へっぐ号銃撃事件(へっぐごうじゅうげきじけん)とは、1982年昭和57年)に発生した日本タンカーフィリピン国防軍攻撃機に銃撃された事件である。

事件の概要

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HEGG 5,307t 2219821151650T-28D

11815614

PL105PL126209130240km調2125調

調査結果

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武器やテロリストの輸送については、痕跡は認められず、乗組員も全員一致して否定。 停船命令については、15日6時頃の警備艇からの警告を船橋当直者らが認めておらず、船長は同日14時頃の空軍機からの信号弾も1回目は停船命令と認識せず、2回目に銃撃を受けてから停船命令であったと認識したと主張した。 また、引き続き行われた銃撃に危険を感じたため、航行を続行したと主張した。 国籍を示す日章旗の掲揚は、空軍機が1回目の信号弾投下時まで掲げていなかったと判断された。

なおフィリピン側がこのような武力行使に出た経緯であるが、ミンダナオ島周辺海域は海賊が出没するうえに、ミンダナオ島ではイスラム系モロ族の反政府ゲリラがテロ行為を続けており、へっぐ号がゲリラへの武器を運搬する輸送船と疑っていたにもかかわらず、停船に応じないため逃走と判断し銃撃したというものであった。

へっぐ号の運航実態

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22715[1]500[1]

[1][1][1]

[1][1]

便[2][3]1990[2][3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 小田孝治 「ケミカルタンカー『へっぐ』銃撃事件の謎を追う」『世界の艦船』1982年5月号(No.307) pp.134-136
  2. ^ a b 土井全二郎 「論議呼ぶ国際船舶制度」『世界の艦船』1996年2月号(No.506) pp.88-90
  3. ^ a b 「日の丸船隊の福音となるか 日本人船員2名乗船体制スタート」『世界の艦船』2000年7月号(No.570) p.97

参考文献

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   19868ISBN 4-8089-4001-9 

 ;   20027463ISBN 4-8089-4003-5 

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