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この項目では、1951年発生の公安事件について説明しています。1984年発生の強盗殺人事件については「日野町事件」をご覧ください。 |
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日野事件(ひのじけん)は、1951年(昭和26年)10月18日に、滋賀県蒲生郡日野町で発生した公安事件。
日野事件を報じた朝日新聞(1951年12月19日付)
1951年10月18日午前11時30分、滋賀県蒲生郡桜川村に、在日朝鮮統一民主戦線や祖国防衛隊のメンバーが集結し、自転車にスピーカーを取り付けて自転車デモを行おうとした。滋賀県公安条例の届出を出していない違法デモであった。
国家地方警察滋賀県本部蒲生東地区警察署では、これを制止しようとしたが、デモ隊は強行突破し、日野町内に侵入した。デモ隊は日野郵便局前で﹁朝鮮人強制送還反対﹂﹁軍事基地化反対﹂などの演説を行った。その間、周辺在住の朝鮮人が集まり、ピケを張ったりバリケードを作ったりした。
そして警官隊に棍棒で襲い掛かったため、公務執行妨害罪で20人が検挙された。
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- 篠崎平治 『在日朝鮮人運動』 令文社〈実務教養選書〉、1955年。
- 李瑜煥 『日本の中の三十八度線 - 民団・朝総連の歴史と現実』 洋々社、1980年。
- 『滋賀県警察史』 滋賀県警察本部、1968年。