Clipchamp
Clipchamp（クリップチャンプ）は、オーストラリアブリスベンに本社を置く企業、および動画編集ソフトウェアである[1]。2021年9月にマイクロソフトによって買収された[2]。
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| 事業分野 | 動画編集ソフトウェア |
|---|---|
| 設立 | 2013年 |
| 創業者 |
アレクサンダー・ドレイリング デイブ・ヒューイット トビ・ラウブ ソーレン・バルコ |
| 本社 |
 オーストラリアブリスベンミアンジン[1] |
事業地域 | 全世界 |
主要人物 | アレクサンダー・ドライリング（CEO） |
| ブランド | Clipchamp |
| 所有者 | マイクロソフト（2021年 - ） |
| ウェブサイト |
clipchamp |
| 開発元 | Clipchamp Pty Ltd |
|---|---|
| 初版 | 2014年 |
| 対応OS |
Microsoft Windows macOS iOS Android |
| 種別 | 動画編集ソフトウェア |
| 公式サイト |
clipchamp |
動画編集ソフトウェアとしては、フリーミアムサービスとして機能は基本無料だが、高解像度でのエクスポート等の一部の機能や大半のストックコンテンツの利用には有料プランに加入する必要がある[3]。また、ソフトウェアの利用にはアカウントへのログインが必要である[4]。
歴史
編集
Climchamp社は、2013年にアレクサンダー・ドレイリング、デイブ・ヒューイット、トビ・ラウブ、ソーレン・バルコらを含む元SAP従業員により、スタートアップとして設立された[5]。当初はTranscodeCentralと呼ばれ、人々のブラウザを使用して動画のトランスコーディング︵動画をあるコードから別のコードに変換する︶を高速化する分散型スーパーコンピュータを構築する試みとして始まったという[6]。
2014年、動画編集ソフトウェアとしてClipchampを正式にリリースした[7]。動画の圧縮と編集、およびトランスコーディング用のクラウドベースのブラウザソフトウェアが含まれた製品に拡大した[6]。
2016年6月までに、Clipchamp社の企業価値は110万ドルだった[8]。2018年には、Climchampのユーザー数は650万人に達し、100万ドルを寄付したスティーブ・バクスターら、投資家を魅了させたという[9]。
2020年、Clipchamp社はTransition Level Investments、Tola Capital、TEN13などの投資ファンドとの提携により得られた1,320万ドルの資本金を取得した後、アメリカ・シアトルに拠点を設置した[10]。
2021年9月7日、Clipchamp社はマイクロソフトによって買収された[7]。同年11月2日に開催されたマイクロソフト・イグナイトにて、Clipchampを発表した[11]。2022年3月9日、ClipchampアプリがMicrosoft Windows 11にてInsider Preview Build 22572をDevチャネル向けに公開した後[12]、Windows 11 2022 Update︵バージョン22H2︶にて標準搭載アプリとしてClipchampが追加された[13]。
主な機能
編集- トリミングおよびカット
- 分割
- フリップとミラー
- 回転
- 切り取り
- オーディオと画像の追加
- テキストやタイトル、スーパーの追加
- 色調整
- 背景の追加
- フィルターとトランジション
脚注
編集
(一)^ ab“会社概要”. Clipchamp. 2022年9月24日閲覧。
(二)^ “PC選ばずサクサク動画編集 Microsoftが買収したオンライン編集ツール﹁Clipchamp﹂を試す”. ITmedia NEWS. ITmedia (2021年11月22日). 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(三)^ “Windows 11に標準搭載へ、シンプルな動画編集アプリ﹁Clipchamp﹂の特徴と使い方”. WIRED.jp. Condé Nast Japan (2022年5月23日). 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(四)^ “富士通Q&A - Clipchampについて教えてください。”. FMVサポート : 富士通パソコン. 富士通クライアントコンピューティング. 2023年4月28日閲覧。
(五)^ “Aussie video editing start-up raises $13.2m in US-led funding”. Australian Financial Review (2020年2月11日). 2022年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(六)^ ab“Pivot principal ... Clipchamp gets funded after changing its product”. Australian Financial Review (2019年5月13日). 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(七)^ ab“マイクロソフト、動画編集プラットフォームClipchampの買収を発表”. ZDNet Japan. 朝日インタラクティブ (2021年9月8日). 2022年9月24日閲覧。
(八)^ “Funding Snapshot: Video Utility Tool Clipchamp Raises $1.1M”. WSJ (2016年6月2日). 2016年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(九)^ “Brisbane startup Clipchamp secures $1 million from Steve Baxter — and there are 6.5 million reasons why”. SmartCompany. Private Media Pty Ltd. (2019年5月15日). 2017年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(十)^ “Aussie video editing start-up raises $13.2m in US-led funding”. Australian Financial Review (2020年2月11日). 2020年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(11)^ “Microsoft、無償で始められるオンライン動画編集ツール﹁Clipchamp﹂を発表”. 窓の杜. インプレス (2021年11月9日). 2022年9月24日閲覧。
(12)^ “Windows 11プレビュー版に動画編集アプリ﹁Clipchamp﹂追加”. PC Watch. インプレス (2022年3月10日). 2022年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
(13)^ “︻特集︼ついに出た！Windows 11﹁22H2﹂の変更点まとめ。どこが変わって何が新しくなったのか？”. PC Watch. インプレス (2022年9月22日). 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。