足利氏に仕えた高氏の一族。足利直義と対立した伯父の高師直が一時執事を辞職した際、足利尊氏に後任の執事に任命された。のちに師直が復権すると再び師直が執事に返り咲く。まもなく観応の擾乱が勃発すると、師直・師泰と共に尊氏を擁し直義と戦ったが敗れた。尊氏と直義が和睦すると師直・師泰らと共に出家するが、上杉能憲らによって武庫川畔において、師直、師泰ら一族と共に、殺害された。享年不明だが30代から40代くらい。師世を直接手にかけたのは長尾清景︵白井長尾家の祖︶とされている。
師泰・師世の後は師秀が継承し、高氏の血脈は保たれた。