18831907

10

17181沿



便

ロシア建築の特有の装飾

編集
 
ボーチカの一例(ニコロ=カレーリスキー修道院の聖門)

ココーシュニク

編集

18

クーブ

編集

クーブは、建物の上に載る曲線屋根の形式のことである。ロシア木造建築の典型的なフォルムでもある。 [1]

ペディメント

編集

ペディメントは、三角形の切妻壁のことである。主にファサードに設けられた出入り口の上などに設置された。

ボーチカ

編集

ボーチカは半円の尖塔屋根のことである。ロシア木造教会建築の大きな特徴である。

ロシアの伝統的木造建築

編集
 
キジ島顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会、1714年)と鐘塔(1874年)。ロシア伝統的木造建築の最高峰。
 
ニコロ=カレーリスキー修道院の聖門(1692年)

10使15使


木造の構造・工法

編集

3







150170

1551

民家イズバの発展

編集

1020

8101.5

(Изба)10西使

3使使

使[2]



ロシア建築の年代別様式

編集

古典様式以前

編集

10世紀に入るまで、ロシア(ルーシ)の建築物はほとんどが木造であった。ロシア建築の歴史は、木造を石造に置き換える歴史でもあった。

ロシア古典様式

編集
 
ウスペンスキー大聖堂(生神女就寝大聖堂)(1158年~1189年、ウラジーミル)
 
アストラハンのクレムリン(1582年~1589年、アストラハン

1

1531158118915551561

171516191219

バロック様式

編集
 
冬の宮殿(1754年~1762年、サンクトペテルブルク、バルトロメオ・ラストレッリ)。中央左の円柱はナポレオン戦争(祖国戦争)勝利記念のアレクサンドル円柱。

17121西殿

174017601殿17481764


ロシア・クラシック様式

編集
 
聖イサアク大聖堂(1818年~1858年、サンクトペテルブルク)



1812

折衷様式

編集

1830調

1880

ネオ・ロシア

編集
 
救世主ハリストス大聖堂(1824年未完成・2000年再建、モスクワ、K.トン)

318242000K.殿18381850K.

18751883V.

V.18701905

ロシアモダン様式

編集

19



1903189919031900

ロシア構成主義

編集




 
19271929

1925
 
1922



192019201930

スターリン様式

編集

調

1930殿殿1931



1947800殿殿殿姿


殿20

ソビエト様式

編集
 
フルシチョフ時代の集合住宅

1954便

5

ペーパー・アーキテクト

編集

20殿

1980



1970





西西

ペレストロイカ以後

編集

1985年のゴルバチョフにより始められた「ペレストロイカ」により、建築も長い停滞期を脱した。改革開放が進み大学教授が実際の建築設計を行えるようになった。すでに西側では死んでいた「ポスト・モダン」が一大ブームとなった。またアヴァンギャルドや構成主義の復活を試みるものも現れたが、多くはものまねに終わった。

1991年にソビエトが崩壊した。建築技術・資本など様々なものがロシアに流入した。経済はしばらく低迷したが、石油など豊富な資源により段段と成長過程に入った。建築界も西側のコピーから従来のロシア建築の見直しや融合など新たな段階に入った。

年表

編集

ロシア古典様式

 
黄金の門(1158年~1164年、ウラジーミル)

バロック様式

  • キーキン宮殿(1714年~1720年代、サンクトペテルブルク)
  • ボリショイ大宮殿(1714年~1725年、ペテルゴフ)
  • エカテリーナ宮殿(1743年~1751年、プーシキン)
  • 冬の宮殿(1754年~1762年、サンクトペテルブルク)
  • スモーリヌィ修道院(1748年~1764年、サンクトペテルブルク)
  • トロイツキー聖堂(1776年~1790年、サンクトペテルブルク)
 
ボリショイ大宮殿(1714年~1725年、ペテルゴフ)
 
スモーリヌィ修道院(1748年~1764年)

ロシア・クラシック様式

  • カザン聖堂(1801年~1811年、サンクトペテルブルク)
  • タヴリーダ宮殿(1802年~1804年、サンクトペテルブルク)
  • 旧海軍省(1806年~1823年、サンクトペテルブルク、コローボフ)
  • 聖イサアク大聖堂(1818年~1858年、サンクトペテルブルク, オーギュスト・モンフェラン)
  • アレクサンドリンスキー劇場(1828年~1832年、サンクトペテルブルク)
 
旧海軍省(1732年~1738年、1806年~1823年、サンクトペテルブルク、コローボフ)

折衷

ネオ・ロシア

  • 旧モローゾフ邸(1894年~1898年、モスクワ)
  • エリセーエフ食料品店(1898年~1901年、モスクワ)
  • ヴラジヴォストーク駅の駅舎(1894年~1912年、ウラジオストク)
 
旧モローゾフ邸(1894年~1898年、モスクワ)
  • トレチヤコフ美術館(1870年~1905年、モスクワ)
  • グム国立百貨店のファサード(1888年~1893年、モスクワ、ウラジーミル・シューホフ
 
グム国立百貨店のファサード(1888年~1893年、モスクワ)

ロシアモダン様式

  • ホテル・メトロポール(1899年~1903年、モスクワ)

ロシア構成主義

 
汎ロシア博覧会の給水塔(1896年、ウラジーミル・シューホフ

ポスト構成主義

様式論争

スターリン様式

ソビエト様式

  • ルジニキ・スタジアム(旧レーニン中央スタジアム、1954年~1956年、A.ヴラーソフ・I.ロージン、モスクワ)
  • タガンカ劇場(1974年~1985年、モスクワ)

ペレストロイカ以後

  • ミレニアム・ハウス(1999年、モスクワ)
  • アイス・スポーツ・スタジアム(2000年、サンクトペテルブルク)

※分類参考:リシャット ムラギルディン(著)『ロシア建築案内』TOTO ISBN 4-88706-216-8

ギャラリー

編集

脚注

編集
  1. ^ ムラギルディン『ロシア建築案内』、417頁。 
  2. ^ 森安 & 直野 1986, pp. 434–438.
  3. ^ 構成主義とスターリン様式の両方が見てとれる。

参考文献

編集
  • リシャット ムラギルディン(著)『ロシア建築案内』TOTO出版 ISBN 4-88706-216-8
  • 八束 はじめ『ロシア・アヴァンギャルド建築』INAX ISBN 4-8099-1040-7
  • 『コンスタンティン・メーリニコフの建築』TOTO出版 ISBN 4-88706-217-6
  • A.B.オポロ-ヴニコフ『ロシアの木造建築』井上書院 ISBN 4-7530-1430-4
  • INAXギャラリー企画委員会『木瓦と葱ぼうず ロシア・ノルウェー・フィンランドの木造建築』INAX
  • 森安達也; 直野敦『スラブ民族と東欧ロシア』 10巻、山川出版社〈民族の世界史〉、1986年。ISBN 4-634-44100-4 

関連項目

編集