念仏

仏教において仏を念じる行為、または日本の仏教において仏の名号や経典の題目などを唱える行為

姿"Buddhānusmti: Buddhānusmti"
仏教用語
念仏
中国語 念佛
(拼音Nianfo)
日本語 念仏
朝鮮語 염불
ベトナム語 niệm Phật
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また本来の「仏」の「名号」を口にして呼ぶ意味から、各宗派による解釈の相違・用語の違いはあるもの、例として「南無釈迦牟尼世尊」「南無大聖不動明王」「南無観世音菩薩」も念仏である。

概要

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1






歴史

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初期仏教

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憶念

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初期の仏教では、仏を「憶念[注 1]」することを「念仏」と言う。

古い経典で、仏弟子たちが「南無仏」と唱えたといわれるのは、現存の仏陀釈尊に対する追憶の念仏であり、また祈りの念仏である。

仏隨念

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[2][3][4]

上座部仏教

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「仏随念」の修法は、現在の上座部仏教にも受け継がれている。

大乗仏教

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大乗仏教初期

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念仏三昧
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般舟三昧経』では、禅定三昧)に入って、仏を目の当たりに見る(見仏[注 5])ことを目的として精神集中する「般舟三昧」(念仏三昧)が説かれている。

観想念仏
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『観仏三昧海経』では、仏を(心に)観察(かんさつ、かんざつ)[注 6]し、観念[注 7]する「観仏三昧」(観想念仏)が説かれている。

原始浄土教
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寿

中国大陸

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2[8]


廬山慧遠流

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慧遠
廬山の慧遠は『般舟三昧経』に基づき、402年に念仏結社「白蓮社」を結び、念仏三昧を重視する。中国浄土教の祖ともみなされている。

慈愍三蔵流

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︿680-748


道綽・善導流

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6610



寿[9]

寿寿寿[5]





609

寿





寿

寿寿


日本

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奈良仏教・平安仏教

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2調[6][7]


称名念仏

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[8]

1117

西3[9]

[10]

念仏呪術論争

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昭和30年代に家永三郎、星野元豊らによって念仏呪術論争がおこった[11][12]

脚注

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注釈

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(一)^ [1]

(二)^ [2][3]

(三)^ [2][3]

(四)^ [2][3]

(五)^ 

(六)^ 

(七)^ 

(八)^ [4]

(九)^ 

出典

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(一)^  2002, p. 114.

(二)^ abc 2002, p. 1070.

(三)^ abc 1995, p. 359.

(四)^  2003, pp. 159160.

(五)^  2002, p. 108.

(六)^  .  (20008). 2004352021618

(七)^  2002, pp. 107108.

(八)^  1978241319

(九)^  . . 2021618

(十)^  2013, pp. 121123.

(11)^  1961.

(12)^  1992.

参考文献

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   199541ISBN 978-4831870094 

  20021030ISBN 978-4000802055 

   200031ISBN 978-4831870674 

 2008716ISBN 978-4894167926 

︿2003911ISBN 978-4061596139 

201391ISBN 978-4434182921 

--The Waseda commercial review15519611145-80ISSN 0387-3404 

 / 819921130401-420ISBN 978-4626014573 

関連項目

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外部リンク

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