世子六十以後申楽談儀

申楽談義から転送)

世子六十以後申楽談儀(ぜしろくじゅういごさるがくだんぎ)、通称『申楽談儀』は室町時代に成立した、世阿弥の芸談を筆録した能楽伝書芸道論

概要

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成立の背景

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内容

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申楽とは

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当道の先祖

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演技と音曲

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能を作る

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143姿[5]1394 - 142715

翁舞と能面

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1712[6]1819202122[7]

猿楽諸座の出自

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31稿


写本

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各写本の系統図。ゴシックは現存本、明朝体は散逸。

姿40020411907

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稿

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堀本

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大名家の堀氏に伝来。堀家には他にも世阿弥の主要な伝書が残っており、それらは吉田東伍『世阿弥十六部集』の底本として翻刻されているが、『談儀』のみは後述の小杉本が底本となり、堀本は小杉本に欠けた29段以降と、主要な校異が翻印されたのに留まっている。

後述する種彦本とは系統を異にし、近代まで残った『談儀』唯一の完本である。江戸初期の写本と見られ、恐らく最もその本来の姿を伝える良本であっただろうと評価されている。安田善之助の松廼舎文庫に納められたが、関東大震災で焼失した。

種彦本

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29

6

駿






塙本

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[10]姿
春村本
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57
小杉本
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30[11]

松井本

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静嘉堂文庫蔵。文政8年、書家の中村仏庵が種彦本を書写したもので、松井簡治がかつて所蔵したことから松井本の名がある。

観世本・抜書本

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観世宗家蔵。7代観世大夫観世宗節(元忠)が、種彦本を自ら書写したもの。16段までで書写が中止されている。筆者による改稿や誤脱が多い。また宗節は、後に書写をしなかった部分から一部を抜粋した写本も作っており、こちらも現存している。

幽斎本

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4

翻刻

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4129使41 

刊行文献

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注釈

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(一)^   

(二)^ 

(三)^ 姿

(四)^ 

(五)^ 

(六)^ 宿

(七)^  

(八)^ 

(九)^ 

(十)^ 1010

(11)^ 

関連項目

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