イギリス王妃・王配一覧
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(イギリス王配から転送)
「イギリス君主一覧」も参照
イギリス王妃・王配一覧︵イギリスおうひ・おうはいいちらん︶では、歴代のイギリス君主︵国王/女王︶の配偶者︵王妃/王配、英‥Queen/Prince consort︶を列記する。イギリスの君主の配偶者とその前任者には憲法上の地位や権力はないが、多くが大きな影響力を持っている[1][2][3]。
![]() 王妃/王配 | |
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Consort of the British monarch | |
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在位中の王妃/王配 | |
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カミラ 2022年9月8日より | |
詳細 | |
敬称 | 陛下(Her Majesty) |
法定推定相続人 | ウェールズ公妃キャサリン |
初代 |
ジョージ・オブ・デンマーク (アイルランドとの連合王国:シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ) |
成立 | 1707年5月1日 |
宮殿 |
バッキンガム宮殿 ウィンザー城 など (一覧参照) |
ウェブサイト | http://www.royal.gov.uk/ |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/70/Queen_Elizabeth_II_and_Prince_Philip%2C_the_Duke_of_Edinburgh_1957.jpg/250px-Queen_Elizabeth_II_and_Prince_Philip%2C_the_Duke_of_Edinburgh_1957.jpg)
歴史
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1707年のイギリスとスコットランドの合同以来、在位にあったイギリスの君主の配偶者は11人になる。1727年から1814年までの歴代王妃は、夫全員がハノーファー選帝侯の称号を所持していたため、ハノーファー選帝侯妃でもあった。 1814年から1837年の間、夫はハノーファー国王であったため、王妃はハノーファー王妃としての称号を保持していた。 この人的同君連合は、1837年のヴィクトリア女王の即位によりに終了した。これは、ハノーファーの継承法︵サリカ法︶により、生き残った男性の相続人がいる場合に女性が称号を継承することが禁止されたため︵英国では、男性が優先された︶ 男性の長子相続を削除した2013年王位継承法までは、姉妹のみ︶。1866年の普墺戦争で、ハノーファーはプロイセンに併合され、ハノーファー県になった。
君主︵男性国王︶の全ての妻が配偶者︵consort︶になったわけではない。彼女らは死去したか、離婚したか、夫が王位に就く前に結婚が無効であると宣言されたか、退位後に結婚したなどの例である。実例として、ゾフィー・ドロテア・フォン・ブラウンシュヴァイク=リューネブルク︵ハノーファー侯子ゲオルク・ルートヴィヒ、後の国王ジョージ1世の妻︶、ウォリス・ウォーフィールド︵ウィンザー公エドワード、元国王エドワード8世の妻︶、レディ・ダイアナ・スペンサー︵ウェールズ公チャールズ、現在の国王チャールズ3世の妻︶がいる。
ジョージ1世とエドワード8世のみが、在位中に未婚であった。
1937年以来、国王の配偶者と21歳以上の継承順位の最初の4人が国務顧問(Counsellor of State)に任命される可能性がある。 国務顧問は、国王が国外にいるか一時的に無能力状態にある間、英国において国王の任務の一部を遂行する[6]。
称号
編集男性配偶者
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c3/Prince_Albert_-_Franz_Xaver_Winterhalter_1842.jpg/220px-Prince_Albert_-_Franz_Xaver_Winterhalter_1842.jpg)
戴冠式
編集(ラウリツ・トゥクセン作・1912年)
王妃は戴冠式に参加し、君主と同じ儀式の多くを執り行う。女王は伝統的に精巧なローブを着て、天蓋の下で行列を歩く。彼女らはまた聖油を注がれ、王冠を授けられた。伝統的に、男性の配偶者は戴冠式で戴冠したり、油を注がれたりすることはない[7]。
稀有なケースとしては、即位前に夫ジョージ4世と別居していたカロリーネ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテルがあり、法律により王妃となったが宮廷での地位はなく、ジョージ4世の戴冠式への出席と戴冠を強制的に禁止された[8]。
レガリア
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現存する最古の君主配偶者の王冠は、メアリー・オブ・モデナのために1685年に制作されたものである(State Crown of Mary of Modena)。20世紀初頭以来、王妃のために新しい王冠が制作されるのが伝統となっていた。しかし、カミラ王妃は2023年の戴冠式に向けて新たな王冠を制作しておらず、1911年のメアリー王妃の王冠(Crown of Queen Mary)を使用して戴冠した[9]。
王妃の指輪は、1831年にアデレード王妃の戴冠式のために初めて作成され、それ以来王妃によって使用されてきた[9]。
王妃の杖と鳩は﹁公平と慈悲﹂を表し、翼を折りたたんだ鳩は聖霊を象徴している。元々は1685年のメアリー・オブ・モデナの戴冠式のために制作された王妃の十字架付き笏には、水晶が象嵌されている[9]。
「連合王国の戴冠宝器」も参照
王妃・王配一覧
編集年表
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/timeline/gpkvwqrg16eejrv4p12w287n5z777ct.png)
脚注
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(一)^ Tudor and Stuart consorts : power, influence, and dynasty. Aidan Norrie. Cham, Switzerland. (2022). ISBN 978-3-030-95197-9. OCLC 1336986822
(二)^ Bogdanor, Vernon (1995). The monarchy and the constitution. Oxford: Clarendon Press. ISBN 978-0-19-152089-1. OCLC 344061919
(三)^ Queens & power in medieval and early modern England. Carole Levin, R. O. Bucholz. Lincoln: University of Nebraska Press. (2009). ISBN 978-0-8032-2278-6. OCLC 316765760
(四)^ Campbell, Colin, Lady (2012). The queen mother : the untold story of Elizabeth Bowes Lyon, who became Queen Elizabeth the queen mother (First ed.). New York. ISBN 978-1-250-01896-0. OCLC 861786771
(五)^ Holden, Michael (2022年9月8日). “From 'Rottweiler' to Queen Consort, Camilla's rise from shadow of Diana” (英語). Reuters 2022年9月9日閲覧。
(六)^ “Counsellors of State”. The Royal Family. 2023年6月13日閲覧。
(七)^ “What is a queen consort?”. Royal Collection Trust. 2023年5月24日閲覧。
(八)^ “Why Was Queen Caroline Barred From Her Husband's Coronation?” (英語). TheCollector (2022年3月17日). 2022年11月2日閲覧。
(九)^ abc“The Coronation Regalia”. The Royal Family (2023年4月9日). 2023年9月21日閲覧。