おねがい☆ティーチャー
日本のテレビアニメ番組、メディアミックス作品
﹃おねがい☆ティーチャー﹄は、日本のテレビアニメ作品、およびそれを原作とする漫画・小説である。テレビアニメは2002年1月10日から3月28日にかけて、WOWOWのノンスクランブル枠にて放送された。略称は﹁おねてぃ﹂[1]。
おねがい☆ティーチャー | |
---|---|
ジャンル | ラブコメディ |
アニメ | |
原作 | Please! |
監督 | 井出安軌 |
脚本 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイン | 合田浩章 |
音楽 | I've / 折戸伸治 |
アニメーション制作 | 童夢 |
製作 | バンダイビジュアル |
放送局 | WOWOW |
放送期間 | 2002年1月10日 - 3月28日 |
話数 | 全13話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
CS放送の幾つかのチャンネルで放送された後、2012年1月期にはTOKYO MXで地上波初放送された。
概要
編集ストーリー
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
辺境惑星の駐在監視員として、地球に赴任した宇宙人・風見みずほ。正体を隠して、高校の教師として赴任したみずほは、主人公である草薙桂のクラスの担任となる。偶然、みずほの正体を知ってしまった桂は、彼女の秘密を守るため、彼女と結婚して夫婦として暮らすことになる。
桂は中学時代のトラウマから、﹁停滞﹂と呼ばれる、精神的なストレスに起因する﹁肉体的・精神的に昏睡状態﹂になる病気を患っており、過去には﹁3年間の長期停滞﹂を経験していた。 みずほとの生活から、いくつもの停滞を経験しながらも、次第に回復の兆しを見せていく。
そんなある時、クラスメイトの森野苺が、自分と同じく長期停滞により、6年間も時が止まっていた事を知る。同じ病気を抱えている苺の望みを叶えるために、桂は縁川小石と付き合うことになってしまう。お互いに心を通じ合わせ、求め合っているにもかかわらず、様々なすれ違いから、疎遠になっていく桂とみずほ。それにともなって、桂の停滞は進行していってしまう。
登場人物
編集主人公・ヒロイン
編集クラスメイト
編集銀河連盟関係者
編集
まりえ
声 - 金田朋子
みずほの宇宙船・まりえしーるの制御システムである生体コンピューター。本体である宇宙船にはステルス機能、空間転移、空間接合など高度な科学技術が盛り込まれており、まりえを介してそれらを特殊能力として使うことができる。言葉は﹁の!﹂しか話せないため、意思の疎通は主に表情とジェスチャーで行う。浮き輪型の装置を使い空中をフワフワ浮遊する。自己修復機能があるためメンテナンスフリーだが、ショックを与えるとよく暴走する。
第一話において、宇宙船に転送されてしまった桂が驚いて叩き落としてしまい、ブリッジから床に墜落して以来調子が悪く、しばしば謎の行動をとるようになる。本作で起きるトラブルは、まりえが引き起こした誤作動が原因であることが多い。次作﹃おねがい☆ツインズ﹄では単独で町内を浮遊している姿が頻繁に目撃されていて﹁まりえ﹂と呼ばれている。
風見 はつほ︵
声 - 高田由美
みずほの母。生粋の宇宙人だが、特殊な細胞活性技術により外見は若々しく色気たっぷりの美女。ショタコンの気があり、夫の面影がある桂を誘惑してみずほをからかうことも。しかし、冗談を通り越して艶事にのめり込む傾向が少々ある。まほ曰く﹁淫乱熟女﹂。2人の夫婦生活を監視・記録している。娘と同様にポッチー︵ホワイトチョコ味︶が好物。2009年の有人探査火星計画で漂流していた乗組員の男性と出会った事が縁となり結婚するが、夫はみずほが幼い時に死去。
風見 まほ︵
声 - こおろぎさとみ
みずほの妹。姉と同じく地球人とのハーフ。重度なシスコンで最初は桂を敵視していたが、やがて惹かれるようになる。外見年齢は10歳。母や姉と同様にポッチー︵ストロベリー味︶が好物。歯に衣を着せぬ発言が多い、生意気な性格。
みるる
声 - 佐久間レイ
はつほの宇宙船・みるるしーるの制御システムである生体コンピュータ。おでん串の様な形状の杖を持っている。まりえ同様の空間転移機能に加え、目からビームを出す。まりえと恋仲?になる。浮遊パーツが必要なまりえとは違い、単独で浮遊できる。
裁判官
声 - 江原正士
銀河連盟編で声のみ登場したキャラクター。みずほを地球に派遣した銀河連盟の一人で、彼女の地球での行いの中で度重なる違反行為があったため、駐在監視員を剥奪し銀河連盟本国へ送還し、また彼女に関わる全ての地球人の記憶を封印した。
その他の登場人物
編集舞台
編集
本作は長野県大町市にある木崎湖が舞台となっており、旧制松本高校︵劇中の木崎高校のモデル︶などが劇中に登場する。木崎湖周辺は、作品のファンからいわゆる聖地巡礼の対象となっており、ファンと地元関係者が共同で清掃活動などの美化運動︵みずほプロジェクト︶が行われた[3]。
スタッフ
編集主題歌
編集- オープニングテーマ
-
- 「Shooting Star」(第1話 - 第13話)
- 作詞・歌 - KOTOKO / 作曲 - 折戸伸治 / 編曲 - 高瀬一矢
- エンディングテーマ
- 挿入歌
- イメージソング
-
- 「I can't get over your best smile」
- 作詞・歌 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 高瀬一矢
- 「あの日の君へ」
- 作詞・歌 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 高瀬一矢
- 「snow angel」
