訓練で大柄な米海兵隊員相手に投げ技を仕掛けるネパール軍兵士

概説

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使姿

競技の中での投げ技

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試合において、投げ技は一本やポイントをとったり相手の反撃体勢を失わせてルール上の勝利条件としたり、あるいは寝技につなげていくために使用される。

柔道など投げ技がきれいに決まることが勝利条件の一つであるものも多い。それは、投げ技の成功は「相手の心・技・体を自分のそれが凌駕した証である」「自分に有利な体勢に持ち込むことができ、勝利できる確率が上がる」とされるからである。

危険性と安全性の確保

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競技において投げ技の安全性を確保するには、投げ技を受ける(かけられる)側がきちんと受身の修練を積んでいる必要がある。そうでなければ頭部を強打し脳挫傷となったり、捻挫脱臼するなどして重大な負傷を負う危険性が高いからである。ただし、試合や競技会において、投げ技により重傷を負う選手は殆どいない。そうした訓練が行き届いていることもあるし、またそれらの投げ技が、相手を負傷させずに投げ倒せるように工夫されているからである。柔道では故意に自ら頭から畳に突っ込む投げ技は反則負けとなる。また、投げられる者も故意に畳に頭から突っ込んで背中を着かないようにする行為は反則負けとなる。また、投げられて背中を着かないようにブリッジをすると一本負けとなる。

競技別の投げ技

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柔道

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柔道一本背負投左肩背負の実演

[1][2]

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プロレス

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ジョン・シナによるF-U(デスバレードライバー)


総合格闘技

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中国拳法

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中国拳法系の少なくとも一部では、打撃技法だけでなく投げ技をも含めて土間や板の間などの環境で行う流派もある。

合気道

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 「講道館柔道の発達史」『新日本史』1925年、『嘉納治五郎著作集第2巻 柔道編』1983年 146ページ
  2. ^ 『嘉納治五郎著作集第2巻 柔道編』1983年 274ページ

外部リンク

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