(II) (FeO) (III) (Fe2O3) 

[1] ()[2]

種類

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iron oxide16[3]


酸化物

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以下の3種類とその異性体が存在する。

表. 鉄酸化物
組成式 異性体 化合物名 別名 鉱物名 物質名
FeO 酸化鉄(II) ウスタイト
Fe3O4 酸化鉄(II,III) マグネタイト 磁鉄鉱 黒錆、黒皮
Fe2O3 総称 酸化鉄(III) - 赤錆
α α-酸化鉄(III) ヘマタイト 赤鉄鉱
β β-酸化鉄(III)
γ γ-酸化鉄(III) マグヘマイト 磁赤鉄鉱
ε ε-酸化鉄(III)

オキシ水酸化物

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水酸化物

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鉄錆

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Fe2+pHFe(OH)2α-β-γ-δ-(II,III)[4]

(II,III)(II,III)(II)

用途

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()使()



()Ochre使(III)



湿退使(II)(III)(II)(III)



EE172[5] (Fe2O3) 使[6][7]



[8]MIO (micaceous iron oxide) 



w:en:Relaxation (NMR);T1, T2  T2* (Fe3O4)  (γ-Fe2O3) 410USPIO (Ultrasmall Superparamagnetic Iron Oxide) 50



使TYPE1 

性質

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(II) (FeO) IUPACFeF0.95O(II)[9](II,III)(II,III)[2]

(III) (Fe2O3) IUPACαγ1400250[9](II,III)[2](III)Jeweller's rouge(III)(III)

(II,III) (Fe3O4) II:III = 1:2(II,III)1700K[10](III)[2]

鉄は、アルミニウムチタンと同様に岩石中に豊富であり、酸化鉄を含む鉱石から鉄を得ることは難しいことではない。

脚注

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注釈

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  1. ^ ; この時 A- はCl- または0.5SO42-である。

出典

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  1. ^ R.C.Schick、「顔料」、『カーク・オスマー化学大辞典』、丸善、p.297、1988年 ISBN 4-621-03292-5
  2. ^ a b c d 長倉三郎、「酸化鉄」、『岩波理化学辞典』、第5版CD-ROM版、岩波書店、1999年
  3. ^ Cornell, RM; Schwertmann, U (2003). The iron oxides: structure, properties, reactions, occurrences and uses. Wiley VCH. ISBN 3-527-30274-3 
  4. ^ 三沢 俊平、末高 洽、下平 三郎、「水溶液中における酸化鉄,オキシ水酸化鉄の生成と物性」、『材料』、社団法人日本材料学会、Vol.19, No.201(19700615)、pp. 537-542 CiNii
  5. ^ 欧州食品安全機関(EFSA)、酸化鉄類及び水酸化鉄類(E 172)に関する科学的データを募集(内閣府 食品安全委員会
  6. ^ <7>赤こんにゃく 鉄分たっぷり武将好み(読売オンライン)
  7. ^ 厚生労働省添加物使用基準リスト
  8. ^ Black Oxide FAQ - EPI - Electrochemical Products, Inc
  9. ^ a b F.A.Cotton、G. Wilkinson、『無機化学』、原書4版、培風館、p. 748、1973年 ISBN 4-563-04193-9
  10. ^ R.B.Heslop、K.Jones、『無機化学』、東京化学同人、p.794、1978年

外部リンク

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