職務執行内閣(しょくむしっこうないかく)とは、日本国憲法第71条により内閣総辞職から次の内閣が成立するまでの間(新たに内閣総理大臣が任命されるまでの間)にわたり引き続きその職務を行うこととされている従前の内閣を指す通称である。

概要

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71

6371[1]

内閣総辞職との関係

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内閣総辞職

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697071

(一)1069
703[2]

(二)70
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(三)70
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内閣総理大臣の辞職と職務執行内閣

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70[7]

内閣総理大臣の死亡と職務執行内閣

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先例

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1980555196222612198071736

2[9][10]


新内閣の組閣と職務執行内閣

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一般には内閣総辞職は内閣総理大臣指名選挙の直前に行われることがほとんどであり職務執行内閣の存続する期間もごく短い期間となっている。

内閣総辞職と同日に後継の首班指名が行われたものの、親任式が後日となったため数日間にわたり内閣の職務をおこなったケースとしては、次のものがある。


199442528855 - 426140便

2010648630 - 2010648

201183092200 - 9123

職務の範囲及び限界

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脚注

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  1. ^ 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法III(第41条 - 第75条)』 青林書院、1998年、229頁
  2. ^ 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、861-862頁
  3. ^ a b c 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法III(第41条 - 第75条)』 青林書院、1998年、224頁
  4. ^ 伊藤正己著 『憲法 第三版』 弘文堂、1995年、518頁
  5. ^ a b 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、852頁
  6. ^ 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、855頁
  7. ^ a b 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法III(第41条 - 第75条)』 青林書院、1998年、224-225頁
  8. ^ 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法III(第41条 - 第75条)』 青林書院、1998年、226-227頁
  9. ^ 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法III(第41条 - 第75条)』 青林書院、1998年、227頁
  10. ^ 佐藤功著 『新版 憲法(下)』 有斐閣、1984年、826頁
  11. ^ 樋口陽一・中村睦男・佐藤幸治・浦部法穂著 『注解法律学全集3 憲法III(第41条 - 第75条)』 青林書院、1998年、230頁

関連項目

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