シンチ・ロカ
シンチ・ロカ︵Sinchi Ruq'a‥ケチュア語で勇敢で寛大︶は、インカ神話によるとクスコ王国の初期王朝︵別名﹁下王朝﹂︶第2代国王である。︵クスコ王国は1230年頃︵一説に1105年頃︶に成立したと言われている。︶の王。父は初代サパ・インカであるマンコ・カパック、王妃はスティク・ワマンの娘であるママ・コラ、子に第3代リョケ・ユパンキがいる。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ed/Sinchi_Roca.jpg/170px-Sinchi_Roca.jpg)
シンチ・ロカ
クスコ王国は、後にパチャクテク帝の治下でインカ帝国︵正式名‥タワンティンスウユ︶になった。インカ建国神話の1つでは、シンチ・ロカが先導しクスコの谷に彼の家族と定着したと伝える。
﹃ペルー年代記﹄の作者シエサ・デ・レオンによると、シンチ・ロカは市街地を建設し、谷の土壌を改良するために多量客土を運び入れ、土地を肥沃にしたという。
父の名の一部である﹃カパック﹄は、将軍という称号になったが、﹃シンチ﹄は後に市長又は地域的な統治者の称号として使用された。
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