松原神社(まつばらじんじゃ)は神奈川県小田原市にある神社である。小田原宿総鎮守。

松原神社


拝殿正面より

地図
所在地 神奈川県小田原市本町2丁目10-16
位置 北緯35度14分58秒 東経139度9分35.5秒 / 北緯35.24944度 東経139.159861度 / 35.24944; 139.159861座標: 北緯35度14分58秒 東経139度9分35.5秒 / 北緯35.24944度 東経139.159861度 / 35.24944; 139.159861
主祭神 日本武命素戔嗚命宇迦之魂命
社格 県社
創建近衛天皇久安年間
例祭 5月3日〜5日
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歴史

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[1]宿[1]18692187361[1][2]

祭神

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境内

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境内社

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文化財

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祭事

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例大祭は古くは1月中旬に本祭、9月中旬に小祭が行われていたが、幾多の変遷を経て、現在は小田原北條五代祭りに合わせて5月初頭に例大祭を行い、1月と9月に小祭を行う形になっている[1][2][3][4][5]

例祭

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筋違橋・欄干橋による町内渡し渡御、藤棚にて。
 
3基合体した町会神輿、宮入り前の青物町
 
小田原駅周辺に集まり始めた神輿と山車。

歴史・由来

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宿輿

開催日時と変遷

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535 54141979544

5
 34輿5輿輿

日程概要

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5月3日16時から町会神輿の御霊入れが行われ、一部の地区では宵宮を行う所もある。ほとんどの町会は4日から町会神輿(大人・子供または女神輿)、山車(または花車・曳太鼓)を運行している。5日の夕方に宮入りであるが、現在のカタチとなった平成3年(1991年)以降、本社神輿が町会神輿に先駆けて宮入りをする「先入方式」であったが、平成29年(2017年)から全町会神輿、両龍宮神社の後に宮入りを行う「後入方式」に変更された。

本社神輿

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6輿54 - 23 - 6輿7輿4830

経路

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平成3年以降は、御旅所が2ヶ所=東(古新宿)の年と、西(千度小路)の年があり、宮入りに向けた還幸コースでは御旅所→国際通り→青物町→神社のコースであったが、平成27年は萬町公民館と高梨町公民館を結ぶ道(通称:かまぼこ通り)を6点棒で巡行した。  平成27年(西暦2015年)の経路図 本社神輿後入れ開始年の平成29年には、西御旅所からのスタートではあったが、大手前の神酒所を経由し国道1号線を進み、青物町に入るコースを取った。このような流れと、運行上の効率化などの理由から、昭和時代に長らく4つの御旅所があった事を踏まえて、御旅所を各ブロック毎に4つ創る案が浮上している。

周辺の様子

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5月5日に小田原駅周辺に出ている神輿・山車の数は50以上と言われる事があるが、松原神社だけでも氏子町会は後述の通り28町あり、それぞれが大人神輿の他、子供神輿または花車や山車を出しているので、50に近い数字にはなると推測される。 最も見応えがあるのは、5日夜の各神社の宮入を除いては、5日昼頃の小田原駅前と思われる。松原神社と大稲荷神社の氏子区域が複雑に入り組み重なる部分でもあるため、見渡す限り両神社の神輿と山車だらけになる。

例祭の服装(衣装)

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町会の衣装

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輿輿使
調宿2530
西 輿




本社神輿(明神會)の衣装

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中着は上下白で、明神會の浴衣がある。
3日北條五代祭りのパレードは、町会などからの有志が担ぐが、役員も含めて全員が明神會の浴衣を着用し、紅白のネジリ鉢巻、赤のケンカ襷、白足袋を着装する。4、5日の例祭は明神會の浴衣を着るのは役員のみで、紫黄のネジリ鉢巻、紫のケンカ襷、黒足袋を着装する。町内渡しの際は担ぎ手は各町会の衣装、宮入り時は各町会衣装に紫黄のネジリ鉢巻を巻く。

本社神輿の行列と衣装

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※1職(鳶袢纏) ― 天狗(鼻高面=猿田彦大神)と補助(白張白丁) ― 神社旗(白張) ― お太鼓(白張) ― 榊依代(白張) ― 矛(白張) ― ※2氏子総代(裃) ― <高張提灯―大漁旗―弓張提灯―神社神輿>(明神會・町会衣装) ― 宮司(袍・袴=神職位階別正装) と続く。

 
例祭の松原本社行列。前日は羽織袴だった氏子総代の衣装は裃に。
  • ※1 2010年を最後に例祭には不参加。行列の先頭で鳶木遣りを歌い、本社神輿の威厳を高め祭りを盛り上げていた。漁師の祭りと言われる松原神社例祭においても、日本の他地区と同様に、祭礼時における鳶職の存在は重要である。
  • ※2 本来の位置はここであるが、実際には連絡や神職補助などのため前後にもいることが多い。

本社神輿会(明神會)

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 54輿7 5輿7輿

 輿

 輿 10輿輿

「氏子総代」と明神會役員の違い

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260 - 70

輿輿30 - 40輿m輿m

記念誌

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 2014年(平成26年)10月に設立20周年を迎え、記念渡御と祝賀式典が行われたが、この際、58年ぶりに本社神輿がお浜降り(御濱降り)を行っている。この20周年を記念して発行された記念誌があり、限定販売で2015年3月末に400部が発行され2015年5月の例大祭を終えた数日後に完売となった。神社の歴史や大正時代からの写真、各町会の紹介、小田原流の歴史などが記載されている。 松原神社 明神會20周年記念誌の外観

松原神社 明神會20周年記念誌の外観

例祭に関する議題と提案

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  • 本社神輿の後入れ

輿20132014

輿

201458輿調



4  AB54A7  B輿
 14調
 調調4

注意点

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1255輿

輿

氏子地区名

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解説

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26
2輿

23

宿1516

1B

2B

3B3

宿8C

9C

10C

11C

12C

13D

宿14D

15D 輿輿

16D

17D 

18D

19D

20-1C

20-2C

21B

22B

23A

24A

25A

26A

27B

28A

西32A 


氏子町会ではないが過去に例大祭に参加(※)していた会

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  • 中川(精肉業者による同好会)
  • 他1

※単に松原神社の氏子地区内での渡御があったのみで御霊は入っていなかったとされる。 どちらも1990年代前半に松原・大稲荷地区内での神輿運行があった。

アクセス

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脚注

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  1. ^ a b c d 松原神社 - 神奈川県神社庁
  2. ^ a b 松原神社 - 神奈川県神道青年会
  3. ^ 松原神社 例大祭 - 小田原市観光協会
  4. ^ 小田原北條五代祭り - 小田原市
  5. ^ 松原神社 例大祭 - タウンニュース 2019/4/20

外部リンク

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