ソビエト連邦空軍(ソビエトれんぽうくうぐん、ロシア語: Военно-воздушные силы СССР)は、ソビエト連邦空軍組織の一つ。略称はVVS。もう一方のソ連の空軍組織としてソビエト連邦防空軍がある。

ソ連空軍
Военно-воздушные силы
ソ連空軍エンブレム
創設 1918年5月24日
国籍 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
軍種 空軍
兵力 420,000人(1991年)
上級部隊 ソビエト連邦軍
主な戦歴 スペイン内戦
冬戦争
第二次世界大戦
朝鮮戦争
消耗戦争
アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)
識別
空軍旗
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設立

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191712201918524Рабоче-Крестьянский Красный воздушный флот

1930193010I-15I-16SBDB-3

1936I-16Bf 109

19391119Main Directorate of the Red Army Air Forces

歴史

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1930年代

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19331938姿

1937年の両極横断飛行

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19373620 ANT-2527

818

大粛清の影響

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1937年夏の歴史的な両極横断飛行の成功の次に起きたのは、スターリンによる大粛清であった。大粛清によって、赤軍の16人の指揮官のうち15人は逮捕処刑された。空軍幹部の中からも3人から4人が逮捕され、処刑されるか更迭された。

彼らが逮捕されたという報道は、それまでの歴史的飛行達成の報道と比べ比較的小規模であり、そこにはソ連政府の意図的な情報操作があった。

第二次世界大戦

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1939

1941

19416228.65%363,900

冷戦時代

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冷戦時代の本土防空を担当するのは防空軍であった。一方、空軍は平時に訓練を行うだけの組織とされ、戦時には陸軍の指揮下に入るとされていた[1]

使用航空機

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ツポレフTu-16爆撃機
 
ミコヤンMiG-23戦闘機
 
スホーイSu-15戦闘機
 
スホーイSu-24地上攻撃機
 
ミルMi-8ヘリコプター
200 戦略爆撃機
150 Tu-95
35 Tu-160
15 M-4
550 中距離爆撃機
155 Tu-22M
260 Tu-16
135 Tu-22
2830 戦闘機
610 Su-27
790 MiG-29
450 MiG-31
570 MiG-23
260 Su-15
105 MiG-25
20 Tu-28
20 Yak-28
2705 攻撃機
770 Su-24
210 Su-25
830 MiG-27
895 Su-7Su-17
84 給油機
34 Il-78
30 M-4
20 Tu-16
40 早期警戒管制機
40 A-50
658 戦術偵察機・ECM
65 MiG-21
195 MiG-25
65 Su-24
195 Yak-28
260 戦略偵察機・ECM
115 Tu-16
15 Tu-22
4 Tu-95
102 Yak-28
24 MiG-25
3050 ヘリコプター
1500 訓練機・訓練用ヘリコプター
615 輸送機
40 An-124
55 An-22
210 An-12
310 Il-76

軍学校

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脚注

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  1. ^ 『いまさらですがソ連邦』三才ブックス、2018年10月1日。 

関連項目

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