国際空港
国際航空路線に対する設備が整っている空港
国際空港︵こくさいくうこう、英: international airport︶は、国際航空路線に対する設備が整っている空港。通常の空港設備以外にCIQ︵税関、出入国管理、検疫︶に関する設備が必要となる。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2f/Tokyo-International-Airport_Satellite.jpg/220px-Tokyo-International-Airport_Satellite.jpg)
概要
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国際空港は、一般の空港とは違い出入国管理設備のある空港である。そのため国際線の運航が可能である。
国際航空路線が就航している︵CIQ設備がある︶空港すべてが﹁○○国際空港﹂という名称であるわけではない。また、インカ・マンコ・カパック国際空港の様な国際空港の要件を満たしていても国際航空路線が就航していない空港も国際空港である。
例えば、ロンドン・ヒースロー空港の正式名称は、London Heathrow Airportであり、空港名に国際︵International︶の文字は含まれていない。
日本
編集名称
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日本では、﹁○○国際空港﹂と称する空港は、1956年制定の空港整備法において国際航空路線に必要と定められた国際民間空港の﹁第一種空港﹂に指定されていた。これらには東京国際空港︵羽田空港︶・成田国際空港︵成田空港︶・関西国際空港︵関西空港︶・大阪国際空港︵伊丹空港︶・中部国際空港︵セントレア︶の5空港があった。これらは、正式名称︵法令上の名称︶の中に﹁国際空港﹂の名が入っている。
このうち羽田空港と伊丹空港はかつては国際線が多く就航していたが、航空需要逼迫により、羽田空港発着便は成田空港開港時に大半の路線が成田空港に移管した。ただし羽田空港では2010年以降の発着枠拡大に伴い、国際線が再び増加している。また、伊丹空港発着便は関西空港開港により1994年9月3日に国際線の運航は終了、翌4日からは全ての国際線が関西空港に移管され、税関や検疫などの施設も移転された。 現在の空港法︵2008年6月18日空港整備法から改称︶では、第4条で﹁国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港﹂として、東京国際空港・成田国際空港・関西国際空港・中部国際空港の4つが指定されている。 最近では、仙台空港︵仙台国際空港︶や佐賀空港︵九州佐賀国際空港︶のように、愛称名に﹁国際空港﹂が入るケースがあり、前者は運営会社の名前にも入っている。また福岡空港の運営会社は福岡国際空港である。
このうち羽田空港と伊丹空港はかつては国際線が多く就航していたが、航空需要逼迫により、羽田空港発着便は成田空港開港時に大半の路線が成田空港に移管した。ただし羽田空港では2010年以降の発着枠拡大に伴い、国際線が再び増加している。また、伊丹空港発着便は関西空港開港により1994年9月3日に国際線の運航は終了、翌4日からは全ての国際線が関西空港に移管され、税関や検疫などの施設も移転された。 現在の空港法︵2008年6月18日空港整備法から改称︶では、第4条で﹁国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港﹂として、東京国際空港・成田国際空港・関西国際空港・中部国際空港の4つが指定されている。 最近では、仙台空港︵仙台国際空港︶や佐賀空港︵九州佐賀国際空港︶のように、愛称名に﹁国際空港﹂が入るケースがあり、前者は運営会社の名前にも入っている。また福岡空港の運営会社は福岡国際空港である。
国際線定期路線が就航する日本の空港
編集「日本の空港」も参照
アメリカ
編集アメリカは世界で最も空港数の多い国であり、世界の繁忙400空港の約3分の2はアメリカにある[1]。
連邦政府が管理する空港にロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港やワシントン・ダレス国際空港があったがワシントン空港局に業務を移している[2]。
イギリス
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イギリスには2015年現在、127の空港があり、そのうち定期便が就航しているのは約50空港で、その他の空港や飛行場はチャーター便やビジネスジェット向けに利用されている[3]。イギリスでは主要空港の運営は中央政府が直接行っていたが、航空需要の拡大や輸送技術の進展に対応するため、1965年に空港公団法が施行され英国空港公団︵BAA︶が設立された[3]。
イギリスの国際空港はロンドン・ヒースロー空港が中心的な空港であり、ロンドン・ガトウィック空港やロンドン・スタンステッド空港などの国際空港がある[4]。
フランス
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フランスには国際航空運送協会︵IATA︶に登録された商用航空機の登録空港が約190ある[5]。
2016年の旅客数のランキングでは、パリ=シャルル・ド・ゴール空港、パリ=オルリー空港、ニース空港︵コート・ダジュール空港︶、リヨン空港︵リヨン・サン=テグジュペリ国際空港︶の順になっている[5]。
中国
編集韓国
編集出典
編集- ^ 世界の空港事典 2018, p. 177.
- ^ 世界の空港事典 2018, p. 178.
- ^ a b 世界の空港事典 2018, p. 3.
- ^ 世界の空港事典 2018, p. 4.
- ^ a b 世界の空港事典 2018, p. 33.
- ^ 世界の空港事典 2018, p. 323.
- ^ a b 世界の空港事典 2018, p. 324.
参考文献
編集- 岩見宣治; 唯野邦男; 傍士清志『世界の空港事典』成山堂書店、2018年。ISBN 4425863119。