- 作詞・歌 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 高瀬一矢
- 「Senecio」
- 作詞 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 中沢伴行 / 歌 - 詩月カオリ
- 「tiny days」
- 作詞 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 高瀬一矢 / 歌 - 川田まみ
- 「いつも思ってること」
- 作詞 - 江幡育子 / 作曲 - 中沢伴行 / 編曲 - 南良樹 / 歌 - 井上喜久子
各話リスト
編集「13話」と「EX」はテレビ未放送(DVD7巻に収録)。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 教えてティーチャー | 黒田洋介 | 井出安軌 | 野中卓也 | 合田浩章 | |
2 | もう、お婿にいけません | くるおひろし | 伊東克修 | |||
3 | まずいよ☆先生 | 樫山聡之 | 石倉敬一 | |||
4 | やっぱり好きかも | 篠幸裕 | 江上夏樹 | |||
5 | そんな先生に、ぼくは | あおきえい | 牧野竜一 | |||
6 | 始まってから始めよう | 野中卓也 | 石倉敬一 | |||
7 | 泣かないで先生 | 八谷賢一 | きみしま幾智 | |||
8 | 長い夜 | 菅沼栄治 | 樫山聡之 | 大河原晴男 | ||
9 | もう、おわりにしよう | くるおひろし | 伊東克修 | |||
10 | でも | 樫山聡之 | 三宅雄一郎 | 江上夏樹 | ||
11 | せんせい | あおきえい | 牧野竜一 | |||
12 | もう一度ティーチャー | 野中卓也 | きみしま幾智 清丸悟 |
|||
13 | ヒミツなふたり | 八谷賢一 | くるおひろし | 合田浩章 | ||
EX | まりえ、愛の劇場 | ‐ | まりえを主人公とした150秒程の短編作品。 |
関連商品
編集Blu-ray
編集- Blu-ray Box Complete Edition
DVD
編集- 1st mail
- 1st mail Memories SPECIAL
- 2nd mail
- 3rd mail
- 4th mail
- 4th mail Memories SPECIAL
- 5th mail
- 6th mail
- 7th mail
- 7th mail Memories SPECIAL
- Music Collection
- REMINISCENCE DISC
- REMINISCENCE DISC Limited SPECIAL
- おねがい☆ティーチャー MEMORIAL BOX
CD
編集- おねがい☆ティーチャー SOUND COLLECTION
- LOVE A RIDDLE/I can't get over your best smile
- 主題歌マキシシングル「Shooting Star」
- イメージサウンドトラック「セレソン」
- ヴォーカルアルバム「Stokesia」
- コンプリートサウンドトラック「Seretula」
- みずほ先生のはちみつ授業 ドラマアルバム
- Vol.1「みずほ先生にドッキリ」
- Vol.2「みずほ先生でいやぁん」
- Vol.3「みずほ先生でばかぁん」
- Vol.4「みずほ先生のちょっとだけよ」
- みずほ先生のハイパーはちみつ授業(特別編)「みずほ先生の丼(どんぶり)」(DVD MEMORIAL BOX初回版に同梱、Blu-ray Box Complete Editionに同梱)
- CD-BOX Ortensia
- 10周年記念シングル「回帰新星 -recurrent nova-/夏風ノスタルジア」
- 『おねがい☆ティーチャー/ツインズ』聖地巡礼バスガイドCD
コミック
編集- 電撃コミックス おねがい☆ティーチャー 全2巻(作画:林家志弦)
小説
編集- おねがい☆ティーチャー「みずほと桂のMilky Diary」(作:雑破業)
ムック、その他
編集- おねがい☆ティーチャー 設定資料集
- おねがい☆ティーチャー ヴィジュアルブック Mizuho's Lover
- おねがい☆ティーチャー ビジュアルコレクション
- おねがい☆ティーチャー オフィシャルファンブック ЛETO
- おねがい☆ティーチャー原画集 Accord
参考文献
編集- 北海道大学観光学高等研究センター文化資源マネジメント研究チーム「メディアコンテンツとツーリズム : 鷲宮町の経験から考える文化創造型交流の可能性 (CATS叢書 : 観光学高等研究センター叢書 ; 第1号) 全1冊」『CATS叢書 : 観光学高等研究センター叢書』第1号、北海道大学観光学高等研究センター、2009年3月、NAID 120006771563。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “はちみつ学級新聞 第1回|「おねがい☆ティーチャー」「おねがい☆ツインズ」BD-BOX”. www.please10th-anniv.com. 2019年10月24日閲覧。
- ^ “はちみつ学級新聞 第2回|「おねがい☆ティーチャー」「おねがい☆ツインズ」BD-BOX”. www.please10th-anniv.com. 2019年10月24日閲覧。
- ^ メディアコンテンツとツーリズム 2009, p. 10.
関連項目
編集外部リンク
編集- おねがい☆ティーチャー - ウェイバックマシン(2003年8月3日アーカイブ分)
- バンダイビジュアル「おねがい☆ティーチャー」放送10周年特設ページ
- おねがい☆ティーチャー(バンダイチャンネル内のサイト)
- おねがい☆ティーチャー(TOKYO MX公式サイト内)