手柄山中央公園
兵庫県姫路市にある総合公園
手柄山中央公園(てがらやまちゅうおうこうえん)は、兵庫県姫路市にある総合公園。
手柄山中央公園 Tegarayama Central Park | |
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サンクガーデンと兵庫県立武道館(右奥)
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分類 | 総合公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯34度49分18秒 東経134度40分32秒 / 北緯34.82167度 東経134.67556度座標: 北緯34度49分18秒 東経134度40分32秒 / 北緯34.82167度 東経134.67556度 |
面積 | 38.17ヘクタール |
開園 | 1974年 |
概要
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姫路の中心市街地に近い手柄山に開設された総合公園である。1942年︵昭和17年︶に9.2ヘクタールの公園として開設[1]。1966年︵昭和41年︶に開催された姫路大博覧会の跡地を姫路市が整備し現在に至る。総面積38.17ヘクタールで、その規模は姫路市において姫路公園︵面積68.1ヘクタール︶に次ぐ[1][2]。
公園内には、既存の太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔︵1956年︿昭和31年﹀竣工︶および姫路球場︵1959年︿昭和34年﹀竣工︶に加えて、博覧会以後に建設された平和資料館・水族館・温室植物園・武道館・文化センター︵コンサートホール︶・中央体育館・陸上競技場などの大型公共施設が数多く立地する。
1998年︵平成10年︶、国土交通省﹁手づくり郷土賞﹂を受賞した[3]。
市民プール︵1974年開業︶や手柄山遊園︵1977年開業︶も立地していたが2020年9月に廃止された[4]。
園内の施設
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●サンクガーデン - 平面幾何学式庭園
●カスケード
●スリラー塔
●ロックガーデン
●和風庭園︵枯山水︶
●太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔 - 1956年︵昭和31年︶建立。
●姫路市立姫路球場 - 1959年︵昭和34年︶竣工・開場[2]。2014年︵平成26年︶大規模改修。
●ウイング陸上競技場︵姫路市立陸上競技場︶ - 1964年︵昭和39年︶竣工。
●姫路市立水族館 - 1966年︵昭和41年︶開館。
●姫路市文化センター - 1972年︵昭和47年︶開業。2021年︵令和3年︶閉館。
●姫路市立手柄山温室植物園 - 1980年︵昭和55年︶開園。
●ヴィクトリーナ・ウインク体育館︵姫路市立中央体育館︶ - 1988年︵昭和63年︶竣工。
●兵庫県立武道館 - 2001年︵平成13年︶竣工。
●姫路市平和資料館 - 1996年︵平成8年︶開館。
●手柄山交流ステーション - 2011年︵平成23年︶開業。廃線になった姫路市営モノレールの手柄山駅を再利用している。
サンクガーデン
カスケード
スリラー塔
太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔
兵庫県立武道館
姫路市立手柄山温室植物園
姫路市立水族館
姫路市立姫路球場
再開発
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公園内の施設を再整備する計画に基づき、手柄山遊園と回転展望台の廃止、体育館の新設や屋内プールの建設、既存施設の統廃合など再編が進められている[4][5][6]。
●回転展望台︵姫路博テーマ塔︶ - 1966年︵昭和41年︶4月開業。全高24m[7]。 2018年︵平成30年︶3月25日をもって中の展望レストランの営業を終了、内部への立ち入りは禁止、モニュメントとして残る[8]。
●ひめじ手柄山遊園・市民プール - 1974年︵昭和49年︶に市民プール、1977年︵昭和52年︶に手柄山遊園が開設された[4]。手柄山遊園や市民プールなどは2020年9月6日に閉園となった[4]。
“新種”手柄ザクラ
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当公園で1996︵平成8年︶3月、花弁数が10枚で二重咲のカスミザクラ︵後述の発見者はカスミザクラ系としている︶が、室井綽︵植物学者、元富士竹類植物園長、旧姫路学院女子短期大学名誉教授︶により発見され、発見者によりフタエカスミザクラと命名された。その後所在不明となったこともあったが、2015年︵平成27年︶4月頃に当公園内の手柄山温室植物園職員により再発見された。カスミザクラには半八重咲の既存の品種ハンヤエカスミザクラ︵Cerasus leveilleana f.semiplena)はあるが、その品種のように雄蕊が花弁化した旗弁で擬八重状を呈しているわけではなく真の花弁自体が多いこと、花弁先端の切込みが少ないこと、雌蕊が雄蕊より長いことなどの点で区別される[9]。このため姫路市は2020年︵令和2年︶1月に公益財団法人日本花の会に新種認定を申請し[10]︵日本花の会は2013年︵平成25年︶度より、桜の新品種を用いて名所づくりを進める団体に対しサポートをするため﹁桜の園芸品種認定制度﹂を設け、新品種の特性調査をしてお墨付きを与えることで、名称を整理し、保護・発展に寄与することを意図している[11]︶、2021年︵令和3年︶5月13日に新品種﹁手柄ザクラ﹂として認定された[12]。なお、Cerasus leveilleanaはカスミザクラの学名であり、手柄サクラは新種ではなく、あくまでカスミザクラの新﹁品種﹂である︵21世紀以降に発見された本当の意味での新種はクマノザクラである︶。
交通アクセス
編集1966年から1974年に休止、1979年に廃線となるまでは姫路市営モノレールの手柄山駅も最寄り駅だった。
周辺
編集脚注
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(一)^ ab“建設” (PDF). 市政の概要 平成27年版. 姫路市. 2015年9月27日閲覧。
(二)^ ab“観光交流” (PDF). 市政の概要 平成27年版. 姫路市. 2015年9月27日閲覧。
(三)^ 手柄山中央公園
(四)^ abcd“お別れまで1週間 手柄山遊園に続々﹁ありがとう﹂”. 神戸新聞. 2020年8月31日閲覧。
(五)^ 兵庫県姫路市/手柄山中央公園再配置素案/体育館や屋内プール新設、展望台廃止
(六)^ 生まれ変わる市民憩いの場 姫路の手柄山中央公園
(七)^ ﹃日本展望タワー大全﹄︵2020年9月10日、かねだひろ著、辰巳出版発行︶144頁。
(八)^ “サヨナラ姫路の回転展望台 眺め見納めに長蛇の列”. 神戸新聞NEXT. 神戸新聞社 (2018年3月25日). 2018年6月9日閲覧。
(九)^ “桜の園芸品種認定︵認定番号 第 032 号︶‘手柄桜︵テガラザクラ︶’ Cerasus leveilleana 'Tegara-zakura’2021年5月13日認定 申請者 姫路市”. 2021年9月20日閲覧。
(十)^ “花びら10枚が二重に咲く“幻の桜”新種認定へ”. 2021年9月20日閲覧。
(11)^ “桜の名所づくりとは>桜の園芸品種認定制度”. 2021年9月20日閲覧。
(12)^ “手柄ザクラ︵テガラザクラ︶の園芸品種認定について”. 2021年9月20日閲覧。
(13)^ ﹃山陽本線 姫路・英賀保間新駅設置について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶西日本旅客鉄道、2021年1月14日。オリジナルの2021年1月14日時点におけるアーカイブ。2021年1月18日閲覧。
(14)^ “姫路にJR新駅設置へ、山陽線・姫路 - 英賀保駅間”. 読売新聞. (2016年12月10日). オリジナルの2016年12月13日時点におけるアーカイブ。 2021年1月18日閲覧。