近体詩の種類

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1481012

15577
















近体詩の規則

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平仄や押韻の韻律は、近体詩を近体詩たらしめている本質的な要素である。

平仄

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二四不同二六対

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2426

22
























一三五不論

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2246135






  • ●○|●●|●○◎
  • ○○|○●|●○◎
  • ●○|○●|●○◎

平三連、仄三連の禁

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下三連といい、各句末の3字に平又は仄が3つ連続してはいけない。ただし、仄三連については、平三連ほど厳しくは問われない。

  • 平三連の例
  • ●●|○○◎
  • ○○|●●|○○◎
  • 仄三連の例
  • ○○|●●●
  • ●●|○○|●●●

孤平の禁

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24
  • 孤平の例
  • ●○|●●◎
  • ●●|●○|●●◎

粘法と反法

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22246

222
粘法と反法の例
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杜甫の詩「春望」を例に採れば、その平仄は次のようになっている。

  1. ●●|○○● (国破山河在)
  2. ○○|●●◎ (城春草木深)
  3. ●○|○●● (感時花濺涙)
  4. ●●|●○◎ (恨別鳥驚心)
  5. ○●|○○● (烽火連三月)
  6. ○○|●●◎ (家書抵万金)
  7. ●○|○●● (白頭掻更短)
  8. ○●|●○◎ (渾欲不勝簪)

1句目と2句目との関係が反法であり、2句目と3句目との関係が粘法である。

挟み平(挟平格)

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(一) 

(二) 

(三) 

(四) 

3

拗句

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調





3



1





3


規則外の詩

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押韻

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1






踏み落とし

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七言詩の場合に第1句に押韻しないことを、踏み落としという。第1句と第2句を対句にするときに多くみられる。

通韻

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第1句において、他の偶数句末とは異なる、ただし類似する押韻字を用いることを通韻という。

通韻の例
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(一) 

(二) 

(三) 

(四) 


対句

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2





(一) 

(二) 

(三) 

(四) 



1234



2

流水対と借対

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2使



34

(一) 

(二) 

2816

関連項目

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