延喜式神名帳

「官社」に指定されていた全国の神社一覧

 5927[2][3][3]
日本古典全集に収録された『延喜式』巻9の本文[1]

神名帳の性質・成立

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式内社

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28613132[4]

10

式外社

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[1][2]殿

国史現在社

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式外社だが延喜式成立以前に成立した六国史に社名が見えながら、延喜式に登載されなかった神社を「国史現在社」あるいは略して「現在社」といい[注 3]石清水八幡宮大原野神社などがある[5]

論社

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式内社の後裔が現在のどの神社なのかを比定する研究は古くから行われている。現代において、延喜式に記載された神社と同一もしくはその後裔と推定される神社のことを論社(ろんしゃ)・比定社(ひていしゃ)などと呼ばれる。

式内社の後裔としてほぼ確実視されている神社でも、確実な証拠はほとんど無く、伝承により後裔の可能性がきわめて高い論社という扱いである。延喜式編纂時以降、社名や祭神・鎮座地などが変更されたり、他の神社に合祀されたり、また、荒廃した後に復興されたりした場合、式内社の後裔と目される神社が複数になることもある。

論社には、他の研究によって後裔社だとみなされることもあるが、その神社自ら式内社だと主張することも多い。

式内社の社格

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日本古典全集に収録された『延喜式』巻9の「遠江國」の部分[6]
 
日本古典全集に収録された『延喜式』巻9の「駿河國」の部分[7]

217798573 7372288 2395

4
官幣大社 0198社 0304座
国幣大社 0155社 0188座
官幣小社 0375社 0433座
国幣小社 2133社 2207座




名神 名神祭が行われる神社[注 4]
月次 月次祭に幣帛を受ける神社
相嘗 相嘗祭が行われる神社
新嘗 新嘗祭に幣帛を受ける神社

論社

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式内社の後裔が現在のどの神社なのかを比定する研究は古くから行われている。現代において、延喜式に記載された神社と同一もしくはその後裔と推定される神社のことを論社(ろんしゃ)・比定社(ひていしゃ)などと呼ばれる。

式内社の後裔としてほぼ確実視されている神社でも、確実な証拠はほとんど無く、伝承により後裔の可能性がきわめて高い論社という扱いである。延喜式編纂時以降、社名や祭神・鎮座地などが変更されたり、他の神社に合祀されたり、また、荒廃した後に復興されたりした場合、式内社の後裔と目される神社が複数になることもある。

論社には、他の研究によって後裔社だとみなされることもあるが、その神社自ら式内社だと主張することも多い。

脚注

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注釈

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(一)^ 

(二)^ 

(三)^ 

(四)^ 

出典

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(一)^    192965https://dl.ndl.go.jp/pid/1912589/1/36 

(二)^  1939https://dl.ndl.go.jp/pid/3438688 

(三)^ ab - 

(四)^   1939https://dl.ndl.go.jp/pid/3438688/1/5 

(五)^   1939207https://dl.ndl.go.jp/pid/1920679/1/111 

(六)^    192965https://dl.ndl.go.jp/pid/1912589/1/36 

(七)^    1929129https://dl.ndl.go.jp/pid/1912589/1/68 

関連資料

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  • 式内社調査報告,式内社研究会編,皇學館大学出版部 1977-86
  • 式内社の研究,志賀剛,雄山閣 1977-87
  • 西牟田崇生『延喜式神名帳の研究』(初版)国書刊行会(原著1996年8月8日)。ISBN 9784336038081 

関連項目

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外部リンク

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