ポラロイド
ポラロイドは、1937年にエドウィン・ハーバード・ランドが創立したポラロイド社(Polaroid Corporation)の略称、または同社が開発したインスタントカメラの通称。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/63/Polaroid_Logo_2020.svg/230px-Polaroid_Logo_2020.svg.png)
概要
編集ポラロイド社は、拡散転写法によるモノクローム及び拡散転写法による天然色写真術によるインスタントカメラ及び、偏光板(ポーラライザー)及び拡散転写法に係る各種感光材料の製造販売及び拡散転写法用のインスタント写真用各種光学器機の製造販売・立体偏光動立体画像に係る光学機器と感光材料のメーカー、また後述するペターズ・グループ・ワールドワイド(Petters Group Worldwide)社によるポラロイド社の買収時に事業を拡大したデジタルカメラや液晶テレビ、DVDプレーヤーなど情報家電のメーカーでもある。
歴史
編集インスタントカメラ開発の経緯
編集ランドの当時3歳の娘が「どうして撮影した写真がその場で見られないの?」との単純な画像形成法の短縮処理に関する疑問を発したときから、ランドは拡散転写法による画像形成の研究開発と解析・光学器機の開発を開始、その後遂に1947年アメリカ光学会で「インスタント拡散転写法画像形成法と撮影器機(アメリカ合衆国特許第 02,435,720号, USP特許番号02435720)」を公開、その場で撮影し印画を画像形成し実験成果を公開した。その実験成果からインスタントカメラを開発し、後にインスタントカメラ自体の代名詞になるまでポラロイドは成長し有名になる。
製品の発売
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f2/Polaroid_SX-70_%284462345243%29.jpg/230px-Polaroid_SX-70_%284462345243%29.jpg)
インスタントカメラの衰退
編集買収
編集2005年4月27日にペターズ・グループ・ワールドワイドの子会社であるペターズ・コンシューマー・ブランズ(Petters Consumer Brands )に4億2600万ドルで買収され、株式非公開企業となった。現在はインスタントカメラに関連する事業の他には情報家電の販売製造事業などを行っている。
経営破綻とその後
編集特許権侵害訴訟
編集マサチューセッツ裁判所(U.S.District Court of Massachusetts )が1976年4月26日に言い渡した判決において、ポラロイド社の有する12件の特許権を米コダックが侵害している旨の当事者系特許権侵害訴訟に勝訴した。
その後1985年10月11日、75日に亘る侵害訴訟上告審で、7件のポラロイド社の特許権をコダックが侵害している旨の言渡がなされ、約6億ドルの侵害額の損害賠償請求とコダック製品・プラントの差止め等が認められた。
ポラロイドを扱った作品
編集脚注
編集参考文献
編集外部リンク
編集- ポラロイドオリジナルズ 日本語版
- 米ポラロイド社
- テックウインド株式会社のポラロイドのサイト
- クロスリンクマーケティング株式会社のポラロイドのサイト
- 旧日本ポラロイドのトップページのURL([1])のみを入力した場合は上記にページ移動されるので注意。
- 株式会社フロントランナー(旧日本ポラロイド株式会社)
- ポラロイドストーリー(株式会社フロントランナーWebサイト内)
- ポラロイドフィルムForever(Polaroid Film Forever 略称PFF) - ウェイバックマシン(2008年5月21日アーカイブ分) - ポラロイドフィルムForever 公式ウェブサイト