/󠄁󠄁14545[2][3]
蠣崎氏(松前氏)
家紋

丸に割菱まるにわりびし

本姓 清和源氏河内源氏義光流
家祖 武田信広?
種別 武家
華族子爵
出身地 安芸国
主な根拠地 夷島(上ノ国松前
福岡県久留米市[1]
著名な人物 蠣崎基広
蠣崎季広
松前慶広
凡例 / Category:日本の氏族

蠣崎氏

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系譜

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下北半島鎌倉時代以来、津軽安藤氏の支配下にあり、建武元年以後は南部氏の一族が知行していた。その系譜については以下の史料が残っている。

南部史要

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北部御陣日記(東北太平記)』に拠れば、蠣崎氏は八戸根城南部師行の家臣 武田修理大夫信義から五郎信長信吉-治部丞信道-信純(蠣崎蔵人)と続き、建武年間の頃から5代120年間、むつ市川内町蛎崎に所在した蠣崎城を居城とした。

1448年文安5年)5月、順法寺城「北部王家[注釈 1]新田義純一族が蠣崎蔵人の陰謀により殺害されると、13代八戸南部政経1456年康正2年)から翌年にかけ蠣崎氏追討を始めた。これに対し、蔵人は松前のアイヌや安東氏・葛西氏の応援を得たが抗しきれず松前に逃げた。(康正の乱[4]

ただし『東北太平記』自体は、史実を確認するための史料としては疑わしい面がある。

新羅之記録

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祖と伝わる武田信広

新羅之記録』に拠れば、若狭武田氏の流れを汲む武田信広を祖とする。若狭武田氏当主信賢の子とされる武田信広が宝徳3年(1451年)に若狭から下北半島の蠣崎(むつ市川内町)に移り、その後に北海道に移住してその地を治める豪族となったという。

その他

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2131406[5]

蝦夷における蠣崎氏

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14571210婿71475111514

13

201643[6]

松前氏

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桃山時代~江戸時代

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松前崇広は、江戸時代末期の大名蝦夷松前藩の12代藩主。

1593215994[7]16005[7]16049[8]

[8]171941[2][8]17991118074西9000[2][9]18214[9]183121[2]18492[2]185523[10][2]

[11]1865101[12]16[13]

明治以降

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[14]1868111西18692[2]2[10]

18714[15]

188114[16]

188417[2][3]188922[18]

189124[19]

[1]

[20]

歴代当主

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  1. 蠣崎季繁
  2. 武田信広
  3. 蠣崎光広
  4. 蠣崎義広
  5. 蠣崎季広
  6. 松前慶広
  7. 松前公広
  8. 松前氏広
  9. 松前高広
  10. 松前矩広
  11. 松前邦広
  12. 松前資広
  13. 松前道広
  14. 松前章広
  15. 松前良広
  16. 松前昌広
  17. 松前崇広
  18. 松前徳広
  19. 松前修広
  20. 松前勝広
  21. 松前正広
  22. 松前之広
  23. 松前孝広

系譜

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太字は当主、実線は実子、点線は養子。

宗家

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蠣崎姓庶流

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松前姓庶流

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別姓松前家

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脚注

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注釈

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(一)^ 6134732

(二)^ 2330035[17]

(三)^ 3

(四)^ 

(五)^ 3

(六)^ 寿3

(七)^ 4

(八)^ 

(九)^ 1

(十)^ 4

(11)^ 5

(12)^ 2

(13)^ 5

(14)^ 4

(15)^ 4

(16)^ 

(17)^ 6

(18)^ 2

(19)^ 3

(20)^ 3

(21)^ 

(22)^ 

(23)^ 

(24)^ 5

(25)^ 5

(26)^ 2

(27)^ 5

出典

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  1. ^ a b 華族大鑑刊行会 1990, p. 406.
  2. ^ a b c d e f g 日本大百科全書(ニッポニカ)『松前氏』 - コトバンク
  3. ^ a b 小田部雄次 2006, p. 337.
  4. ^ 「角川日本地名大辞典 2 青森県」
  5. ^ 和氣俊行「松前氏祖武田信広の出自について」『国際日本学』1号、2003年。
  6. ^ 西川広平「甲斐源氏の由緒の成立」『甲斐源氏 列島を駆ける武士団』山梨県立博物館2010年、p.109
  7. ^ a b 新田完三 1984, p. 503.
  8. ^ a b c 大久保利謙 1990, p. 68.
  9. ^ a b 新田完三 1984, p. 505.
  10. ^ a b 新田完三 1984, p. 506.
  11. ^ 大久保利謙 1990, p. 70.
  12. ^ 大久保利謙 1990, p. 71.
  13. ^ 大久保利謙 1990, p. 66.
  14. ^ 大久保利謙 1990, p. 71-72.
  15. ^ 新田完三.
  16. ^ 大久保利謙 1990, p. 67.
  17. ^ 浅見雅男 1994, p. 150.
  18. ^ 松田敬之 2015, p. 696.
  19. ^ 松田敬之 2015, p. 697.
  20. ^ 小田部雄次 2006, p. 286.

参考文献

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  12 1966111 NCID BN02679740OCLC 68201414:50005776 

 19881015 

オープンアクセス    119341419-1421 NCID BN05000207OCLC 673726070:47004572https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1130845/783 国立国会図書館デジタルコレクション 

21985121ISBN 4-04-001020-5 

5   2005313 NCID BA63567512 

オープンアクセス   : 1911828 NCID BN07467116:40007368https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/763427 国立国会図書館デジタルコレクション 

  1197412 NCID BN01432458OCLC 61183638:73021677 

  1988220 NCID BN03358560OCLC 630835506:89017266 

  1988331 NCID BN03358560OCLC 757172585:88029029 

 19946 

 ︿1836200618ISBN 978-4121018366 

198459 

︿201527ISBN 978-4642014724 

︿719902ISBN 978-4820540342 

 ︿11989ISBN 978-4620603117 

関連項目

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外部リンク

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