海洋サルベージ(かいようサルベージ、: Marine salvage)とは、海洋上で沈没した船舶の引き上げ回収を行うこと。通常は単にサルベージと呼ばれる。

概要

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使 

[1]

深海からのサルベージ

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プロジェクト・ジェニファー

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1974年アメリカ合衆国中央情報局は、水深5000mと推測される海底から、沈没したソビエト連邦の大型潜水艦のサルベージを試みた実績がある[2](詳細はプロジェクト・ジェニファーを参照のこと)

インドネシア海軍潜水艦の引き揚げ

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2021年4月21日インドネシア海軍の潜水艦ナンガラロンボク海峡の水深850mの場所で沈没。中国海軍が引き上げに名乗りを上げ、潜水艦救難艦「永興島863」、科学調査船「探索2号」を現地に派遣して引き揚げに向けた作業を開始している[3]

F-35Cの引き揚げ

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2022F-35CF-35C3780[4]

主な大型船の引き上げ費用

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コスタ・コンコルディアの座礁事故

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2012年にイタリアジリオ島沖でのコスタ・コンコルディアの座礁事故の例では、船体が横倒しになり露呈していたことから、当初は比較的安価に撤去が可能と推測されていた。しかし、搭載されていた大量の洗剤や燃料等の流出による海洋汚染が生じるリスクが懸念されることとなり、船体に浮揚に必要な構造体を設置した上で引き起こして離礁、解体場所のジェノバ港まで自立させて移動させる非常に大掛かりな工程となった。このため一連の費用は15億ユーロ(約2000億円)と見積もられている[5]

セウォル号沈没事故

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2014682540m85184630014851476800916911000[6]2800268[7]

脚注

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(一)^ . . 201812312022429

(二)^ CIA. Gigazine (201595). 2019728

(三)^ . JB Press (2021520). 2021529

(四)^ F-35. JBPRESS (2022317). 2022317

(五)^ . AFP (2014728). 2019728

(六)^ 3 . Huffington post (2017326). 2019723

(七)^ .  (2017413). 2019723

関連項目

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