口径: caliber)は、小火器において銃砲身のサイズを示す言葉である。火器で使用される「口径」の語は、複数の意味で用いられる。

上が口径、下が口径長。
 
左:7.62x39mm弾と右:30x29mm榴弾(この場合の口径は銃身の内径を指す)

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7.62x54mmR×.50 BMG.223NATO12.7x99mm NATO5.56x45mm NATO×2

.125.4mm307.62mm5012.7mmM60S&W M37使.38.3570.3579.068mm[1]



 
M109の39口径榴弾砲よりも長い、52口径榴弾砲を搭載したカエサル自走榴弾砲(この場合の口径は砲身長を指す)

bore diameter

70757575mm×70=5,250mm5.25使

重量単位

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弾丸弾だったころは、鉛の重さが決まればその弾の直径は常に同じとなることから、弾丸の重さによって口径を示す方法が広く用いられていた。この方法は弾丸の形が紡錘状に変化することで意味を失ってしまったが、1950年代までのイギリス大砲散弾銃日本火縄銃の口径を示す方法として、現在も用いられている。

イギリスの火砲

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mmcm使

使1884mm2587.6mm Mk.I1776.2mm Mk.III2084mm

使4.5114mm6152mm8203mm5.5140mm

NATO L7105mm

火縄銃

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日本火縄銃の口径も重量単位で示される。10の中筒(なかづつ)で約18mm、30匁の大筒(おおづつ)で約26mmの口径となる。

散弾銃

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n1/ngauge1218.5mm1020mm124100.410

Birdshot鹿Buckshot0.01JISBB0.184.57mmJIS4.5mmBBBBJIS127-1/27鹿0.01-0.03

脚注

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注釈

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  1. ^ インチ表記「.38口径」をミリメートル表記に置き換える際に「9mm」とする場合が多いが、これは薬莢の直径が0.38インチ(9.65mm)であり、弾丸の直径が約9mmとなっていることによる。

関連項目

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