/h225/h40km/h9012[3]18091107291906

1190737190833101050501910863191111便[4]1191251191112101111

1形のその後

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1913191532941 - 4648491027MCB1GE-200C(29.8kW)419221347295041 - 5019203011923331291

3011921192131 - 377[1]使19221211211319235369[1]3025002501 - 2530使1

脚注

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注釈

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(一)^ 183119041917

(二)^ (vestibule)

(三)^ A西N

(四)^ 

出典

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  1. ^ a b c d e f 飯島巌・小林庄三・井上広和『復刻版 私鉄の車両21 阪神電気鉄道』ネコ・パブリッシング、2002年(原著1986年、保育社)。103頁。

参考文献

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  • 『鉄道ピクトリアル』1997年7月臨時増刊号 No.640 特集:阪神電気鉄道
  • 『阪神電車形式集.1』 1999年 レイルロード
  • 『車両発達史シリーズ 7 阪神電気鉄道』 2002年 関西鉄道研究会