上手投げ
相撲の決まり手
概要
編集下手投げとどちらが有利か?
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上手のメリット・デメリット
●○相手の背に近い部分に力をぶつけることができるので、投げの打ち合いにでは有利になる。
●●相手の外側になるため、相手を拘束する力は発揮しづらい。
下手のメリット・デメリット
●○相手の内側に入るため、がっちりと相手を捕えやすい。
●●自身の体勢も下を向くため、投げの打ち合いになると不利である。
このように一般的には、上手投げと下手投げで投げの打ち合いをした場合、上手投げの方が有利といわれる。これは、下手投げでは相手側に差し手を封じられるのに対して、上手投げでは差し手が上に来るので、先に投げを仕掛けられたとしても打ち返すことは容易であることからである。また、土俵に落ちた際に上になりやすい事も一因である。
逆に、﹁下手投げのほうが有利﹂とする説もあり、腰の位置が低くなり易いことが挙げられる。ただし、当然のことながらこれらの判断については、力士の技量にも大きく左右されることであり、身体の大小や腕の長さ、身体の角度、双方の呼吸やわずかなタイミングにより有利・不利は大きく変わる。
脚注
編集- ^ 『大相撲ジャーナル』2017年7月号 p74
- ^ “相撲の決まり手の「基本技」と「投げ手」珍技を解説”. 【SPAIA】スパイア (2020年1月12日). 2020年11月16日閲覧。