[1][2][1]
利己的な遺伝子
The Selfish Gene
著者 リチャード・ドーキンス
発行日 イギリスの旗 1976年
日本の旗 1980年
発行元 オックスフォード大学出版局
ジャンル 進化生物学進化生態学
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
形態 著作物
次作 延長された表現型 : 自然淘汰の単位としての遺伝子
コード ISBN 978-0198-57519-1 OCLC 2681149
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2018[3]2016Genome Biology[4][5]

概要

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[6][1][1]

[7][7]

[8][1]

遺伝子の乗り物/生存機械

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2003



[10]退[11][11]



[12]





[13]2017



[14]

遺伝子と生存機械(乗り物)の起源

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3040[15][16][2]

[18][19][19][20][21]

[22][22][16]

[23][24]寿寿1100[25]

利己的遺伝子の協同としての乗り物(機械)

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[26][26][26]

[27][27][27]

遺伝的決定論との違い

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[28]control[29]

使[30][31]使[30][30][30]

詳説

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姿[32]





[33]

(一)AA

(二)AA

(三)A

A[34]

使使[35]

個体としての利他主義、遺伝子としての利己主義

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DNA[36]

50%75%#

[37]

#

個体としての利他主義によって遺伝子の受ける利益

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利他主義による利益

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宿宿宿[38]
遺伝子の近縁度
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XXX50XXXX5050X10050X100501/2ABABAB3AB1/2AB(1/2)3AB()42×(1/2)4=1/8

51/851/210[38]

生物はどのようにして利他主義による利益を計算しているのか

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生物個体が実際に遺伝子の利益になるように利他的行動をとるのは、前述のような対数による計算を行っているのではなく、遺伝子によってあたかも対数による計算の結果に従っているかのようにふるまうようにプログラムされているからである。生物が行動の基準とする賞味の利益の方法は例えば次のようなものである。

行動パターンの正味の利益=自分の利益-自分の危険+兄弟の利益の1/2-兄弟の危険の1/2+
いとこの利益の1/8-いとこの危険の1/8+他のいとこの利益の1/8-他のいとこの危険の1/8・・・・


C31535×315C5×155×1×1/25/25×1×1/85/865/815[39]

選択の単位としての遺伝子

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[40]2DNA[41]DNADNADNA寿DNA[42]

生存機械論

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背景と学説史

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1970EO1976The Selfish Gene

196070[43]

1970

20JBS19501964[44]

196619751976ESS使[44]1980

G.

影響

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使197585[45]76[46]

さまざまな誤解

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[47]

調 [48]

[49][50][51]便



[52]


批判

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霊長類学者フランス・ドゥ・ヴァールは利己的という語の用い方について、ある単語に全く異なる意味を与えて用いる際には決して誤解が起きないような単語を選ぶべきであった、と述べた。哲学者エリオット・ソーバーはこの点について、一般的に我々が用いる道徳的判断である利己主義を「俗称的利己主義」、比喩表現としての利己主義を「進化的利己主義」と使い分けるよう提案した。

脚注

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注釈

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(一)^ [9][9][9][9]

(二)^ DNA[17][17]

出典

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(一)^ abcd 2023b, p. .

(二)^  2018, pp. 464465.

(三)^  2018, pp. 554555.

(四)^ Yanai & Lercher 2016, p. 39.

(五)^ Ridley 2016, p. 462.

(六)^  2023a, p. .

(七)^ ab 2023, p. .

(八)^  2018, pp. 8687.

(九)^ abcd 2018, p. 471.

(十)^  2003, p. 156.

(11)^ ab 2018, p. 432.

(12)^  2018, p. 429.

(13)^  2018, p. 100.

(14)^  2017, p. 226.

(15)^  2018, p. 59.

(16)^ ab 2018, p. 66.

(17)^ ab 2018, p. 68.

(18)^  2018, pp. 6061.

(19)^ ab 2018, pp. 6162.

(20)^  2018, pp. 6465.

(21)^  2018, p. 65.

(22)^ ab 2018, pp. 6566.

(23)^  2018, p. 88.

(24)^  2018, p. 86.

(25)^  2018, p. 87.

(26)^ abc 2018, p. 72.

(27)^ abc 2003, pp. 156157.

(28)^  2018, pp. 537538.

(29)^  2018, p. 468.

(30)^ abcd 2018, p. 538.

(31)^  2018, p. 464.

(32)^ ︿2006p.7 

(33)^ 1991p.30 

(34)^ 1991p.141-p.165 

(35)^ 199160 

(36)^ ︿2006p128 

(37)^ ︿2006p.7-p.8 

(38)^ ab︿2006p.128-p.138 

(39)^ ︿2006p.135-p.145 

(40)^ ︿2006p.10-p.11 

(41)^ ︿2006p.21-p.22 

(42)^ ︿2006p.20-p.28 

(43)^  p. iv

(44)^ ab  

(45)^ 13 

(46)^ p. 318

(47)^  p. 4

(48)^ ?

(49)^ 

(50)^ !

(51)^ 

(52)^ p. 6

参考文献

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EO1999 

, 1822003153-167doi:10.11218/ojjams.18.153 

, 2 advancedstrategy3432017224-228doi:10.15082/jsnt.34.3_224 

1987 

1991  ISBN 4314005564
The Selfish Gene(1976) ISBN 0192860925

, 402018215ISBN 978-4314011532 

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Ridley, M. (2016). In retrospect: The Selfish Gene. Nature 529: 462-463. doi:10.1038/529462a. 

Yanai, I.; Lercher, M.J. (2016). Forty years of The Selfish Gene are not enough. Genome Biology 17(1): 39. doi:10.1186/s13059-016-0910-7. 

関連項目

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