なぎなた

日本発祥の武道, 日本の競技武道

なぎなたは、公益財団法人全日本なぎなた連盟が多くの薙刀術流派を統合し競技化した武道。現代日本における代表的な武道の一つである。一般に女性の武道というイメージが強いが、男性の競技者も存在する。

なぎなた
使用武器 薙刀(木刀)、競技用なぎなた
発生国 日本の旗 日本
発生年 明治大正
源流 薙刀術
公式サイト 全日本なぎなた連盟
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歴史

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使使[1] 

193611殿[1]194015194116[1]195328541[1]196439[1]

[2]
 






参加流派

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服装・用具

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使2.1m - 2.25m650g2cm250cm+15cm

使

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基本

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構え

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5



()

























体捌き

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打突部位

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()()5




打突法

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面・小手・脛を打突する方法として、振り上げ持ち替え振り返しの方法がある。

突き方としては直突繰り込み突きがある。

振り方

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84

打ち返し

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全日本なぎなたの形仕掛け応じと呼ばれる演技の形の2種類がある。

仕掛け応じは二段技・三段技などの連続技、体捌き、払いや巻き落としなどの基本的な技法が盛り込まれており、繰り返し稽古をすることで正しい所作を習得する。

稽古方法

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一人稽古

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一人でなぎなたの操作方法や体捌きを練習すること。多くの場合姿見などに全身を写し、刃筋や姿勢が正しいか確認しながら行われる。

一対多数稽古

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なぎなた独特の稽古。前に立つ一人の指揮者の号令に合わせて全員で体捌きや打突を行う。稽古前後のウォーミングアップやクーリングダウンとして行われる。

相対稽古

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二人一組となって行う稽古。上述した打ち返しや仕掛け応じを行う。

防具稽古

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防具を着装し、二人一組で行う。打ち返しなどの基本から地稽古、試合稽古といった実践的な稽古まで行う。

その他

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もともと古流を稽古していた指導者も多く、その流派独自の形や稽古方法を取り入れている場合も少なくない。

競技

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第56回全日本薙刀選手権大会の動画

優劣を競うものとして試合競技と演技競技がある。コートはいずれも一辺が12mの正方形と定められている。

試合競技

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演技競技

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合計八本ある演技の型を二人一組、しかけと応じで行う。一回の試合に行う演技は3本と決まっており、一年ごとに変わる。

高校生までは一~五本目の内の三本、それ以上は一~八本目までのうち三本を行う。

その他

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リズムなぎなた

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異種試合

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各種武道大会などにおいて、剣道との異種試合が行われることがある。その際は脛打ちが有効とされることが多いことがある。

脚注

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(一)^ abcde ()20061220doi:10.18878/00001787https://doi.org/10.18878/000017872020423 

(二)^ ()沿1976doi:10.11214/budo1968.9.2_84https://doi.org/10.11214/budo1968.9.2_842020423 

(三)^ . . 2020423

(四)^ . . 2020423

(五)^ ab (2013), , , doi:10.11214/budo.46.31, https://doi.org/10.11214/budo.46.31 2020423 

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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