長延寺
東京都杉並区和田一丁目にある寺院
長延寺(ちょうえんじ)は、東京都杉並区和田一丁目にある曹洞宗の寺院。山号は萬昌山(ばんしょうざん)。
長延寺 | |
---|---|
![]() | |
所在地 | 東京都杉並区和田一丁目44番24号 |
山号 | 萬昌山(ばんしょうざん) |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 文禄3年(1596年) |
開山 | 喚英長応 |
開基 | 成瀬正成、今川直房 |
正式名 | 萬昌山長延寺 |
別称 | ぼたもち寺 |
法人番号 | 5011305000365 |
かつては江戸市ヶ谷に所在した寺で、旧地には市谷長延寺町という地名が残る。境内に「ぼたもち地蔵」があり、「ぼたもち寺」の別称がある。
歴史
編集施設・史跡
編集
●牡丹餅地蔵
次のような伝承から、子授け・子育ての信仰を集める。
寺が市ヶ谷にあったころ、門前の桶屋の夫婦が地蔵に願掛けをしたところ、子を授かった。しかし、母子は産後の肥立ちが悪く危険な状態にあった。父が再び願掛けをすると、地蔵は小僧に姿を変えて牡丹餅を与えた。この牡丹餅を食べた母は回復して乳の出もよくなり、子も元気に育ったという[1]。
●墓地
●土肥黙翁・土肥霞洲父子︵ともに儒者︶の墓
●鈴木重胤︵国学者︶の墓
●杉浦梅潭︵幕臣・漢詩人︶の墓
●木村荘八︵画家︶の墓
アクセス
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 今川家歴代の墓石は移転時に行方不明になったらしく、現在今川氏の墓石は2基のみが確認できる。
出典
編集参考文献
編集- 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年