超星神シリーズ
日本の特撮シリーズ
概要
他の主要特撮ヒーロー作品はバンダイがメインスポンサーであるが、本シリーズは、ヒーロー玩具市場に参入したコナミが、初めてメインスポンサーを務めた特撮ヒーロー番組である。
また、本シリーズは﹃ゴジラvsビオランテ﹄以降の平成ゴジラシリーズの特技監督をつとめた川北紘一が、東宝を定年退職後、株式会社ドリーム・プラネット・ジャパンを設立して初めて本格的に手がけたテレビ作品としても話題となった。川北は本シリーズでは3作の全話の特技監督をつとめている。
関連商品展開において、﹃超星神グランセイザー﹄﹃幻星神ジャスティライザー﹄とほぼ同時期に放映されていた、ウルトラシリーズの﹃ウルトラマンネクサス﹄や仮面ライダーシリーズの﹃仮面ライダー剣﹄がシリアスなストーリー路線を採用した結果、児童層に受け入れられずに苦戦を強いられたのとは対照的に、本シリーズは日が浅いにもかかわらず好成績を残した。テレビ朝日系列のスーパー戦隊シリーズと仮面ライダーシリーズは、本シリーズへの対抗措置として両番組枠をスーパーヒーロータイムとして設定し、両シリーズの連携を強化している[2]。
登場怪獣のデザインについては、意図的にゴジラシリーズなどの東宝怪獣と酷似させているものが多い。また、東宝の倉庫に保管されていた﹃妖星ゴラス﹄、ゴジラシリーズ、﹃さよならジュピター﹄などの東宝特撮映画のミニチュアも、他数が流用されている[3]。ヒーロー側については、変身中は変身者の声に拡声器を通したような強いエフェクトが掛けられていた。
各シリーズ共通の点は変身時の﹁装着﹂、ロボットに乗る際の﹁ダイブイン﹂などがある。
劇中では明確に1作目の﹃超星神グランセイザー﹄と後の2作が同一世界であることから、同じ登場人物や怪人、怪獣がゲスト出演することがある︵﹃劇場版 超星艦隊セイザーX戦え!星の戦士たち﹄など︶。
撮影は基本的にビデオ撮影で行われているが、特撮シーンでは16ミリフィルムや35ミリフィルムも併用されており、編集でビデオ画質とトーンを合わせている[4]。フィルムの使用について特撮の撮影を担当した桜井景一は、ハイスピード撮影が可能であることやトリミングにより部分的に使用することが可能であることなどのメリットを挙げている[4]。
シリーズ作品
脚注
(一)^ テレビ東京系列は週末で、地域の他系列局では週末ではなく平日に放送される地域も多かった。
(二)^ ﹃スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.3 爆竜戦隊アバレンジャー﹄講談社︿講談社シリーズMOOK﹀、2017年3月25日、5頁。ISBN 978-4-06-509514-0。
(三)^ 平成ゴジラパーフェクション 2012, pp. 160–161 ﹁平成ゴジラバーニング・コラム﹂No.024。
(四)^ ab﹃宇宙船﹄Vol.118︵2005年5月号︶、朝日ソノラマ、2005年5月1日、49頁、雑誌コード‥01843-05。
関連項目
●電脳警察サイバーコップ
●七星闘神ガイファード
●東宝
●本田技研工業 - 本シリーズは同社の最新車両を数多く使用しているため、ドライバーへのアピール度も高い。本シリーズで多く使用された車種はCR-V、アコード、ストリーム、S2000、ザッツ、ステップワゴン、乗用車のみならずバイクも登場している。全3シリーズ共に広報車を使用している。
テレビ東京系 土曜9:00 - 9:30枠 | ||
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