アカガイ
フネガイ目フネガイ科の二枚貝
アカガイ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Anadara broughtonii (Schrenck, 1867)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
アカガイ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Blood clam |
生態
編集ヒトとの関わり
編集食用
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食用として、主に寿司、刺身に使われる[3]。日本で市販されている﹁赤貝の缶詰﹂の多くはサルボウガイ ( Anadara kagoshimensis (Tokunaga, 1906)[4]) が使用されている[3]。近年は中国や韓国からの輸入物が多く市場に流通している。A型肝炎ウイルスを保有する個体が確認されており、加熱不十分だと感染リスクを避けられないため、専門職以外の採取の場合は生食を避けた方が良い。
楽器
編集歌舞伎の黒御簾音楽では、貝殻をこすり合わせて、カエルの鳴き声が再現された[5]。
歴史
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﹃古事記﹄にて、八十神に大火傷を負わされた大穴牟遅神を救うために神産巣日命が遣わした蚶貝比売︵キサカイヒメ︶はアカガイ、蛤貝比売︵ウムキヒメ︶はハマグリだと考えられており、赤貝の殻の粉を蛤汁で溶いて火傷に塗布したと考えられている[6]。食用として用いられるだけでなく、殻のカルシウムが薬として用いられていたことが推測されている[7]。
主な栄養素
編集可食部100gあたり
- タンパク質 13.5g
- 脂質 0.3g
- 鉄 5㎎
- 亜鉛 1.5㎎
- ビタミンB12 59.2μg[8]
アカガイと名のつく他の二枚貝
編集脚注
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(一)^ abcWoRMS Anadara broughtonii (Schrenck, 1867) 2012年6月14日閲覧。
(二)^ abЖивотные и растения залива Петра Великого. Л.: Наука. Жирмунский А. В. 1976.
(三)^ abアカガイ[リンク切れ] マルハニチロホールディングス﹁おさかなギャラリー﹂ 2012年6月14日閲覧。
(四)^ WoRMS Anadara kagoshimensis (Tokunaga, 1906) 2012年6月14日閲覧。
(五)^ “身近な音具たち︵かえる︶”. kyoushien.kyokyo-u.ac.jp. 京都教育大学. 2022年3月16日閲覧。
(六)^ 富士川游﹁史談-日本医史‥大穴牟遲神﹂﹃中外医事新報﹄1915年、835号、p46-47
(七)^ 伊沢凡人ら﹁中国医学の生薬療法と混同されやすいわが国・固有の生薬療法-和法﹂﹃保健の科学﹄2001年、43巻、8号、p595-596
(八)^ ﹃食材健康大辞典﹄308頁
(九)^ WoRMS Paphia amabilis (Philippi, 1847) 2012年6月15日閲覧。
参考文献
編集- 五明紀春 監修 『食材健康大辞典』時事通信社、2005年