くさび
(楔から転送)
くさび︵楔︶とは、堅い木材や金属で作られたV字形または三角形の道具。
一端を厚く、もう一端に向かってだんだん薄くなるように作られている。隙間に打ち込むための形状である。その用途として、
(一)隙間を広げて物を割る
(二)物と物とが離れないように周囲から圧迫する
というまったく逆のような目的がある。
また、奄美大島などで使われているチヂンという太鼓には外周に多数のくさびを配してあり、くさびを叩くことで皮に結ばれた紐が引かれて締まり、皮を強く張り、音が高くなるようになっている。
修辞技法としては、割る意味で用いられることが多く、例えば、仲の良い両者の関係を悪くするような場合に﹁二人の間にくさびを打ち込む﹂などと使われる。しかし、くさびを打つことには接合を強固にするという目的もあり、この意味で用いられている場合は正反対のことになる。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0d/Wedge-diagram.svg/130px-Wedge-diagram.svg.png)
歴史
編集くさび形
編集三角形の形状の表現として、くさび形・ウェッジシェイプとして用いられる。靴底の一種としてウェッジソール(ウェッジヒール)などがある。
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ランボルギーニ・カウンタック
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ウェッジヒール
関連項目
編集- 楔形文字
- en:Mortise and tenon - ほぞ継ぎの画像のうち2例でくさび(wedge)が使われている。
- en:Dovetail joint
- シム - スペーサー (コンクリート工事用) - ライナー
- キーストーン
- 楔部
- 楔数
- 楔状骨